ハンマケース開封の手順(マキタインパクトの場合)
ハンマケースの構造は製品によって異なります。低トルク・小型インパクトはハンマケースが無く、ミドルクラスのインパクトはハンマケース簡易封入になり、ハイエンドインパクトは封入式のハンマケースになっています。
今回するマキタTD170Dのインパクト分解には対角32mmの六角ソケットが必要です。
マキタインパクトのハンマケースは逆ネジで締め付けられているので、正転方向に打撃を加えて蓋を取り外します。
アンビルを押し込むとスピンドルが浮き出てくるので、スピンドルとアンビルを抜き取ってハンマケースの開封は完了です。アンビル交換や軸ブレの部品交換修理であれば分解はここで終了です。
ニードルベアリング採用のマキタインパクトなら、ピンセットを使ってニードルベアリングを取り外せます。軸受けにメタルやボールベアリングを採用しているモデルは、ハンマケースに圧入されているため分解できません。
次は、打撃部分の要であるハンマとスピンドルを分解します。