
電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2026年10月に収納ケース マックパックⅡを発表した。前面のプレートをスライドするワンタッチ連結を採用し、従来のマックパックともラッチで連結できる。幅395×奥行き295mmのSystainer定型サイズで高さの異なるタイプ1~4を展開する。
マキタ マックパックⅡシリーズ
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2026年10月にマックパックⅡシリーズを発表しました。

マックパックⅡは、プレート式のワンタッチ連結を採用した新しいモジュール式のストレージです。ケースを重ねて前面のプレートをスライドすることで、複数のケースを積み重ねた状態で固定して運搬できます。
従来のマックパックによるSystainer仕様のラッチ固定構造にも対応しており、マックパックシリーズとの互換性がありマックパックシリーズのトロ―リやクーラーボックスとの装着にも対応します。
販売仕様は、高さ108mmのタイプ1 A-01415、162mmのタイプ2 A-01421、216mmのタイプ3 A-01437、324mmのタイプ4 A-01443の4種類で販売します。
- マックパックⅡ タイプ1 A-01415 高さ108mm/カタログ掲載価格6,000円
- マックパックⅡ タイプ2 A-01421 高さ162mm/カタログ掲載価格7,000円
- マックパックⅡ タイプ3 A-01437 高さ216mm/カタログ掲載価格8,000円
- マックパックⅡ タイプ4 A-01443 高さ324mm/カタログ掲載価格9,000円
マックパックⅡ 製品仕様
| 製品名 | マキタ マックパックⅡ タイプ1 A-01415 | マキタ マックパックⅡ タイプ2 A-01421 | マキタ マックパックⅡ タイプ3 A-01437 | マキタ マックパックⅡ タイプ4 A-01443 |
|---|---|---|---|---|
| 外観 | A-01415 | A-01421 | A-01437 | A-01443 |
| メーカー | マキタ | マキタ | マキタ | マキタ |
| 製品カテゴリ | ツールボックス | ツールボックス | ツールボックス | ツールボックス |
| 本体電源 | その他 | その他 | その他 | その他 |
| 発売日 | 2026年10月 | 2026年10月 | 2026年10月 | 2026年10月 |
| 収納システム・シリーズ | マックパックⅡ(MAKPAC II) | マックパックⅡ(MAKPAC II) | マックパックⅡ(MAKPAC II) | マックパックⅡ(MAKPAC II) |
| 収納方式・製品種別 | 上開き収納ケース | 上開き収納ケース | 上開き収納ケース | 上開き収納ケース |
| モジュールサイズ | タイプ1 | タイプ2 | タイプ3 | タイプ4 |
| 収納物の最大荷重 | 比較対象内の最大値:20 kg | 比較対象内の最大値:20 kg | 比較対象内の最大値:20 kg | 比較対象内の最大値:20 kg |
| 上面積載荷重 | 比較対象内の最大値:200 kg | 比較対象内の最大値:200 kg | 比較対象内の最大値:200 kg | 比較対象内の最大値:200 kg |
| 外寸(幅×奥行×高さ) | 395×295×108mm | 395×295×162mm | 395×295×216mm | 395×295×324mm |
| 外寸・幅 | 395 mm | 395 mm | 395 mm | 395 mm |
| 外寸・奥行 | 295 mm | 295 mm | 295 mm | 295 mm |
| 外寸・高さ | 108 mm | 162 mm | 216 mm | 324 mm |
| 車輪 | なし | なし | なし | なし |
| フタ・開閉方式 | 上開き | 上開き | 上開き | 上開き |
| 運搬ハンドル | 折り畳みハンドル | - | - | - |
| 連結方式・対応システム | Ⅱ同士はケース上下の凹凸部を合わせ、前面プレートを上にスライドして連結。従来マックパックとの連結はラッチで固定(プレート固定不可)。 | Ⅱ同士はケース上下の凹凸部を合わせ、前面プレートを上にスライドして連結。従来マックパックとの連結はラッチで固定(プレート固定不可)。 | Ⅱ同士はケース上下の凹凸部を合わせ、前面プレートを上にスライドして連結。従来マックパックとの連結はラッチで固定(プレート固定不可)。 | Ⅱ同士はケース上下の凹凸部を合わせ、前面プレートを上にスライドして連結。従来マックパックとの連結はラッチで固定(プレート固定不可)。 |
| 適用製品・品番 | スポンジ内材A-60595(30mm)・A-60604(50mm)は使用不可。 | - | - | - |
| 使用温度範囲 | −20~50℃ | −20~50℃ | −20~50℃ | −20~50℃ |
製品の特徴
「積み重ねてプレートをスライド、ワンタッチで連結」

