
ボッシュ株式会社(本社:神奈川県横浜市)は、2026年10月1日にコードレスフィッシュテープ GFT 18V-30を発売した。30mの非導電通線テープを備え、最大33m/分の速度で送り出し・引き込みが可能。テープの送り出し長さを確認できるデジタル表示と、繊細なケーブルの破損を抑えるソフトモードを搭載する。標準小売価格は100,000円(税抜)。
ボッシュ コードレスフィッシュテープ GFT 18V-30
ボッシュ株式会社は、2026年10月1日にコードレスフィッシュテープ GFT 18V-30を発売しました。

GFT 18V-30は、プロ用18Vバッテリーを使用し、電線管内へのケーブル引き込みを補助する充電式の通線工具です。
フィッシュテープは、ケーブルを通す前に配管へ通しておく呼び線で、反対側まで送り出したテープにケーブルを接続し、テープを引き戻すことで配管内へ引き込みます。GFT 18V-30は、この送り出しと引き戻しをモーターで行える電動工具です。
本体にはブラシレスモーターと30mの非導電通線テープを搭載しており、手でテープを繰り出したり巻き取ったりする動作を電動化し、配電盤や天井まわりなどの通線作業を補助します。
販売仕様は、30mテープとショルダーストラップが付属するGFT 18V-30で、バッテリーと充電器は付属しない仕様っとなっています。
- GFT 18V-30 30mテープ・ショルダーストラップ付属/バッテリー・充電器別売 標準小売価格100,000円(税抜)
GFT 18V-30 製品仕様
| 製品名 | ボッシュ コードレスフィッシュテープ GFT 18V-30 |
|---|---|
| 外観 | GFT 18V-30 |
| メーカー | ボッシュ |
| 製品カテゴリ | 電動フィッシュテープ |
| 本体電源 | バッテリー / 18 V / ボッシュ プロ用 18V |
| 発売日 | 2026年10月1日 |
| 通線テープ長 | 30 m30mテープは標準付属 |
| 通線テープ材質 | 非導電通線テープ |
| 最大送り・引き込み速度 | 33 m/min |
| 送り・引き込み速度(範囲) | 0~33m/分 |
| 送り・引き込み方式 | 電動による送り出し・引き戻し。速度調整・ソフトモード搭載。 |
| モータ方式 | ブラシレスモータ |
| 本体のみの質量 | 7.3 kg |
| 本体寸法 | 575×450×213mm(幅×高さ×奥行) |
製品の特徴
「30mの通線作業を電動化する充電式フィッシュテープ」

GFT 18V-30は、電線管内へのケーブル引き込み作業を補助する充電式のフィッシュテープです。
テープの供給・引き込み速度は0~33m/分で、作業に合わせた変速に対応しており。自動送り・戻し機能も備えているので、手でテープを繰り返し送り込む動作や引き戻して収納する動作を効率化します。
内部には、テープの絡まりや詰まりを抑えるTapeRouteシステムを採用しており、引き込む力だけでなく、テープを本体内へスムーズに格納できる機能によって電動通線全体の作業性を高めています。
テープの送り出し長さをリアルタイムでデジタル表示

本体上部には、テープの送り出し長さがリアルタイムで表示できるディスプレイを搭載しています。
送り出した量を数値で把握できるので、配管の長さと照らし合わせながら進み具合を確認しやすい仕様になっています。
繊細なケーブルの引き込みに使うソフトモード

引き込むケーブルの破損を抑えるソフトモードを搭載。早さだけではなく、繊細なケーブルを扱う際に作業にも対応します。
360°回転・12段階調整のノズルとLEDライト

テープを送り出すノズルは360°回転し、12段階で角度を調整できます。
床に近い配管や頭上のボックスなど、挿入口の位置に合わせてノズルの向きを変えられます。
通線先にノズルを合わせることで、本体を無理な向きに構え続ける場面を減らしやすい構造です。先端付近にはLEDライトも備えており、暗い盤内や天井まわりの作業を補助します。

QuickChangeによるテープ交換に対応

テープ交換にはQuickChangeシステムを採用しています。テープを交換しやすい構造とすることで、通線具のメンテナンスにも配慮しています。
ミルウォーキー M18 FPFTとの違い
電動フィッシュテープの比較製品として挙げられるのが、ミルウォーキーのM18 FUEL FPFTフィッシュテープ です。

