
電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2026年10月にツールボックス「MAKTRAK(マックトラック)」を国内発売した。北米マキタで2024年に展開が始まったシリーズで、日本国内ではキャリーケースをベースとする各種ボックスを展開する
マキタ モジュールストレージ MAKTRAK(マックトラック)
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2026年10月にモジュールストレージMAKTRAK(マックパック)シリーズを発売します。

MAKTRAKは、マキタ独自構造を採用したスタックできるタイプのツールケースです。2024年10月に北米マキタで先行販売が行われており、その2年後となる2026年に日本展開が正式発表されました。
各社、スタックできるタイプの独自ツールボックスを展開してきた中で、マキタもSystainer規格に準じるマックパックシリーズ展開を続けてきましたが、ついにマキタも独自のツールボックスの日本発売に乗り出しました。
販売仕様は、キャリー2種類、ツールボックス3種類、ツールオーガナイザー3種類とフタなしのツールコンテナ2種類で販売します。
ちなみに、ツールボックスB-5のA-00762とコンテナのA-01409・A-01390は今回は販売予告のみとなります。
MAKTRAK 製品仕様・国内ラインアップ
キャリーは引き出し式と上開き式の2種類
| 製品名 | キャリーツールドロワ タイプB-6 |
キャリーツールボックス タイプB-6 |
|---|---|---|
| 外観 | ![]() |
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| 部品番号 | A-00968 | A-00952 |
| タイプ | B-6 | B-6 |
| 容量 | 54L | 69L |
| 外寸 幅×奥行×高さ |
570×482×495mm | 570×479×495mm |
| 内寸 幅×奥行×高さ |
433×325×383mm | 496×340×410mm |
| 質量 | 18.7kg | 13.7kg |
| 上面積載荷重 | 114kg | 114kg |
| 開閉方式 | 前面引き出し | 左右両開き・フタ取り外し可能 |
| タイヤ径 | 229mm | 229mm |
| 伸縮ハンドル | 2段階/495~1,070mm | 2段階/495~1,070mm |
| 付属品 | トレイ・仕切り板 | トレイ |
| 標準小売価格 (税別) |
52,000円 | 45,000円 |
| 販売状況 | 国内発売 | 国内発売 |
このキャリーは、2026年9月に海外地域での販売が行われたMAKTRAKの新製品です。
キャリータイプの登場によって、日本市場を含む各海外市場へのMAKTRAK展開が積極的に行われるようになったものと想定しています。
- キャリーツールドロワ A-00968 タイプB-6/標準小売価格52,000円(税別)
- キャリーツールボックス A-00952 タイプB-6/標準小売価格45,000円(税別)
Bタイプのツールボックスは浅型18Lと大型58L
| 製品名 | ツールボックス タイプB-2 |
ツールボックス タイプB-5 |
|---|---|---|
| 外観 | ![]() |
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| 部品番号 | A-00778 | A-00762 |
| タイプ | B-2 | B-5 |
| 容量 | 18L | 58L |
| 外寸 幅×奥行×高さ |
562×389×161mm | 565×389×390mm |
| 内寸 幅×奥行×高さ |
494×338×109mm | 496×340×325mm |
| 質量 | 4.5kg | 7.2kg |
| 上面積載荷重 | 34kg | 45kg |
| 付属品 | 小物入れ2種類・計4個 | トレイ |
| フタ | 上開き | 左右両開き・取り外し可能 |
| 標準小売価格 (税別) |
19,000円 | 28,000円 |
| 販売状況 | 国内発売 | 近日発売予定 |
A-00778は高さ161mmの浅型で、工具を横に並べて収納する使い方に向くモデルです。近日追加のA-00762は容量58Lの大型で、深さのある収納と両開きのフタを備えます。
- ツールボックス A-00778 タイプB-2/標準小売価格19,000円(税別)
Bタイプのオーガナイザーは高さ85mmと161mm
| 製品名 | ツールオーガナイザー タイプB-1 |
