電動工具を販売する株式会社マキタは、2020年3月に充電式集塵機「VC865DZ」「VC155DZ」「VC867DZ」「VC157DZ」の4機種を発売します。 今回の4機種は、従来モデルの18V×2シリーズの充電式集塵機のラインナップを一新させたマイナーチェンジモデルです。AWS搭載モデルやタンク容量を15Lまで増やしたモデルなどが展開され、マキタ充電式集塵機のラインナップを強化しました。
目次
マキタ充電式集塵機 4機種同時発売
電動工具を販売する株式会社マキタは、2020年3月に充電式集塵機「VC865DZ」「VC155DZ」「VC867DZ」「VC157DZ」の4機種を発売します。
VC865DZ, VC155DZは従来モデルVC862DZの後継モデルの乾湿両用の集塵機で、充電式でありながら吸込仕事率105Wを実現しています。
VC867DZ, VC157DZは従来モデルVC864DZの後継モデルの粉じん専用集塵機で、マキタの無線連動AWSに対応して吸込仕事率は75Wに向上しています。
どちらのモデルもタンク容量が増えた15L仕様が展開されており、充電式集塵機でありながら大量に粉じんやごみを吸込めるタンク容量を実現しています。
製品の特長「マキタ充電式集塵機のモデルチェンジ」
今回の4機種の同時発売によって、マキタ充電式集塵機のモデルチェンジが図られました。
これまでのマキタ充電式集塵機は、乾湿両用モデルのVC864DZと乾式専用無線対応VC862DZの2機種でしたが、この2機種のモデルチェンジと、タンク容量を増加した15L仕様も新たに追加して計4機種の製品ラインナップとなりました。さらに乾式専用静音モデルのドライクリーナーVC865DZも加えると5機種となります
最大吸込仕事率は最大105Wに上昇(乾式両用タイプのみ)
VC865DZ, VC155DZは前モデルのVC862DZの吸込仕事率85Wと比較して、20W増加の105Wを実現しており、約20%近い性能向上を実現しています。
乾湿両用モデルの充電器では、屋外で人の往来の多いエントランスや飲食店の店舗の清掃など、液体が入り混じった清掃を行う場合もあるため、吸込仕事率が高いのは大きな利点となります。
15Lの大容量タンク仕様が登場、充電式でも大容量
今回のモデルでは充電式集塵機としては最大容量となる15L仕様が展開されています。
タンクサイズが大きければ、ごみの多い場所やごみ捨ての頻度を減らせるので、広い場所での清掃作業で大きなメリットとなります。
製品仕様(HiKOKI集塵機比較)
※乾湿両用・無線連動非対応モデル
製品名 | VC865DZ | VC155DZ | RP3608DA |
外観 | |||
吸込仕事率 | 35-105W | 35-105W | 25-80W 300W |
方式 | 乾湿両用 | 乾湿両用 | 乾湿両用 |
無線連動 | × | × | × |
運転音 | 51-59dB | 51-59dB | 62dB |
最大風量 | 2.1m3/min | 2.1m3/min | 3.5m3/min |
集じん容量 | 8L | 15L | 8L |
電源 | 18V×2 | 18V×2 | マルチボルト36V |
寸法 | 366×334×368 | 366×334×421 | 382×331×369 |
重量 | 7.6kg | 7.8kg | 9.8kg |
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※粉じん専用・無線連動対応モデル
製品名 | VC867DZ | VC157DZ | RP3608DB |
外観 | |||
吸込仕事率 | 25-75W | 25-75W | 25-80W 220W |
方式 | 乾式専用 | 乾式専用 | 乾式専用 |
無線連動 | 〇 | 〇 | 〇 |
運転音 | 49-56dB | 49-56dB | 62dB(最大) |
最大風量 | 1.3m3/min | 1.3m3/min | 3.5m3/min |
集じん容量 | 8L | 15L | 8L |
電源 | 18V×2 | 18V×2 | マルチボルト36V |
寸法 | 366×334×368 | 366×334×421 | 382×331×369 |
重量 | 8.3kg | 8.5kg | 10.1kg |
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マキタ充電式集塵機 機能早見表
VC866DZ | VC867DZ | VC157DZ | VC865DZ | VC155DZ | |
吸込 | 乾式 | 乾式 | 乾式 | 乾湿 | 乾湿 |
タンク | 8L | 8L | 15L | 8L | 15L |
AWS | × | 〇 | 〇 | × | × |
吸込仕事率 | 90W | 75W | 75W | 105W | 105W |
運転音 | 49dB | 51dB | 51dB | 51dB | 51dB |
マキタの充電式集塵機モデルチェンジ、用途に応じた一台を
今回のマキタの集塵機の展開は、ユーザーの用途に合わせた様々な仕様の集塵機を揃えることで売上を上げる「製品ラインナップ戦略」に基づいたものと考えられます。
ラインナップには新たに15Lモデルも加わり、マキタ18V×2シリーズの連続作業時間の長さを活かせるモデルになりました。特に連動集じん対応のVC157DZなどでは、集じんを行ったあとの現場の片付けを行ってもまだ吸込みが可能な余裕のあるタンク容量となります。
他社品のHiKOKI RP3608DAは集じん能力の高い高性能なモデルで、パワーを必要とするユーザー向けの製品でした。それに対し今回のマキタ充電式集塵機は、ユーザーの需要に応じたさまざまなラインナップを揃えたのが特徴と言えます。