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2023年2月20日

Autowitハンディークリーナ、コンパクトなのに超強力!USBで充電できるオールラウンダー

Autowitハンディークリーナ、コンパクトなのに超強力!USBで充電できるオールラウンダー

ハンディクリーナーが欲しい!となれば真っ先に購入候補に挙がるのが「ダイソン」や「マキタ」のクリーナーだ。わかりやすいセールスポイントや口コミで定番メーカーとなった2社であるが、ハンディクリーナーを販売しているメーカーは数多にあり、あまり知られていない優秀なクリーナーも数多く存在する。

今回紹介するのは、コンパクト性やUSB充電が特徴的な「Autowit ハンディクリーナー」だ。有名メーカーにはない思い切ったコンセプトや、便利な所の気づいた点などを使用した感想も交えて書いていこう。

とにかく小さい!スタイリッシュなデザインが目を惹く

Autowit ハンディークリーナーの特徴はコンパクトさだ。全長315mmで直径が約70mmの本体はハンディクリーナーとしても特に小さく、リチウムイオンバッテリー内蔵の充電式クリーナーでもあるため、どこにでも置けるクリーナーと言った印象だ。

Autowit ハンディークリーナ

秀逸なスタイリッシュデザインも特徴的だ。このAutowitのクリーナーは円柱形を基調としており、一見しただけではクリーナーと思わせない点が優秀で、ハンディクリーナーの三角形フォルムを一切排している点がスタイリッシュさを強調している。

例えばインテリアに凝った部屋や高級車などにいかにもクリーナー丸出しの製品を置くのは基調が合わず違和感を生んでしまう。しかし、スタイリッシュなデザインならどんな場所に置いてもスマートさを失うことはないだろう。

手持ち部の本体側面部。ハンディクリーナーとは思えない曲線がスタイリッシュさを演出している
クリーナ先端に取り付けるノズルアクセサリ。先を長くする延長ノズルとブラシノズルが付属している
延長ノズルを取り付けると先端が約15cm延びる。狭い部分もしっかり吸い取ることができる。
ブラシノズルを使えば布やキーボードの隙間などもしっかり吸い込めるようになる。

操作部は電源ボタンと電池残量のみ、操作のシンプルさも追及

Autowitクリーナーの操作部は非常にシンプルな構造になっており、搭載されているのは電源ボタンと残量LEDのみだ。

電源ボタンは押して電源ON、再度押してOFFの機能しか搭載されておらず、吸込み力の調節やその他の機能は一切搭載されていない。小さいハンディクリーナーであればここまで思い切っても特に不満はないだろう。

電池残量は白色LEDのインジゲーターになっており、使用中の電池残量や充電状態などがわかるようになっている。個人的に良いポイントだと思ったのが、LEDに白色LEDを使用している部分だ。

この部分によく使われているLEDは青色や緑色が多いのだが、本体の色合いとマッチしていなかったり、光度が高すぎて無駄に眩しかったり、更には安価な製品にも採用されていて逆にチープ感が出て違和感しかないのだが、このAutowitのLEDは白色でクリーナーのデザインにもマッチして好印象だ。

少しわかりずらいが、使用中は白色LEDのインジゲーターが点灯する。白く発光するためチープな感じはしない。

USB充電に対応。電源環境を選ばないのがgood

バッテリーは内臓式で、バッテリー交換や分解は出来ないようになっている。バッテリーのスペックは7.2Vの2,200mAhで、7.2Vを使用したハンディークリーナーとしてはトップクラスの容量を搭載しているのも特徴だ。

AutowitクリーナーはMicroUSB端子を搭載しており、USB充電器からの充電に対応している。5V, 2.0A出力の充電器を使用した場合の充電時間は約2時間となっている。

USB充電のクリーナーと聞くと、吸込み力が足りず非力な印象を受けるが、その点に関しては問題なさそうだ。実際に使用していると細かいホコリやチリ程度であれば問題なく吸込みが可能で、大きなホコリの塊もパワー不足なく吸い込んでしまう。

サイズに合わない強力な吸込み力を実現しているのが、2,200mAhの大容量バッテリーを10分で使い切ってしまう80Wのモーターだ。クリーナーとしての性能は申し分ないが、連続使用時間は短いので、使用が終わった時などは常に充電を心掛けたい。

本体の8割が吸引部、ダストケースはカプセル式

先端の黒い部分がダストケースとなっている。取り付けはネジ式で回すことで外せる

クリーナーとして気になるスペックの一つが集じん容量だが、実はこのAutowitのクリーナーのダストケース容量は100mlと非常に小さい。その分、コンパクトな本体に強力な80Wのモーターを搭載しているため、実際に使用しているとシートやシーツを軽く掃除するだけですぐダストケースがいっぱいになってしまう。

先ほどの連続使用時間10分の点も合わせると、ガッツリと掃除する用途よりも、細かい所のゴミ取りやサッと吸い込むだけの掃除に向いたクリーナーと言えそうだ。

ダストケース内部にはフィルターが取り付けられている。引っ張ることでフィルターは取り外し可能

ダストケースは先端を回して取り外す構造となっており、ダストケースからフィルターを外すことで内部のゴミを捨てる構造になっている。

本体側のダストケース取り付け構造。内部はネジ式になっていてクリーナ使用時に外れるようなことはなさそうだ

フィルタはプレフィルタとHEPAフィルターが一体になった独自フィルタが採用されている。ホコリを大量に吸い込んでも排気はクリーンで、吸い込んだ小さいホコリも逃さないようになっているのが嬉しいポイントだ。

HEPAフィルターを採用しており、細かいホコリも逃さない。手入れも簡単でごみ捨てはフィルターを外して中身を捨てるだけだ。

場所を選ばないコンパクトとスタイリッシュが魅力のクリーナー

Autowitのクリーナーは、超コンパクトサイズなコンセプトを1つも外すことなく、機能的・デザイン的に優れた製品へ仕立てられた逸品だ。

これまでのハンディークリーナーはACアダプタが必要だったり専用充電器を使ったりと、持ち運べる割に電源環境に縛られることが多く、ハンディークリーナーとしてのコンセプトに疑問を持っていた。しかし、このAutowitのクリーナーはMicroUSBでの充電に対応した事で幅広いく充電が可能になり、80Wの強力モーターを搭載も相まって優秀なクリーナーになっている。

さらに目を惹くのがデザイン面だ。通販サイトで他社品を見るとデザイン性を強調したクリーナーであっても、クリーナー的な外観を捨てきれない製品ばかりだ。だがこのAutowitのクリーナーは違う。円柱形を基調としたデザインでダストケースも必要最小限に留めた先鋭的なデザインは、高級感を失うことなく他のクリーナーと一線を画すクリーナーとなっている。

クリーナーとしてオフィスや車に置くのはもちろん、プレゼントやギフトなど周りに使ってもらってもうれしいクリーナーとなるだろう。

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