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2021年10月17日

マキタ MUB001CZ 充電式ブロワが発売、コネクタ接続専用の高出力園芸ブロワ

マキタ MUB001CZ 充電式ブロワが発売、コネクタ接続専用の高出力園芸ブロワ

電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2020年10月の道工具・作業用品の総合展 ツールジャパン2020で新型の充電式ブロワ MUB001CZを発表した。コネクタ接続専用モデルの充電式ブロワ、ポータブル電源ユニットの電源供給で使用する。2021年1月から販売開始。

マキタ、新型の充電式コード専用ブロワ MUB001CZを発表

電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2020年10月の道工具・作業用品の総合展「ツールジャパン2020」で新型の充電式ブロワ MUB001CZを発表した。2021年1月からマキタ取扱店で順次販売開始。

MUB001CZは、コネクタ接続で動作する充電式ブロワ。ポータブル電源ユニットからのコネクタ接続によって給電を受けるタイプの同構造の製品では充電式草刈機 MUR201CZが展開されている。

背負い式のポータブル電源ユニット専用設計にすることで、50mLの背負いエンジン式と同等のパワーを実現。連続使用時間は1時間~1時間半の作業量を実現する。

販売仕様は、本体のみのMUB001CZで販売。

  • MUB001CZ 本体のみ 希望小売価格43,000円(税別)

MUB001CZ 製品仕様

製品名MUB001C
最大風量17.6 m3/min
風速70m/s(最大) / 58m/s(平均)
電源40Vmax(ポータブル電源)
寸法960・1,010・1,060×295×180mm
防水防じんIP56
質量2.6kg
1充電使用量PDC1200時:約1時間30分
PDC01時:約28分

製品の特徴「コネクタ接続専用モデルで性能UP」

MUB001CZはマキタ園芸機器シリーズのコネクタ接続専用モデルです。コネクタ接続専用モデルとは、PDC01やPDC1200のようなポータブル電源ユニットのコネクタの接続に対応する製品で、スライドバッテリーの装着部が無くなり本体軽量の軽量化・長時間の連続稼働に対応するシリーズです。

これまで、コネクタ接続専用モデルは、充電式草刈機 MUR201CZとポータブル電源ユニットPDC01の組み合わせしかなかったものの、ツールジャパン2020の新製品発表によって、新たにMUB001CZとPDC1200が加わりました。

コネクタ接続専用モデルのMUB001CZは、18V×2シリーズの充電式ブロワMUB362Dと比較して最大風量は約25%向上、17.5m3/min・最大風速は20%増の68m/sの出力向上を実現。

本体へのバッテリー装着も不要なので、ブロワ本体のスリム化・軽量化も実現され、コード無し状態で質量2.6kgと軽量化しています。

ポータブル電源ユニット前提のモデルによって連続作業時間も伸び、トリガ操作に「無段変速クルーズコントロールレバー」を搭載。手からトリガーを離してもその時のトリガー引き量で固定できる機能が追加され、より快適にブロワ清掃作業が行えるようになりました。

作業シーンで選べる2つのモードを搭載

風量調整はハンドル部分のトリガーで操作可能。トリガ引き量に応じた操作で風量を調節できる無段変速モードと、トリガをさらに引いた時のブーストモードの2つの動作モードを搭載。

無段変速では0~15Nの間で風力を調整可能、クルーズコントロールレバーで風力の固定にも対応。

ブーストモードでは最大風量20Nで湿った落ち葉の吹き飛ばしにも対応、PDC1200装着時では約1時間の連続運転にも対応。

疲労を軽減する先端角度構造

先端を傾けたノズルの採用と持ち手の支点をグリップ部分に配置することで、手首にかかる負担を約40%低減。

大吸気口から風が一気に吹き抜ける構造で強力な風力を実現、ブーストモードでは最大風量17.6m3/minを実現。

コネクタ接続モデルは、エンジン・次世代バッテリまでの受け皿になるか

ツールジャパン2020のマキタ新製品は、大容量ポータブル電源ユニットPDC1200とコネクタ接続専用ブロワMUB001CZの2機種が発表され、全く予想していなかった製品シリーズが新たにマキタラインナップに加わりました。

コネクタ接続の製品は草刈機MUR201CZだけで終わると考えていただけに、今後のコネクタ接続モデル 3機種目・4機種目の追加も期待されます。

マキタがコネクタ接続の製品の展開を発表した背景には、バッテリー市場の動向が関係していると考えられます。2018年には全固体電池ブームによって市場の投機も白熱する事態が発生し、早期実用化も期待されていましたが、2020年現在では落ち着いており、先進LiBや次世代二次電池の実用化は遠い状態が続いています。

現在の園芸機器市場は、環境問題・排ガス規制に対応するため、バッテリー搭載機器への移行が進んでいます。

しかし、バッテリーの性能向上ペースは停滞が続いており、エンジン機器の受け皿としては容量・出力共に性能不足な面も目立つため、バッテリーの性能向上が待望されています。しかし、現時点で次世代二次電池の実用化が先になると予測したマキタが一応の解決策としたのが「コネクタ接続モデル」なのかもしれません。

ツールジャパン2020で同時発表されたPDC1200を装着すれば、バッテリー式でもエンジン式の製品に近い出力と使用時間が実現できます。エンジン工具と比べてメンテナンスフリーとも言える使い勝手の良さ・軽量コンパクトな取り回しの良さも優れており、充電式園芸機器のメリットはより一層生かされる形になります。ただし、最大の欠点である初期コストの高さだけはエンジン工具に劣ってしまうため、このあたりの欠点をどのように解消するかがこの先の課題となるでしょう。

コネクタ接続方式最大のメリットは、本体が軽いこと・バッテリープラットフォームに依存し難いことです。バッテリープラットフォームに関しては、新たなバッテリープラットフォームが誕生してもコネクタ接続によって吸収できるので、コネクタ変換するアダプタでどんなバッテリーでも対応させることが出来ます。

マキタのコネクタ接続モデルのパテント防衛網とパテント戦略にも寄りますが、うまくいけばマキタ以外のメーカーからのコネクタ接続対応バッテリーパックの展開、さらにEV業界との連携も進めば、電気自動車からの給電動作対応など、ユーザーにとって嬉しい展開にも繋がります。今後のマキタがどこまでビジョンを考えているか次第にもよりますが、期待の製品シリーズ展開が始まるのかもしれません。

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