電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2021年1月に40Vmaxシリーズの充電式レシプロソー JR002Gを発売する。希望小売価格は46,000円(税抜)。オービタルモードの搭載とブレード軌道の見直しによって切断スピードが約25%向上した。
目次
マキタ 充電式レシプロソー JR002G
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2021年12月に40Vmaxシリーズ 充電式レシプロソー JR002Gを発売します。 希望小売価格は46,000円(税抜)
オービタルモードの搭載により木工切断スピードを約25%向上し鋼管の切断スピードも約50%向上によって、充電式レシプロソーとして「世界最速」を掲げているのが特徴です。
カウンターウェイト構造により振動値も従来モデル約50%低減を実現し、高耐久スライド構造への設計見直しによって耐久性も向上しています。
販売仕様は、バッテリー充電器セットのJR002GRDXと本体のみのJR002GZの2仕様で展開します。
- JR002GRDX バッテリBL4025×2本・充電器DC40RA・ケース付属 希望小売価格90,800円(税抜)
- JR002GZ 本体のみ 希望小売価格46,000円(税抜)
製品仕様 (前機種 JR001G比較)
製品名 | JR002G | JR001G |
---|---|---|
外観 |
||
木材切断 | 255mm厚 | |
パイプ切断 | 外径130mm | |
無負荷回転数 | 0~3,000min-1 | |
ストローク長 | 32mm | |
クランク方式 | 横クランク | 縦クランク |
オービタル | 〇 | × |
防水防じん | IP56 | |
本体カラー | マキタブルー | |
重量 | 4.5kg | 4.2kg |
寸法 | 436×97×250mm | 457×88×233mm |
本体価格 | 46,000円(税抜) | 36,200円(税抜) |
販売年月 | 2022年1月 | 2019年12月 |
製品の特徴「オービタルモード搭載」
木工切断スピードを向上するオービタルモードの搭載によって、ブレードがオービタル(しゃくり)運動を行うようになり、木材の切断スピードが上昇しました。
鉄工切断作業においても切断スピードは約50%向上しており、現場の解体作業の作業効率を向上します。
カウンターウェイト搭載で振動値50%低減
カウンターウェイト構造搭載AVTで振動値を従来モデル比 約50%低減。スライダと逆方向にカウンターウェイトが動くことで振動を相殺します。
防じん防水保護等級 IP56に適合
防じん防水保護等級IP56に適合。粉じんの舞う作業場や屋外作業での急な雨天にも安心です。
HiKOKI CR36DAとの違い
マキタ JR002Gの競合製品は、2018年8月発売のHiKOKI コードレスセーバソーCR36DAです。
製品仕様的に同じようなスペックを備えており、価格設定からもJR002GはJR001Gの後継製品では無く、HiKOKI CR36DAの対抗製品になるようコンセプトされた製品と予想しています。
製品性能的にはJR002Gの方が後発製品なだけあって優位と予想されます。ただし実際の使い勝手の差は僅かなものとも予想されるので、手持ちのバッテリープラットフォームをそのまま使い続ける形でマキタ・HiKOKIそれぞれの大型レシプロソーを選ぶと良いでしょう。
製品名 | JR002G | CR36DA |
---|---|---|
外観 |
||
木材切断 | 255mm厚 | 120mm厚 |
パイプ切断 | 外径130mm | |
無負荷回転数 | 0~3,000min-1 | |
ストローク長 | 32mm | |
クランク方式 | 横クランク | |
オービタル | 〇 | 〇 |
防水防じん | IP56 | × |
本体カラー | マキタブルー | 緑 |
重量 | 4.5kg | 4.5kg |
寸法 | 436×97×250mm | 457×101×251mm |
本体価格 | 46,000円(税抜) | 48,000円(税抜) |
販売年月 | 2022年1月 | 2018年8月 |
JR002Gまとめ
マキタ 充電式レシプロソー JR002G
VOLTECHNO製品評価 (4 / 5)
オービタルモード搭載の大型レシプロソー
従来モデル | マキタ JR001G |
競合製品 | HiKOKI CR36DA |
- オービタルモードを搭載
- 切断スピードが向上
- 従来モデルより全長短縮
- 従来モデルよりも割高