本記事は、SwitchBot様よりレビュー用サンプル品の提供を受けて構成しております。

SwitchBot 空気清浄機 Table

今回紹介する製品は、SwitchBotが2024年11月に発売する最新のスマート家電 SwitchBot 空気清浄機 Tableです。

空気清浄機 Tableは、上部にテーブルを搭載するスマート空気清浄機です。

空気清浄機能に加えて、サイドテーブル、ムードライト、ワイヤレス充電器の機能も搭載し、SwitchBotアプリによる連携動作によってスマホからのリモート操作やSwitchBotセンサーを使った操作にも対応しています。

搭載フィルタは粒子径0.1～30μmろ過効率99.97％ HEPAフィルタを採用する5層構造の強力な浄化システムを搭載により、ネコアレルゲン93.45%、除菌率99.99%、スギ花粉アレルゲン除去率98.03%を実現します。

製品仕様は、テーブル付属のSwitchBot 空気清浄機 Tableとテーブルの無いSwitchBot 空気清浄機の2仕様で販売しています。空気清浄機そのもののスペックは同じです。

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※ 在庫状況等の事情により、予定よりはやく終了する可能性あります。

製品仕様

製品名	空気清浄機 Table
外観
適用畳数	25畳
風量	強：5.5m3/min 中：4.6m3/min 弱：2.5m3/min 静音：0.6m3/min
消費電力	強：37W 中：22W 弱：8W 静音：3.5W
運転音	強：52dB 中：47dB 弱：34dB 静音：20dB
テーブルサイズ	290×420mm
ワイヤレス充電	Qi 15W
通信方式	2.4GHz WiFi+Bluetooth 4.2
動作電源	ACアダプタ(24V-3A)
ACアダプタコード長	1.8m
重量	4.8kg
寸法	テーブル：290×420×497.5mm 本体：250×250×497.5mm
本体価格	29,800円(税別)
販売年月	2024年11月

空気清浄機 Tableはテーブルを組み付けて完成

空気清浄機 Tableはテーブルが分離された状態で梱包されているので、本体とテーブルの組立が必要です。

テーブルを組付ける前に、LEDライトと無線充電を行うためのケーブルを接続します。

テーブルは空気清浄機本体に差し込んで回転すると固定できるようになっているので、はめ合わせて固定します。意外と位置合わせがシビアなので、目視でしっかりと確認しながら組付けます。テーブルの固定は左右からタッピングネジで固定して動かないようにします。

一応、当サイトは電動工具の情報サイトとしての側面もあるので気づいてしまった事なのですが、固定用プラスネジの頭サイズと付属プラスドライバのサイズが合っていないので、ネジ頭を舐めないように注意が必要しなくてはいけません。固定用ネジの頭はプラス#2なので、手持ちで#2プラスドライバがあればそちらを使った方が良いです。

フィルターはHEPAフィルタを含む3段構成＋マイナスイオン

SwitchBot 空気清浄機Tableは最小0.1μmから30μmまでの粒子を捕縛できるスペックを搭載しています。

具体的な除去率の目安としては、ネコアレルゲン93.45%、除菌率99.99%、スギ花粉アレルゲン除去率98.03%です。

フィルター構成はHEPAフィルタをベースとする脱臭フィルタとプレフィルタの3段構成になっています。目視では確認できないのですが本体内部にはマイナスイオン発生機も搭載し、500万以上の高濃度イオンで静電気のカットやウイルス・微粒子なども除去します。

フィルターカバーはマグネットで固定されるようになっていて、そのまま引っ張ると取り外せます。カバーが外れると自動的に本体動作が停止するので本体内部にホコリが浸入するのを防げるようになっています。

プレフィルターはマジックテープで丸ごと取り外せるので、水洗いも容易で衛生的です。

テーブルは充電機能付きのシンプルなウッド調楕円型

空気清浄機 Tableのテーブルはシンプルなウッド調楕円型で約5kgまで物を乗せられる仕様になっています。

テーブル部分にはライト機能も搭載し、点灯色はプリセットの10色の中から自由にカスタマイズできます。白色以外にも暖色系の色も設定できるので、リビングや寝室の常夜灯としても使用できます。また、オートモード動作時には空気の状態に応じて色を変化させる動作にも変更できます。

