
工具・現場用品を販売するビルディ株式会社(本社:鹿児島県鹿児島市)は、2025年7月に充電式スプリット草刈り機 KDPH581を発売する。58Vの大型バッテリーと先端アタッチメントの付け替えによって庭や外構のメンテナンスなど多彩な作業に対応する。本体標準価格は118,000円(税別)
目次
DCK 充電式スプリット草刈り機 KDPH581
工具・現場用品を販売するビルディ株式会社は、2025年7月に充電式スプリット草刈り機 KDPH581を発売します。

KDPH581は、ビルディが展開する電動工具ブランド DCKの58Vバッテリーで動作するマルチヘッドシステム対応の充電式スプリット草刈り機です。
1,200Wのブラシレスモーターと58Vバッテリーの装着によって、3段階(4,800/6,000/7,200 min⁻¹)の速度切替でエンジン機に匹敵するパワーを発揮します。
クイックチェンジコネクターを採用したパワーヘッドは、ナイロンカッターをはじめ金属刃、エッジャー、ヘッジトリマー、ポールソー、延長ポールなど6種類以上のアタッチメントをワンタッチで交換でき、園芸・農業・屋外清掃など幅広い用途に対応します。
販売仕様は、充電器バッテリーが付属するヘッドのみのKDPH581(FDK)とナイロンカッターアタッチメントが付属するKDPH581(FDK)+KDST151で販売します。
- KDPH581(FDK) 本体のみ 希望小売価格118,000円(税別)
- KDPH581(FDK)+KDST151 ナイロンカッターアタッチメント付属 希望小売価格138,900円(税別)
KDPH581 製品仕様
製品名 | KDPH581 |
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外観 | ![]() |
ハンドル仕様 | ループハンドル(調整式) |
最大出力 | 1,200W |
回転数 | 4,800〜7,200 min-1 (3 段変速) |
バッテリ | 58Vバッテリー |
本体寸法 | – |
重量 | 3.3 kg(本体のみ) |
本体価格 | ¥118,000 (税別) |
日本販売年月 | 2025年7月 |
製品の特徴
「58Vバッテリー動作のスプリット草刈り機が登場」

KDPH581は、ビルディが展開する電動工具ブランド DCKの58Vバッテリーで動作するマルチヘッドシステム対応の充電式スプリット草刈り機です。
ハイパワーモータによる1,200Wの出力と58Vバッテリーの高電圧駆動により高効率な刈り取りと長時間の作業継続の両立を実現しており、1台で多彩な作業に対応します。

レバー式クイックチェンジコネクターの採用によって、アタッチメントを付け替えることで多彩な作業に対応。作業ごとに専用機を持ち替える手間を削減して収納スペースも節約できます。

固定式ループハンドルとリアモーター構成により重量バランスが良く、平地の横振り作業や畔刈りでも安定した姿勢を実現します。肩掛けストラップとLED残量表示も標準装備し長時間作業をサポートします。
2025年7月時点では5種類+延長ポールのアタッチメントに対応

金属刃「KDBC121」、草刈り用ナイロンカッター「KDST151」、生垣剪定用ヘッジトリマー「KDHT211」、高枝切り用ポールソー「KDCS101」、芝生の縁取り用エッジャー「KDEG081」、作業範囲を拡張する延長ポール「KDEP281」など多彩なアタッチメントを数秒で付け替えられます。
マキタ スプリット草刈機 MUX01Gとの違い
先端を付け替えて多彩な作業に対応できるアタッチメント式の充電式園芸機器としては、マキタ スプリット草刈機 MUX01Gが競合します。

動作電圧はDCK KDPH581が58Vでマキタ MUX01Gが36Vと1.5倍近い違いがありますが、製品出力に関してはほぼ同等の仕様となっています。
日本DCKの公式サイトには本製品の詳細なスペックはまだ記載されていませんが、海外DCKの製品ページでは最大出力1.2kWと記載しています。エンジン排気量の参考値としては、HONDA GX35が35.8mLの4ストエンジンで1.0kW出力なので、KDPH581の最大出力が1,2kWであればエンジン排気量相当で30mLの2ストエンジン並みのパワーがあると考えられ、出力面でマキタMUX01Gと同等のパワーがあると言えそうです。
出力が同じで動作電圧が異なる場合、モータ損失の観点から一般的には動作電圧が高い方が有利に働きます。そのため、KDPH581の方が発熱が少なく高負荷長時間動作に対しては有利に働くと予想しています。
対応アタッチメント数に関しては、マキタのスプリット草刈機シリーズの方が有利です。特に、海外ブランドの製品はチップソーアダプタ非対応の製品が多いので、この辺りは日本メーカーの強みと言えそうです。ただし、DCKも3枚刃の金属刃アタッチメントを販売しているのでこれを上手く使えばチップソー装着は可能かもしれません。
製品価格的には本体価格でマキタMUX01Gの方が有利なのですが、実はバッテリーの容量単価に関してはDCK KDPH581の方が2倍近くコストパフォーマンスが良い価格設定となっています。この辺りはバッテリーの使用本数によると思いますが、緑地管理にしか使用しない予定で電源の乏しい現場でがっつり作業を行う場合であればDCK KDPH581の利点も十分に見出せると言えそうです。
製品名 | KDPH581 | MUX01G |
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外観 | ![]() |
![]() |
対応アタッチメント | 6種 | 17種 |
ハンドル仕様 | ループハンドル(調整式) | ループハンドル |
最大出力 | 1,200W | 30mL相当 |
回転数 | 4,800〜7,200 min-1 (3 段変速) | 最大 9,700 min-1 (3 段変速) |
バッテリ | 58Vバッテリー | 40Vmax |
本体寸法 | – | – |
重量 | 3.3 kg(本体のみ) | 4.4kg (バッテリ含む) |
本体価格 | ¥118,000(税別) | ¥58,200(税別) |
日本販売年月 | 2025年7月 | 2020年11月 |