どちらのモデルも18Vバッテリーでテープの送り出し・引き戻しを行いますが、操作周りの機能には若干違いがあります。
GFT 18V-30の特徴としては、ディスプレイによって作業量を確認できる点と、ソフトモード・回転ノズルを備える点です。配管内へ進んだ量を把握したい場合や、ケーブルの扱い、挿入口に合わせた構え方を重視する場合に優位となる製品です
M18 FPFTは、AUTO-RUNによる電動送り戻しと無段変速トリガーを備えた電動動作のフィッシュテープとしては基本的な仕様になっており、コスト面でも優位になっている製品です。
例えば、本体と30mドラムをそろえたミルウォーキー M18 FPFTは71,600円(税抜)となり、30mテープが付属するボッシュ GFT 18V-30より28,400円低い計算です。ただし、どちらもバッテリー・充電器は別売なので、新たに導入する場合はこれらを含めた総額で判断する必要があります。
送り出し長さの表示や、ソフトモード・回転ノズルを重視するならGFT 18V-30、30m仕様の導入費用や手持ちのM18バッテリーの活用を重視するならM18 FPFTが比較候補になります。ボッシュのプロ用18V工具を既に使っている方は、バッテリーを共用できる点も含めて選ぶとよいでしょう
製品の比較を TOOLNARY で見る| 製品名 | ボッシュ コードレスフィッシュテープ GFT 18V-30 | ミルウォーキー M18 FUEL フィッシュテープ M18 FPFT |
|---|---|---|
| 外観 | GFT 18V-30 | M18 FPFT |
| メーカー | ボッシュ | ミルウォーキー |
| 製品カテゴリ | 電動フィッシュテープ | 電動フィッシュテープ |
| 本体電源 | バッテリー / 18 V / ボッシュ プロ用 18V | バッテリー / 18 V / ミルウォーキー M18 |
| 発売日 | 2026年10月1日 | 2021年11月10日 |
| 通線テープ長 | 30 m30mテープは標準付属 | 30 m |
| 通線テープ材質 | 非導電通線テープ | 非導電通線ワイヤー(別売ドラム) |
| 通線テープ径・幅 | - | 6 mm |
| 最大送り・引き込み速度 | 33 m/min | - |
| 送り・引き込み速度(範囲) | 0~33m/分 | - |
| 最大引張力 | - | 1,100 N |
| 最大ドラム回転数 | - | 37 min⁻¹ドラムの無負荷回転数 |
| ドラム回転数(範囲) | - | 0~37min⁻¹ |
| 送り・引き込み方式 | 電動による送り出し・引き戻し。速度調整・ソフトモード搭載。 | AUTO-RUNによる電動送り・巻き取り。無段変速トリガー。 |
| モータ方式 | ブラシレスモータ | ブラシレスモータ |
| 本体のみの質量 | 7.3 kg | 比較対象内の最小値:3.1 kg30m非導電通線ワイヤー、バッテリーを含まない。 |
| 本体寸法 | 575×450×213mm(幅×高さ×奥行) | 449×335×152mm(長さ×幅×高さ) |
| 質量 | - | 6.43 kg現行公式製品ページ:30m非導電通線ワイヤーおよび2.0Ahバッテリー装着時。 |
通線回数が多い現場向け。本体の重さと作業頻度を考えて選びたい
今回のGFT 18V-30は、フィッシュテープをによる配線引き回しの作業が多い方に向く製品と考えられます。
これまで、電動フィッシュテープは主にミルウォーキー M18 FPFT一択でしたが、新たにボッシュが加わったことで選択肢は増えました。特に、デジタルディスプレイや12段階の角度調整機能などはミルウォーキー製品にはないポイントなので、そのあたりの付加機能がどこまで作業を便利にできるか期待したいところです。
一方、GFT 18V-30は本体だけで7.3kgあり、幅575×高さ450×奥行213mmの大きさもあります。ショルダーストラップは付属しますが、現場間の持ち運びや作業位置で本体をどう支えるかは考えておきたいところでしょうか。
また、標準小売価格は100,000円(税抜)で、初めてボッシュのプロ用18V工具を導入する場合はバッテリーと充電器も必要です。
コスト的には若干厳しい製品ですが、送り出し・引き戻しの作業回数が多く、手作業を減らしたい現場で検討したい電動工具と言えそうです。
















