ミルウォーキーツール・ジャパン合同会社(本社:東京都板橋区)は、2021年9月6日(月)よM18™ヒートガンの日本正式販売を販売する。同社のコードレスタイプのヒートガンでM18シリーズのリチウムイオンバッテリーに対応する。約7秒で作業温度まで到達し、さまざまな作業を効率的に進めることが可能。
目次
ミルウォーキー BHG M18ヒートガン
ミルウォーキーツール・ジャパンは、2021年9月6日(月)よりコードレスM18™ヒートガン(M18 BHG-0 APJ)の日本正式発売を開始しました。
M18™ヒートガンは、ミルウォーキーの18VリチウムイオンバッテリーシリーズM18に対応するコードレスのヒートガンです。高性能のモーター・バッテリー・hガン胴体の連動により約7秒で作業温度に到達する立ち上がりの高さを実現しています。
ヘッド長163mmのコンパクト設計とラダーフック付きで中脳性・携帯性にも優れており、自立設計によって両手を使った作業にも対応します。
連続使用時間は、約 18~20 分(5.0Ah バッテリー)、約 28 分(8.0Ah バッテリー)、約 38 分(12.0Ah バッテリー)。
販売仕様は本体のみのM18 BHG-0 APJで販売し、充電器・バッテリーは別売です。
- M18 BHG-0 APJ 本体のみ 販売価格16,000円(税抜)
製品の特徴「バッテリーで動くヒートガン」
M18ヒートガンはコードレスのヒートガンです。
一般的なAC100Vで動作するヒートガンと異なりリチウムイオンバッテリーで動作するので、電源コードの煩わしさがなくコンセントが取れない場所でもヒートガンを使った作業を行うことが可能です。
充電式ながら熱風温度も約470℃と電源コード式と同等の熱風が吹き出すので、熱収縮チューブやステッカー剥がしなどの作業にも対応できます。
京セラ 充電式ホットエアガン DHAG180との違い
充電式ヒートガンで競合となるのは京セラ DHAG180です。
ただし、ヒートガンはヒーターと送風機のみで構成されるシンプルな製品なので性能的な差異はほとんどありません。実用的な点を比較しても、どちらの製品を選んでも違いはありません。
ただし今回のM18ヒートガンに関しては、本体性能よりもアクセサリに大きな違いがあります。
M18バッテリーに3パラ構成バッテリーの12.0Ahがあるので、1充電当たりの作業時間は京セラDHAG180よりも長くできます。M18シリーズには2本充電器のデュアルベイ充電器もあるので、コストに目を瞑ればバッテリーを差し替えることで長時間の連続作業にも対応できます。
製品仕様 (京セラ DHAG180との比較)
製品名 | M18 BHG-0 APJ | DHAG180 |
外観 | ||
最大温度 | 470℃ | 500℃ |
風量 | 170L/min | 200L/min |
LEDライト | 〇 | 〇 |
フック | 〇 | 〇 |
バッテリー容量 | 2.0~12.0Ah | 1.5~6.0Ah |
付属ノズル | 先細・平・フック | |
重量 | 1.5kg(5.0Ah装着時) | 1.2kg |
寸法 | 全長163mm | 165×79×257mm |
充電式製品なので風量不足に注意
現在の充電式製品に関しては、以前充電式湯沸かし器についても解説した通り、現在のリチウムイオンバッテリーには直接熱を発生させる十分な容量がありません。そのため、電源コード式と同等の製品と同じような使い勝手とならない点に注意しましょう。
最も大きな違いになるのが「風量」です。一般的なヒートガンは500L/min前後の風量を搭載していますが、充電式ヒートガンに関しては半分以下の200L/min以下しかありません。
風量が少ないと、熱容量を必要とするパイプの曲げ加工や放熱性の高い板に対するステッカー剥がし作業などが効率よく行えないため、作業が進められない場合もあります。バッテリー残量が低下すると温度が安定しなくなる場合もあるので、充電式のヒートガンは電源コード式と同じように使えない点に注意しましょう。
M18ヒートガン まとめ
ミルウォーキー M18 BHG-0 APJ
VOLTECHNO製品評価 (4 / 5)
ミルウォーキーM18シリーズ対応のコードレスヒートガン
競合製品 | 京セラ DHAG180 |
- 大容量12.0Ahバッテリーが使用可能
- 使い勝手は電源コード式に及ばない