ツールオーガナイザー タイプB-2 |
|---|---|---|
| 外観 | ![]() |
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| 部品番号 | A-00790 | A-00784 |
| タイプ | B-1 | B-2 |
| 容量 | 8.1L | 18L |
| 外寸 幅×奥行×高さ |
596×389×85mm | 562×389×161mm |
| 内寸 幅×奥行×高さ |
490×338×46mm | 494×338×109mm |
| 質量 | 2.9kg | 4.9kg |
| 上面積載荷重 | ― | 22kg |
| 付属品 | 小物入れ3種類・計11個 | 小物入れ3種類・計11個 |
| フタ | 透明・小物入れ取り付け可能 | 透明・小物入れ取り付け可能 |
| 標準小売価格 (税別) |
15,500円 | 21,000円 |
| 販売状況 | 国内発売 | 国内発売 |
薄型のA-00790は内寸高さ46mm、A-00784は109mmの薄型クリア蓋仕様です。
ビスや端子などの細かい部材を見渡しやすく収納や、深さのある小物入れにまとめる使い方で選べます。
- ツールオーガナイザー A-00790 タイプB-1/標準小売価格15,500円(税別)
- ツールオーガナイザー A-00784 タイプB-2/標準小売価格21,000円(税別)
半幅のCタイプは工具箱や小物収納
| 製品名 | ツールボックス タイプC-4 |
ツールオーガナイザー タイプC-2 |
|---|---|---|
| 外観 | ![]() |
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| 部品番号 | A-00946 | A-00809 |
| タイプ | C-4 | C-2 |
| 容量 | 19L | 8.5L |
| 外寸 幅×奥行×高さ |
280×389×315mm | 279×389×161mm |
| 内寸 幅×奥行×高さ |
212×338×265mm | 213×338×112mm |
| 質量 | 3.6kg | 2.6kg |
| 上面積載荷重 | 34kg | ― |
| 付属品 | トレイ・仕切り板 | 小物入れ2種類・計5個 |
| 特徴 | 収納式ハンドル トレイの一時掛けに対応 |
透明フタ 小物入れをフタに取り付け可能 |
| 標準小売価格 (税別) |
19,000円 | 14,000円 |
| 販売状況 | 国内発売 | 国内発売 |
CタイプはBタイプの半分の基本面積を使うケースです。
例えば片側に深型の工具箱、もう片側に小物収納を組み合わせれば、工具と部材を分けながらキャリー上のスペースを使えます。
- ツールボックス A-00946 タイプC-4/標準小売価格19,000円(税別)
- ツールオーガナイザー A-00809 タイプC-2/標準小売価格14,000円(税別)
フタなしコンテナは23Lと60Lを追加予定
| 製品名 | ツールコンテナ(23L) タイプB-2 |
ツールコンテナ(60L) タイプB-5 |
|---|---|---|
| 外観 | ![]() |
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| 部品番号 | A-01409 | A-01390 |
| タイプ | B-2 | B-5 |
| 容量 | 23L | 60L |
| 外寸 幅×奥行×高さ |
565×398×161mm | 565×398×390mm |
| 内寸 幅×奥行×高さ |
499×317×144mm | 499×317×375mm |
| 質量 | 2.2kg | 4.0kg |
| 上面積載荷重 | 23kg | 23kg |
| フタ | なし | なし |
| 上部への連結 | 対応 | 対応 |
| 標準小売価格 (税別) |
― | ― |
| 販売状況 | 近日発売予定 | 近日発売予定 |
ツールコンテナは、フタを開けずに工具や資材を取り出せる収納です。
上部にもMAKTRAKを連結できる構造で、23Lと60Lの2種類を用意します。
製品の特徴
「積む・運ぶ・使うを組み合わせる工具収納」
MAKTRAKの特徴は、持ち運ぶためにケースを積むだけでなく、現場に着いてからの工具の取り出し方まで選べるツールボックスです。キャリー、工具箱、小物収納で役割を分け、作業に必要なケースを組み合わせます。

自分好みにカスタムできるツールボックス

取り付けは上下の位置を合わせてスライドする2ステップ。取り外す際はレバーを上げてスライドさせる方式で、必要なケースを分けて持ち出せます。
引き出し式なら上のケースを降ろさずに取り出せる

