電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2024年10月に40Vmaxシリーズの充電式ハンディソー MUC028G/MUC029Gを発売する。40Vmaxバッテリーの搭載により粘り強さが向上した。本体標準小売価格は37,800円(税別)から
目次
マキタ 充電式ハンディソー MUC028G/MUC029G
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2024年10月に充電式ハンディソー MUC028G/MUC029Gを発売します。
MUC028G/MUC029Gは、2022年10月に発売したマキタ充電式ハンディソーの40Vmaxバッテリー対応モデルです。
40Vmaxバッテリーによる放電性能の向上により、コンパクトサイズながらも粘り強いパワー感を実現しており、枝打ち作業から雑木切断まで幅広い作業に対応します。
製品仕様は、ガイドバー長100mmのMUC028Gと150mmのMUC029Gで展開します。
販売仕様は、バッテリー充電器が付属するMUC028GRD/MUC029GRDと本体のみのMUC028GZ/MUC029GZで販売します。
- MUC028GRD 本体のみ 希望小売価格72,900円(税抜)
- MUC028GZ 本体のみ 希望小売価格37,800円(税抜)
- MUC028GRD 本体のみ 希望小売価格75,500円(税抜)
- MUC028GZ 本体のみ 希望小売価格40,400円(税抜)
製品仕様
製品名 | MUC028G | MUC029G |
---|---|---|
外観 | ||
ガイドバー刃長 | 100mm | 150mm |
チェーンスピード | 8m/s | |
チェーン形式 | 80TXL-26E | 80TXL-32E |
オイルタンク | 55mL | |
バッテリー | 40Vmax | |
重量 | 2.0kg | 2.1kg |
寸法 | 425×95×255mm | 474×95×255mm |
本体価格 | 37,800円(税抜) | 40,400円(税抜) |
販売年月 | 2024年10月 | 2024年10月 |
製品の特徴
「40Vmaxバッテリー対応で粘り強さが向上」
MUC028G/MUC029Gは、充電式ハンディソーの40Vmaxバッテリー対応モデルです。
40Vmaxバッテリーによる放電性能の向上により、コンパクトサイズながらも粘り強いパワー感を実現しており、枝打ち作業から雑木切断まで幅広い作業に対応します。
クイック脱着フック(別売)でカラビナ等に片手で脱着可能
カラビナなどに片手で着脱可能にする別売のクイック着脱フックも同時発売します。刃先を空だから離して吊るせるので、ホルスタを装着しにくい服装でも両手をフリーにできます。
クイック脱着フックはMUC028G/MUC029Gのみ対応します。
防水IPX4に適合
防水保護等級IPX4に適合。屋外作業での急な雨天時でも安心して使用できます。
そろそろ40Vmaxの軽量クラスを本格的に取り組んでほしいところ
今回の40Vmaxバッテリー対応の充電式ハンディソーに関しては、造園・緑地管理関係のユーザーからの要望は少なくなかったと想定しています。最近は街中の緑地管理でマキタ40Vmax園芸機器を見かけることも増えており、そういう用途のちょっとした剪定作業で40Vmax充電式ハンディソーがあるとバッテリーを使いまわせて便利なのだと思います
さて、製品そのものとしては「40Vmaxバッテリー対応で粘り強さが向上」以外に言うことは無いのですが、この手のコンパクトサイズの製品を40Vmaxシリーズに加えた以上、積層セルの搭載などによるコンパクトサイズの40Vmaxバッテリーもそろそろ欲しいところです。
この辺りは、筆者の40Vmaxシリーズに対する個人的な解釈なのですが、根本的な考え方として40Vmaxバッテリーは18Vバッテリーのセルを組み替えただけで革新性に乏しいバッテリーです。さらに言ってしまえば、高出力用途にするなら必ずしも10S1P構成にする必要は無く、既存の18Vバッテリーと互換性を排したならば7S2Pや12S1P構成のようなバッテリー構成にしても良かったはずです。それを敢えて既存の18V電動工具の5S2P構成とセル本数が同じ10S1Pに拘り、インパクトやドリルなどの小型電動工具も意識した製品展開を行ったのであれば、40Vmaxシリーズと言えども18Vスリムバッテリーのような小型サイズのバッテリーの展開に注力するのも道理だと思っています。
このあたりはマキタ営業マンあたりも含めて「40Vmaxシリーズは高出力製品向け」の先入観を強く持ってしまっている印象もあるのですが、筆者の36Vバッテリーに対する認識は「40Vmaxは高出力”も”できるバッテリー」です。40Vmaxシリーズだからと言って高出力製品や大型製品に限った製品展開を行う必要はありません。
実際、40Vmaxのコンパクトサイズバッテリーを展開してしまうと、既存の18Vユーザーやスライド10.8Vユーザーからの不満は結構出てしまいそうなのですが、それでも尚、40Vmaxシリーズとしてごり押し気味な展開を行っていることも考えれば、そろそろ踏ん切りをつけて、小型電動工具から大型電動工具まで包括的にカバーするマキタの最新バッテリーシリーズとしての気概を見せてほしいと思うところでしょうか。
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2022年10月発売
2023年8月発売
2024年9月発売
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※林業、土木作業業、造園広義業等、業種に関わらずチェンソー下肢防護衣の着用が義務化されました。(2019年8月1日より)