電動工具を製造・販売する株式会社マキタ（本社：愛知県安城市）は、ブラシレスモーターを搭載した18V充電式バッテリーで動作するボードトリマ「CO181D」を、2020年7月から全国のマキタ取扱店を通じて販売します。
目次
新型の充電式ボードトリマ CO181D
電動工具を販売する株式会社マキタは、2020年7月に18Vバッテリーで動作する充電式ボードトリマ「CO181D」を発表しました。7月から全国のマキタ取扱店を通じて順次販売します。
CO181Dは、2014年に発売した充電式ボードトリマCO180Dの後継モデルで、ブラシレスモーターや無線連動AWSを搭載し使い勝手に重点を置いた新モデルです。
販売仕様はバッテリー・充電器・ケース付属の「CO181DRG」および本体のみ「CO181DZ」の2仕様で展開されます。
- CO181DRG 充電器DC18RF・バッテリーBL1860B・ケース付属 希望小売価格60,000円(税抜)
- CO181DZ 本体のみ 希望小売価格30,600円(税抜)
CO181Dの特徴「ブラシレスモーター搭載で作業性UP」
CO181Dでは、新たにブラシレスモーターを搭載し作業能率は約20%アップ・振動値は約25%低減と作業性が向上しているのが特徴です。
本体構造も大きく変わり、ブラシレスモーターのモーターシャフトと先端ビットを保持するスピンドルの一体化によって握りやすく疲れにくい「細径グリップ」になりました。
ブラシレスモーターや本体構造の変更により作業量が向上したのも特徴で、石膏ボード厚さ12.5mmの1充電当たりの作業量は約220mになり、従来モデルCO180Dの約88m1に対して約2.5倍の作業量UPを実現しています。
- LEDライト搭載
ビット先端部にLEDを搭載。暗い現場や影になる場所でも見やすい
- 工具レス切込み深さ調整
工具なしで切込み深さ調整可能なシュープレート
- ビット交換可能シュープレート
ビット交換用のスパナとして使用可能
- 防滴・防じん「アプト」
防滴・防じん構造を搭載。粉塵の発生する石膏ボード切断でも高い耐久性。
製品仕様
※改良点は太字
| 製品名 | CO181D | CO180D |
| 外観 |   |   |
| チャック孔 | φ3･6 | φ3･6 |
| 電圧 | 18V | 18V (14.4V：CO140D) |
| 1充電作業量 (石膏ボード厚12.5mm) | 約220m | 約88m |
| 回転数 | 32,000min-1 | 30,000min-1 |
| 寸法 | 331×79×117 | 313×77×118 |
| 重量(バッテリ含) | 1.6kg | 1.6kg |
| 定価 | 30,600円 (CO181DZ) | 29,100円 (CO180DZ) |
| 発売年 | 2020年 | 2014年 |
順当な性能向上モデル、無線連動AWSに期待大
CO181Dはブラシレスモーターを搭載して性能向上を実現した石膏ボードトリマです。順当に性能が向上しているので、新たに充電式ボードトリマを購入する場合であればCO181D一択になるでしょう。
最も注目されるのが、マキタの無線連動AWSに対応した点です。
従来のボードトリマ集塵では、小型集じん機VC350DやVC750Dを使用するのが通例でしたが、AWS対応によって集じん機側の電源操作が不要になるので、使い勝手は大きく向上しています。少し要望を言えばVC867DZは大きすぎるのでVC350DサイズのAWS対応集じん機も展開してほしいところでしょうか。
販売価格的は同価格帯のAC電源方式のマキタ 3706BSKと同じになると予想されます。選定のキーポイントは、マキタ18V製品を持っているか・AWS対応集じん機を持っているか・現場の移動が多いか、など実使用的な部分になります。初期費用的には3706BSKの方が安上がりになるので、使用する環境や実際の作業量などで選ぶのがおすすめです。
別販売部品・アクセサリ・消耗品
ビット
アクセサリ・周辺機器
マキタ無線連動AWS ワイヤレスユニット
40Vmax 充電式集じん機（無線連動対応モデル）
18V×2本 充電式集じん機（無線連動対応モデル）
AC100V集じん機（無線連動対応モデル）
40Vmax 充電式背負集じん機（無線連動対応モデル）
18V×2本 充電式背負集じん機（無線連動対応モデル）
マキタ 18Vシリーズバッテリ
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充電器
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