マックパックⅡは従来のラッチ固定構造から、プレートをスライドして連結する方式を加えたマックパックシリーズのマイナーチェンジモデルです
マックパックは前面と側面にある計4ヵ所のラッチを固定しなければいけませんでしたが、マックパックⅡではケースを重ねた後の固定操作を前面で行えるため、複数のケースを組み合わせる際に扱いやすい構造になっており、従来のマックパックシリーズよりもスタック時の作業性に優れているのが特徴です。
マックパックⅡ タイプ1 (A-01415)は側面ハンドルを搭載

マックパックⅡ タイプ1 (A-01415)は上部のハンドルのほかに前面部にもハンドルを搭載しているので、タイプ1ケース単体での持ち運びが容易になっています。
現行のマックパックシリーズとの連結に対応

マックパックⅡは従来マックパックシリーズとのラッチ連結にも対応しているので、これまで使用していたマックパックと組み合わせて積み重ねる使い方にも対応します。

マックパックシリーズのクーラーボックスやトロ―リ・カートにも装着可能です。

ちなみに、収納用のスポンジ内材には適合の違いがあり、30mmのA-60595と50mmのA-60604は、マックパックⅡタイプ1には使用できません。ケースの連結互換と、内部に入れるアクセサリの適合は異なっているため注意が必要です。

マックトラックとの互換性はなし

同じマキタのモジュール収納には、マックトラック(MAKTRAK)シリーズもありますが、マックトラックはケースをスライドして連結する方式を採用しており、マックパックⅡのプレート/ラッチ固定とは構造が異なっているため装着互換性はありません
マックパックⅡは従来のケースを活用して収納を増やすケース、マックトラックは収納形態や足回りまで含めて一式を組むケース、となっています
正直、ちょっと引いてしまう製品展開だがマキタは元来こういう企業
今回のマックパックⅡは、既存のマックパックのマイナーチェンジとなる製品です。
マックパックはSystainer規格の連結構造を備えたモジュール式ストレージですが、マックパックⅡでは、新たにマキタ独自のスライド連結構造を追加したのが大きな特徴となっています。
一応、現在の本家Systainerは、ラッチ固定構造に加えてT-Locと呼ばれるスライド固定構造を搭載しているのですが、マックパックⅡがT-Locに対応するかは現時点では不明となっています。製品カタログの写真を見る限りだとT-Locとは異なる固定構造に見えるため、互換性はないかもしれません。
さて、マキタのモジュール式ストレージと言えば、2026年10月に「ストイックに、ストロングに」のタグラインのもと、華々しくデビューしたMAKTRAKが注目を集めている状況ですが、その裏でマックパックのマイナーチェンジも進めていたのは正直、驚きの一言ではないでしょうか。
普通に考えれば、新型高機能のMAKTRAKシリーズに一本化にして、マックパックは少しずつフェードアウトしていくとも思うのですが、考えてみればマキタは40Vmaxを展開しても18Vシリーズを続け、スライド10.8Vを始めても差し込み式10.8Vを続けており、このあたりがマキタらしいというか、元来マキタは従来製品を残しつつ全方位的に突き進む余地を残す企業だったなと再確認できる製品となっています。
これが製品企画として効率的なのか、倉庫や営業所・販売店の面積が無限かと思っていないか、空箱と一緒に大量の空気をコンテナ船で運ぶことが良い事なのか、など余計なことも考えてしまうのですが、既存のマックパックユーザーにとって、手持ちのケースがすぐにお役御免とならないのはある意味でありがたい話だとも思います。
良い点を考えれば、マックパックⅡシリーズの独自装着構造によってSystainerの軛が緩み、全く新しい新型マックパックや、MAKTRAKとマックパックⅡの相互装着ケースが登場する可能性も出てきたので、そのあたりはむしろ既存のマックパックユーザーとしても喜ばしい製品と言えるのかもしれません。
マックパックⅡ まとめ

マキタ マックパックⅡ タイプ1~4
VOLTECHNO製品評価 
従来ケースを生かし、プレート操作で連結を手軽にする収納シリーズ
- プレート式ワンタッチ連結
- 従来マックパックと連結可能
- 幅と奥行きが全タイプ共通
- 従来型より価格が高い
マックパックⅡ タイプ1 A-01415
マックパックⅡ タイプ2 A-01421
マックパックⅡ タイプ3 A-01437
マックパックⅡ タイプ4 A-01443





