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充電式エアダスターのノズル温度が高く感じたので実際の温度を測定してみた

充電式エアダスターのノズル温度が高く感じたので実際の温度を測定してみた

充電式エアダスターで送風したら逆に熱くなった

最近、BUFFALOのWi-Fi中継器を買ったのですが、調子が悪く、ハウジングの隙間から送付して冷やしたら何とかなるかと思って、HiKOKIのコードレスエアダスター RA18DAを使って熱を逃がそうとしていました。

しかし、どんなに送風してもWi-Fi中継器の温度が下がらず、むしろ逆に熱くなってしまいます。ノズル先に触れてみると、充電式エアダスターの送風温度が室温よりも高くなっていることに気づきました。

この状態だと、いくら送風しても温度を下げることはできません。そこで、今回の記事では実際にどれくらいの送風温度になっているのか測定してみました。

測定方法は、バイスに熱電対を挟んで送風口を近づけて、充電式エアダスター HiKOKI RA18DAとマキタ AS001Gのノズル先端の温度を計測しています。測定方法は適当なので、参考程度の測定となります。

実際にトリガーをONにして3分間のノズル先端の送風口の測定した結果が下図です。

どちらのモデルも送風口の温度は40℃を超える結果となりました。

吸気口を塞ぐと温度はもっと上がります

ちなみに、充電式エアダスターは吸気口を塞ぐと送風温度も上がります。恐らく、モーター冷却を兼ねて送風しているため冷却不足になって温度が上がるためと考えられます。

HiKOKI RA18DAの場合、すぐ60℃に達して70℃になる直前に保護で停止します。

マキタ AS001Gの場合は、最大温度55℃くらいで推移して保護停止も無く動作し続けました。

充電式エアダスターを使って冷却するときは注意が必要

確認してみた結果、充電式エアダスターはだいたい室温から+15℃くらいの温風が出てくるので、熱くなった製品の冷却やヒートシンクの送風などを冷やす用途に使うには少し注意が必要かもしれません。

少し距離を離せば、暖かい空気も冷えるので冷却に使えないこともありませんが、今回の記事の初めに書いたようなハウジングの隙間から送風する用途だと逆に温度を上げてしまう場合もあるので注意が必要です。ノートパソコンの冷却などに使う用途は避けた方が良いかもしれません。

逆に、吸気口を塞げば少し熱い空気が出てくるので、それをうまく活用したらドライヤー的な用途にも使えるかもしれません。

この記事で使用した製品

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