テーブルにはQiに対応する機器への給電機能も搭載し最大15W出力の無接点充電も可能です。無接点充電のAndroidスマートフォンやBluetoothイヤホン、iPhone8以降の機種ならテーブルに置くだけで充電できます。

ちなみに、操作後したあとは操作パネルも含めて数秒後に消灯状態になるので、寝る時に目の前に空気清浄機が置いてあっても眩しい、なんてこともありません。

ニオイセンサーによるVOC（揮発性有機化合物）の検出

空気清浄機 Tableにはニオイセンサーを搭載しているので空間内のVOCを確認できます。

VOCとは、アルコール、洗剤、化粧品、建材接着剤などから発生する揮発性の高い有機化合物の総称で、シックハウス症候群の原因とも言われています。VOCの状態はスマホアプリ上で確認できるようになっていて、動作モードをオートにしていれば自動的に風量を上げて30分で98.18%の異臭を除去する動作もできます。

小さいテーブルが部屋の真ん中に置ける空気清浄機の最適解だった

今回の空気清浄機は、シンプルに捉えれば空気清浄機とテーブルを掛け合わた製品になるわけですが、これはこれで結構と合理的な製品だと評価しています。

最初見た時は、「空気清浄機にテーブル？」とキワモノのような目で見てしまったんですが、原理的に空気清浄機は壁面や狭所に置くよりも部屋の真ん中に配置した方が効果が発揮されるので、テーブルを乗せることは空気清浄機の最適解とも言える製品なのかもしれません。

筆者宅では、主に寝室のベッド横に置くサイドテーブルとして使用しています。テーブルのおかげでリモコンやスマートフォンなどの小物をマットレス以外に置ける定位置ができたので、意外と良い感じに使用できています。

動作的に気に入っているのがSwitchBotアプリとの連係機能です。一般的な空気清浄機は雰囲気中の汚れや臭いを検知して自動的に強弱を自動的に切り替える仕様になっているのですが、SwitchBot空気清浄機であれば、アプリ上からスケジュール機能やセンサデバイスとの連携で動作も制御できるので、より生活リズムに即した運用も可能になっています。

例えば、筆者の場合だと就寝の3時間前に強モードで起動して寝室の空気清浄を行い、2時間経過したら静音モードに変わるよう設定しています。そして起床時間の2時間後にはOFFにするスケジュールにしています。こういう動作なら就寝中に急にホコリを検知して動作音で起きてしまうことが無くなるので良いと思っています。

ほかにSwitchBotならではの制御としては、人感センサなどを使って人のいる時だけモードを変える動作などにしても面白いかもしれません。

本製品には付加価値としてアロマケースも搭載しているので、そこにアロマオイルを垂らせばアロマディフューザーとしての使い方もできるのですが、正直その機能はどうなのかなと思っています。個人的な考えとしては空気を回しているうちにアロマオイルが吸着フィルターに吸着してしまうので、あまり使わない方が良いかもしれません。

価格的な位置づけとしては、25畳クラスの空気清浄機だと平均くらいの価格帯です。低価格ブランドの単機能空気清浄機よりは高く、ダイキン、パナソニックなどの加湿機能付き高機能空気清浄機よりは安い製品となっています。

細かい改良要望点としては、空気清浄機の高濃度マイナスイオン機能のON/OFFについてです。この機能はSwitchBotからのスケジュール機能では制御できず、アプリまたは本体からから直接操作する必要があります。放電状態によっては「ジジジ」と音がなってしまうので、就寝時には自動的にOFFにできればいいなと思っているので、いつかファームウェアのアップデートでスケジュールからも制御できるようになるのを期待しています。

総評として、SwitchBot空気清浄機はデザインや機能性の点で全体的に優れた空気清浄機です。

フィルター交換目安は活性炭フィルタが1年でHEPAフィルタが約2年なので、普通に使う分には全く問題ないのですが、今のところ予備フィルターの単品販売が行われておらず、消耗品周りの販売予定時期は2025年1月下旬なのでちゅいが必要です。ちなみに、販売予定価格はプレフィルター＋HEPAフィルター＋活性炭フィルター：3,980円（税込）、活性炭フィルター+プレフィルター：2,680円（税込）です。