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2022年10月17日

yeediモップステーション、モップも自動で洗浄してくれるロボット掃除機

yeediモップステーション、モップも自動で洗浄してくれるロボット掃除機

ロボット掃除機の開発・販売するロボット掃除機専門ブランドYEEDI TECHNOLOGY LIMITED(本社:香港)のモップ洗浄一体型ロボット掃除機「yeediモップステーション」プロジェクトが7月13日(火)から開始しました。クラウドファウンディングサイトMakuakeで08月30日まで最大25%OFFで応援購入できます。2021年10月からAmazonで一般販売開始。

水拭き清掃を全て自動化「yeediモップステーション」

今回紹介するのはYEEDI TECHNOLOGY LIMITED(本社:香港)のロボット掃除機 yeedi(イーディ)モップステーションです。水ぶき清掃に特化した全自動のロボット掃除機です。

自動でごみ集じんや水拭きを行ってくれるのはもちろん、水拭き後には「モップ洗い→すすぎ→乾燥」を自動で行う機能まで備えるロボット掃除機です。定期的にモップを清掃してくれるので常に清潔な水拭き清掃を実現します。

※当記事で紹介するyeedi モップステーションはクラウドファンディングサンプル品です。実際の製品とは異なる場合があります。

yeedi モップステーション製品仕様

製品名DVX46
動作モード水ぶき・吸引
吸引力静音:200pa
標準:600Pa
最大:1,200Pa
ディープクリーニング:2,500Pa
動作音76dB以下
モップがけ圧力10N(約1kg)
水タンク容量本体タンク:200mL
ステーション:3.5L×2(給水・排水)
洗剤使用可(yeedi専用品のみ)
連続稼働時間最大180分
連続作業面積約103畳(170㎡)
バッテリー容量5,200mAh
センサー落下防止 / 衝突防止 / フロアトラッカー / カーペット検知
移動方法ビジュアルマッピング
無線LAN2.4GHz (802.11 b/g/n)
音声アシスタントAmazon Alexa, Google Home, yandex Alice
カラーホワイト
寸法ロボット掃除機 :344×344×85mm
ステーション:411×382×430mm
重量ロボット掃除機 :3.83kg
ステーション:7.85kg

YEEDI TECHNOLOGY LIMITED 企業概要
・代表者:David Cheng
・事業内容:スマートライフロボット掃除機の企画・販売
・所在地:5-19 Jardine’s Bazaar, Causeway Bay, Hong Kong, Room 1202, Capitol Centre,
・設立:2019年10月
・URL:https://us.yeedi.com
・Twitter:@yeedi4
・Facebook:yeedi
・YouTube:@yeedi.japan

yeediモップステーションの特徴「水拭き清掃の全自動化」

yeediモップステーションは水拭き清掃に対応するロボット掃除機ですが、実は水ぶきができるロボット掃除機それ自体は珍しくありません。

これまでの水拭きロボット掃除機と異なり、yeediは「水拭き清掃の全自動化」を実現している点です。

ステーションに内蔵された貯水タンクでモップをこまめに自動洗浄するので、「モップ洗い→すすぎ→乾燥」を全て自動で行うオールインワン機能によって常に綺麗な状態のモップを保つことができます。

水拭き前と水拭き後に最低2回洗浄して、清掃後は送風機で自動乾燥までしてくれるので、モップの雑菌が繁殖したり臭いを気にすることもありません。

パワフルな吸引モーターでゴミも集じん

yeediモップステーションはごみを集じんする吸引機能も備えています。

Nidec社のブラシレスモーターの搭載による1分間2万回転もの強力モーターを搭載しています。毛詰まりが発生し難い全樹脂メインブラシと合わせ微細なホコリも瞬時に吸引します。