キャリーツールドロワA-00968は、収納部を前面に引き出して使うモデルです。
上にケースを積んだままでも下段の工具に手が届くため、現場で収納一式を展開せずに作業を始めやすくなります。
上開きのA-00952は、容量69Lと収納の広さが魅力です。左右どちらからも開けられるフタを取り外すこともでき、かさばる工具を上から出し入れする使い方に適しています。
どちらも直径229mmの大型タイヤと2段階の伸縮ハンドルを備えています。ケースを連結した状態での移動に対応しますが、積載は伸縮ハンドルの高さを超えないようにし、車載時には荷室内で固定する必要があります。
大型ラッチと紛失防止タグの収納部を装備
ツールボックスやオーガナイザーには握りやすいハンドルと大型ラッチを備え、南京錠の取り付けにも対応しています。ツールコンテナを除く各収納には紛失防止タグを入れる部分も設けており、市販のタグを使った管理が可能です。

ついに日本市場に登場したMAKTRAKシリーズ
今回のMAKTRAKシリーズは2024年10月に北米マキタで展開が始まった新型のツールボックスであり、2年経過した2026年に、ついに日本市場での展開が開始されました。
元々、MAKTRAKシリーズは北米地域で普及しているピックアップトラック積載に適したツールボックスとして展開が始まったため、ピックアップトラックが少ない日本市場での展開は見送られていました。
そんな中、先月のMD00000003のシリーズ拡充によって「日本市場でのMAKTRAKシリーズ展開も期待できる」と考えていたのですが、その翌月に本当に日本正式販売が行われるとは思いませんでした。
とは言え、MAKTRAKシリーズのコンセプトとしては、元々ピックアップトラックへの積載を強く意識したツールボックスだったのですが、今回の展開ではピックアップトラック向けのケースが無く、ツールボックス強みにも乏しいため、国内市場で先行しているミルウォーキー PACKOUTシリーズの数ある亜流に留まるツールボックスとなっています。

ツールボックスの需要に関しては、ミルウォーキー PACKOUTやタジマ セフシステムが一定の成功を収めた印象があり、売れ行きに関しては一旦の落ち着きを見せている印象があります。しかしながら。マキタユーザーの多さを背景とする日本国内における潜在的なツールボックス新規需要も相当数があると考えられます。
また、MAKTRAKシリーズは、今後のシリーズ拡充の動きも見られるため、今後の展開もある程度期待していいのではないかなと考えています。
惜しむべきは、筆者はミルウォーキー PACKOUTシリーズの購入を始めてしまったため、もう少し早く展開が行われていたら…と思ってしまうところでしょうか。
少し話は逸れますが、今回のMAKTRAKのカタログ表紙には「ストイックに、ストロングに。」のロゴが配置されています。
筆者の認識として、マキタは製品単品カタログに製品説明となるフレーズは挿入しても、この手のデザイン化されたタグラインを配置する例はほとんど無かったため、今後何かしらの形でこのタグラインを活用した広報活動が組まれるのではないかと予想しています。
憶測からの極めて個人的な偏見を含みますが、この手のキャッチーなフレーズによる展開は、HiKOKIの「UNLEASH the NEXT」や「MAKE MOVE GO.」、パナソニックの「EXENA」あたりを彷彿とさせるので、この先どうなってしまうのかなと思っています。

MAKTRAK まとめ

マキタ モジュールストレージ MAKTRAK
VOLTECHNO製品評価 
北米マキタで先行展開していたマキタ独自のツールボックス
- 積んだまま使えるドロワー仕様あり
- 大小のケースを組み合わせ
- 製品展開数にはまだ乏しい
- コストは若干高め
キャリーツールドロワ A-00968
キャリーツールボックス A-00952
ツールボックス A-00778
ツールオーガナイザー A-00790
ツールオーガナイザー A-00784
ツールボックス A-00946
ツールオーガナイザー A-00809
上段ボックス&仕切り板セット品 A-01188
仕切り板 A-01172















