ミルウォーキーツール・ジャパン合同会社(本社:東京都板橋区)は、2021年9月13日(月)よりM18™ボードトリマー(M18 BCT-0B APJ)の日本正式販売を開始する。全長227mm, 0.84kgのコンパクト設計で携帯性に優れ、狭いスペースでのスムーズな作業性を実現しているのが特徴。
目次
ミルウォーキー M18ボードトリマー M18 BCT
ミルウォーキーツール・ジャパンは、2021年9月13日(月)よりM18™ ボードトリマー M18 BCT の日本正式発売を開始します。
M18™ ボードトリマは、石こうボードの窓抜き・切断作業に使用する電動工具です。往復震動で石こうボード切断の電動工具と異なり、ビットの回転によって切削切断を行うため、曲線切断のような自由度の高い窓抜き切断が可能です。
無負荷時の最大回転数は28,000回転/分で、バッテリープラットフォームにはM18を採用しています。独自のエアフロー構造により、作業者にかかる粉じんを最小限に抑えているのが特徴です。
販売仕様は本体のみの M18 BCT-0B-APJ で販売します。
- M18 BCT-0B-APJ 本体のみ 販売価格16,000円(税抜)
製品仕様
製品名 | M18 BCT |
無負荷回転数 | 28,000回転/分 |
コレット径 | 3.1mm, 6.3mm |
バッテリー | M18 |
重量 | 0.84kg(バッテリー含まず) |
寸法 | 全長 227mm |
製品の特徴「取り回しに優れた全長227mmボディ」
M18ボードトリマは石こうボード施工時の窓抜きや切断作業を行うための切削工具です。通常のトリマと異なり片手で扱える取り回しやすい細身のボディが特徴です。
全長は227mmと業界トップクラスの最短構造を実現し、本体重量も0.84kgと1kgを切る軽量ボディを実現しています。
マキタ 充電式ボードトリマ CO181Dとの違い
ミルウォーキーM18ボードトリマの競合になるのは、マキタの18V充電式ボードトリマ CO181Dです。
性能的な面だと、2016年発売のM18ボードトリマに対し、2020年発売のマキタCO181Dは年数分性能向上が進んでおり、回転数・モーター構造・無線連動などの性能な面において全てマキタが優勢です。
性能的にはミルウォーキーのM18ボードトリマは見劣りしますが、それ以外の部分ででも利点はあり「全長が短く、大容量スリムバッテリーM18™ 3.0AH パワーブーストバッテリーが使える」「販売価格が安い」などは優位点です。
製品名 | M18 BCT | CO181D |
外観 | ||
無負荷回転数 | 28,000回転/分 | 28,000回転/分 |
コレット径 | 3.1mm, 6.3mm | 3mm, 6mm |
モーター | – | ブラシレス |
集じん連動 | × | AWS |
バッテリー | M18 | マキタ18V |
重量 | 0.84kg(バッテリー含まず) | 1.6kg(バッテリー含) |
寸法 | 全長 227mm | 311×79×117 |
販売年月 | 2016年 | 2020年7月 |
価格 | 販売価格:16,000円(税抜) | 実売価格:25,000円(税抜) |
価格とコンパクトさは優位だが、性能・ラインナップではマキタ優勢
性能と価格のバランスで考えれば優れたボードトリマーのM18ボードトリマーですが、現在のミルウォーキーツールジャパンの取り扱うM18シリーズをまとめて考えると内装系の電動工具が少なく、機能とラインナップ数で攻勢をかけているマキタ製品を避けてまで本製品を選ぶかは少し難しい所でしょう。
ここ最近の傾向としても、無線連動を活用した集じん機を接続して粉じんを発生させない作業方法にシフトしつつあるので、AWSを搭載するマキタCO181Dと比べると機能面でも若干の物足りなさを感じます。
ミルウォーキーブランドの製品を石こうボード関連の作業に使用するのであれば、丸ノコや集じん機のシリーズラインナップが拡充されるまで様子見としたいところです。
M18 BDC6まとめ
ミルウォーキー M18ボードトリマー M18 BCT
VOLTECHNO製品評価 (3.5 / 5)
石こうボードの窓抜き・切断を行う切削工具。M18バッテリー対応
- 全長が短く取り回しに優れている
- 販売価格が安い