吸引力は4段階調節の最大2,500Pa。検知センサーによってカーペットを検出したら自動で最大吸引力に変更する細かなカスタマイズ設定にも対応します。

本体装着のサイドブラシによって壁際の汚れもしっかり吸引吸引するので、いつでもゴミ・汚れの無い清潔な床を実現できます。

yeediのセッティング&レビュー

ここまでyeediの基本的な製品仕様について解説したので、実機の簡単な使い方とレビューをお伝えします。

モップステーションを準備

準備の手順を簡単に解説します。

ステーションのカバーを開けると青色と黒色の2本のタンクが内蔵されています。青いタンクが給水タンクなので、タンクを取り外して水を規定量まで入れましょう。

水タンクのカバーもしっかり固定しないと外れてしまうので、蓋を確実に閉めてからステーションに差し込みます。水タンクには約3.5Lの水が入り重くなるので持ち運ぶときは注意しましょう。

次にロボット掃除機本体を裏返してモップとブラシを装着します。

モップは差し込むだけで固定できるツールレス装着なので工具は要りません。

ブラシも同じように装着します。一般的なロボット掃除機と異なりブラシは一カ所なので1個差し込めばOKです。

ちなみに、モップを外してブラシだけの状態で清掃をスタートすると「吸引モード」に切り替わります。カーペットやマットなど布素材の集じん作業だけを行う場合にはモップを外しましょう。

操作はアプリが基本、始動だけなら本体操作もOK

yeediの操作は専用アプリ「yeedi」から行います。

下のリンクからアプリをインストールできます。yeediとの接続にはWi-Fiとインターネット環境が必要なので無線LANの接続パスワードも準備しておきましょう。

yeedi

yeedi

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アプリを使うにはユーザー登録を行います。登録したメールアドレスとパスワードでログインしたら初期セットアップを始めます。

接続方法はアプリ上で分かりやすく解説してくれるので、画面に表示される手順に従うだけで簡単にセットアップできます。

アプリでは、清掃開始の操作やアナウンス言語設定・モップブラシの消耗情報などさまざまな情報を確認できます。

マッピングが完了すれば、部屋のエリアを指定して部屋ごとの清掃モードを切り替えたり、清掃を始める時間をタイマーで指定したりと動作の細かなカスタマイズもできます。

アプリを使わなくても清掃は可能ですが、ステーションボタンに搭載されているシンプルな操作しかできないので、ほとんどの機能が制限されてしまいます。

ステーション本体の操作ボタン。スマホを使わなくても操作できるが、ブラシ清掃・清掃・ホームの3操作しかできない。

ちなみに、yeediはAmazon EchoやGoogle Homeなどの音声アシスタントの接続にも対応しているので、スマートスピーカーを使えば音声で清掃を開始できます。

水拭き開始!モップ清掃して初めてわかる床の汚れ

yeediのセッティングも終わったので、早速水拭きを始めてみます。初回はマッピングしながら清掃するので、少し長めの清掃時間が必要です。

清掃を開始するとステーションのポンプが駆動して水の給水が始まります。ポンプの音が意外と大きいのでびっくりします。

給水が始まると排水タンクに水が噴出します。恐らく給水タンクからロボット掃除機・排水タンクまで繋がっていて、排水タンクをポンプで減圧することで水を供給する仕組みになっているためと考えられます。

水の給水が終わるとロボット掃除機が動き出します。

水拭きしたすぐ後ろを触ってみると思ったよりも濡れていてしっかりと水拭きしているようです。

水量調整「中」の水拭きだと、普通に雑巾がけしていたような感じで床が濡れます。数分もすれば乾く程度なので、フローリングの劣化などはそこまで気にしなくても良さそうです。

一定の範囲を清掃すると清掃を中断してステーションに戻ってモップの洗浄が始まります。全ての部屋の清掃が終わるまで清掃→モップ洗浄を繰り返しながら動作が続きます。

モップの洗浄後は清掃を中断した場所から再開してくれるので、汚れたモップで清掃して床を汚してしまうことはありません。

モップの洗浄が終わったタイミングで排水タンクを取り出して、どれくらい床が汚れていたのか見てみます。

排水タンクの水が思った以上に濁っていたのでビックリです。日常的に掃除機をかけていたので「そこまで汚れていないだろう」と思っていただけに、掃除機だけでは取れない汚れに驚きです。

