作業工具を製造・販売する株式会社ツノダ(本社:新潟県燕市)は、2023年3月にF型接栓ソケット FS-5Cを発売する。F型接栓の挿入作業に対応し蝶ネジ締結やスパナ機能の3つの作業を可能にする。標準小売価格は3,250円(税別)
目次
ツノダ F型接栓ソケット FS-5C
作業工具を製造・販売する株式会社ツノダ(本社:新潟県燕市)は、F型接栓ソケット FS-5Cを発売します。
FS-5Cは、世界初のF型接栓の挿入機能を持つソケットビットです。ビットを握ってF型接栓を挿入できるので確実な作業が可能で、挿入状態を見れる確認窓付きなので作業ミスも防ぎます。
挿入作業以外にも、分配器の取り付けに使う蝶ネジ回しや分配器の狭ピッチに使えるスパナとしても活用できます。
販売仕様は、パッケージ封入の1本単位で販売します。
- FS-5C 希望小売価格3,250円(税抜)
FS-5C製品仕様
製品名 | FS-5C |
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外観 | |
取付ビット径 | 六角6.35mm |
重量 | 58g |
全長 | 97mm |
本体価格 | 3,250円(税別) |
販売年月 | 2023年03月 |
製品の特徴
「世界初のF型接栓作業用ソケット」
FS-5CはF型接栓を同軸ケーブルに挿入する作業に使うソケットビットです。
同軸ケーブルにF型接栓を差し込む作業は素手でもできますが、指先に力を入れる必要があるので寒い時期のケーブル硬い時などは作業効率が悪くなってしまいます。そんな時でもFS-5Cの先端にF型接栓をはめて押し込めば作業を完了できるので、余計な力が不要で確実な作業を行えます。
ちなみに、このソケットビットのF型接栓作業は同軸ケーブルに差し込むためのもので、F型接栓を機器に締結するものではないので注意が必要です。
電動ドライバーで蝶ネジを素早く締結
屋外に取り付けする分配器(ブースター)の取り付けに使う蝶ネジの締結にも対応します。電動ドライバーを使えば効率的な素早い締付け作業が行えます。
分配機の狭ピッチにも対応するスパナ機能
ビット側面の確認窓を使ったF型接栓用のスパナとしても活用できます。
ピッチの狭い分配器にも差し込んで回せるので、確実な締結作業を実現します。
電動ドライバを使うのは蝶ネジ回しのみなので注意
このビットを初めて見た時、F型コネクタを機器に取り付ける時に回すビットなのかな?と思ってしまったのですが、あくまでもこのソケットビットの用途は同軸ケーブルにF型接栓を取り付ける時に押し込むための作業工具です。
初見だと名前で勘違いしそうなソケットビットなので、このビットを人貸すときなどには使い方を教えてからの方が良さそうです(F型コネクタを締結するビットだと思われて作業されると大変なことになるかもしれません)
特殊工具なので価格は少し高めですが、この手の工具類は一度買ってしまえば基本的に買い替えることはないので、生涯にわたって使える工具だと思えば買ってみるのも十分アリかもしれません。
使おうと思えば普通の六角ボルト用のソケットビットとして使えないこともなさそうですが、側面に穴が開いている構造で耐久性は高くなさそうなので18Vインパクトドライバ等の打撃が強い締結工具で使うのは避けたほうが良さそうです。ちなみに、公式のアナウンスでは六角ボルトに使わないように警告しています。