給水タンクの水と比較してみると透明度がまるで違う。

清掃した部屋は2部屋と若干広く充電が不十分だったのもあって途中でバッテリー残量不足になって充電モードに移行してしまいましたが、充電完了後に同じ位置からマッピング&清掃を再開してくれました。

集じんごみは本体のダストボックスを外して廃棄

モップ水拭きに注目してしまいがちですが、yeediはブラシ吸引のごみの集じんも行っています。

吸引したごみはステーションに戻っても処理されないので、ロボット掃除機本体からダストボックスを取り出して定期的に捨てる必要があります。

yeedi本体後方の取り外しレバーを引いてダストボックスを外します。

本体側の給水タンクと一体化しているダストボックス。青色の部分を外してそこから水を入れることもできる仕様になっています。

取っ手を持ち上げるとダストボックスが外れます。

赤いレバーを押し込むと蓋が外れてゴミを取り出せます。そのまま中身はゴミ箱に捨ててしまいましょう。

yeedi外観ギャラリー

映像から部屋の間取りを把握するビジュアルSLAMテクノロジー搭載のカメラ
ロボット掃除機側面の電源スイッチとリセットボタン
ロボット掃除機 裏側
駆動タイヤ
高さ8.5cmなのでベッドの下にも入ります
ステーション前面のカバーは取り外せます
カバーを外すと予備のモップや清掃用ブラシが収納可
排水タンク・モップ洗浄用タンク
給水タンクは蓋を開けなくても専用口があります。
ステーションのタンク装着部
ステーション裏側の電源ソケット部。余ったコードを巻ける構造が嬉しい。
ステーションの充電・清掃部
モップ清掃直後のステーション。水が残ってしまう場合があるので、気が付いたときに拭き掃除をしておこう。

消耗品やメンテナンスについて

水拭きとモップ清掃は全自動で行ってくれますが、タンクの廃水やフィルターの清掃は人の手で定期的に行う必要があります。

下の表にメンテナンスと消耗品の交換頻度目安を表します。

部品メンテナンス頻度交換頻度
クリーニングモップ3ヶ月に1度
洗浄タンク2週間に1回
綺麗な水タンク3週間に1回
排水タンク使用後毎回
サイドブラシ2週間に1回3~6カ月ごと
メインブラシ週に1回6~12カ月ごと
スポンジフィルター/高性能フィルター週に1回3~6ヶ月ごと
レーザー距離センサー
ユニバーサルホイール
落下防止センサー
バンパー
充電コネクタ
セルフクリーニングステーション
週に1回

yeediは洗剤にも対応していますが専用洗剤が必要です。今のところyeedi用洗剤の販売は未定です。

意外と汚れている床、水拭き自動化で綺麗な床を保てる魅力

これまでにも水拭き清掃に対応できるロボット掃除機は何種類かありましたが、今回のyeediモップステーションはその中でも別格の水拭き性能を備えています。

普段は掃除機や布ワイパーなどで掃除を行っていても、床には取り切れなかった汚れや微細なチリが付着しており、それを全自動で清掃できるyeediは正に革新的な製品と言えるでしょう。

これだけでも便利なんですが、より便利さを求めてしまう業と言いますか、モップ水拭きモードでは一回の動作ごとに水を交換しないといけないので、水道に繋げた自動給水や下水への自動廃水など水回りの完全自動化にも対応してほしいと思ったりもしてしまいます。

一般家庭の普段の使い方としては、モップを外した状態の吸引モードでゴミを集じんして、週に1回くらいのペースでモップを装着して水拭きを行うのが丁度良さそうな使い方になるしょうか。

チリやホコリ以外の細かい汚れを全自動で清掃したい方にとって必見のロボット掃除機です。

yeediモップステーションまとめ

yeediモップステーション

VOLTECHNO製品評価 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)

水拭き対応のロボット掃除機、モップ自動洗浄機能が特徴。Amazon販売ページで割引クーポン配布中(2022年10月~)

良い点
  • 清掃後にモップ自動洗浄
  • 回転+加圧モップで高い清掃性能
  • 吸引モード切替で集じんのみ動作可
  • 音声アシスタント対応
  • 2年間の品質保証
悪い点
  • 集じんしたゴミの廃棄は手動
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