VOLTECHNO

ガジェットとモノづくりのニッチな部分を伝えるメディア

マキタ MUX01G スプリット草刈機を発売、エンジン30mL同等の使用感

マキタ MUX01G スプリット草刈機を発売、エンジン30mL同等の使用感

電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2020年11月に40Vmaxシリーズ対応の充電式スプリット草刈機MUX01Gを発売する。40Vmaxバッテリーの搭載によりエンジン式30mL相当の使い勝手を実現。先端アタッチメントの交換により園芸・農業・清掃など10種の作業に対応する。

40Vmaxシリーズ初の園芸機器 MUX01G スプリット草刈機

電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2020年11月に40Vmaxシリーズ対応の充電式スプリット草刈機MUX01Gを発売する。2019年秋に展開された40Vmaxシリーズで初の充電式園芸機器。

MUX01Gは、高出力40Vmaxバッテリーと大型ハイパワーブラシレスモーターの搭載により、エンジン式30mLクラスのスプリット草刈り機と同等の使用感を実現。モーター後方レイアウトによってエンジン式と同等の最適重心バランスも実現。

先端のアタッチメントは全10種の差し替えに対応し、園芸・農業・屋外清掃作業などさまざまな用途に対応可能。アタッチメントは従来のスプリット草刈り機と共通。

販売仕様は、モーター部と刈払アタッチメント(EM402MP)とバッテリー充電器が付属するMUX01GRMM、モーター部のみのMUX01GZの2仕様で販売。

  • MUX01GRMM:モーター部+刈払アタッチメント+充電器+バッテリー
  • MUX01GZ:モーター部のみ

MUX01G製品仕様 (18V×2シリーズ MUX60D比較)

製品名 MUX01G MUX60D
外観
対応バッテリー 40Vmax 18V×2
1充電作業量
(EM402使用時)
低速:1時間6分
中速:38分
高速:25分
(BL4040装着時)
低速:2時間35分
中速:1時間15分
高速:55分
(BL1860×2装着時)
対応アタッチメント 草刈(チップソー)・草刈(ナイロン)・畦刈ヘッジトリマ・ポールソー・ヘッジトリマ
ブロワ・パワーブラシ・パワースイープ・カルチベータ・エッジャ
本体寸法 1,001×225×209mm 1,011×225×216mm
本体重量 4.4kg 4.4kg
本体のみ定価 (MUX01GZ) 52,900円 (MUX60DZ) 52,900円
カラー展開 マキタブルー

製品の特徴「エンジン式30mL同等の使用感」

40Vmaxバッテリーと大型ハイパワーブラシレスモーターの搭載により、エンジン式30mLクラス同等の出力を実現。モーターとコントローラの強制冷却により重負荷作業にも対応。

先端アタッチメントの付け替えで10種の作業に対応

防水保護等級IPX4に適合(生活防水)

等級 内容
IPX0 特に保護がされていない
IPX1 鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴I形)
IPX2 鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴II形)
IPX3 鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防雨形)
IPX4 あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形)
IPX5 あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)
IPX6 あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形)

防水保護等級IPX4(防まつ型)適合。作業時の急な雨天にも対応(バッテリー単体では防じん型のIP56に対応、工具装着時の防じん・防水保護等級は工具側の保護等級に依存。)

後端モーターでエンジン式同等の最適重心バランス

モーター・コントローラ・バッテリーの配置の後方にレイアウトによってエンジン式草刈機と同等の最適重心バランス。

先端部が軽く軽快な操作性を実現。スプリット構造によってアタッチメントと分割できるので、ツールバックに収納して車載作業もラクラク。

全ての操作が手元のコントローラで可能

キックバック時に刃物がストップ AFT搭載

ついにマキタ40Vmaxシリーズの園芸機器展開が始動

2019年秋の40Vmaxシリーズの発表から約1年、ついにマキタ主力の稼ぎ柱であるOPE機器が40Vmaxシリーズのラインナップに加わりました。

現状の40Vmaxを含めたマキタバッテリープラットフォーム展開の在り方については意見の分かれるところですが、筆者としては、40Vmaxシリーズについて「あくまでも今後の二次電池の技術発展に備えたシリーズ」と評価しています。

早い話、現状の40Vmaxシリーズは、既存の18Vシリーズや18V×2本シリーズと比較しても、重量・出力・バッテリー容量・体積などトレードオフの範疇を超えるシリーズではなく、それぞれの製品を多角的に評価すれば大きな違いはと無いと判断しています。

40Vmaxシリーズ特徴は、高出力性をアピールしている点ですが、その最大の懸念と成り得るのが、「バッテリー容量の少なさ」になるでしょう。ACコード式製品やエンジン式にも比類するスペックを持つ40Vmaxシリーズですが、その出力性能の高さにバッテリー容量がついていけてないのが現状です。

同じ電圧で動作する18V×2本シリーズのMUX60Dに対し、MUX01Gでは大容量バッテリーBL4040仕様で36V/4.0Ahが付属するものの、バッテリー容量そのものは18V×2本の最大容量となる36V/6.0Ahから2.0Ah減少しており、さらにエンジン式30mL相当の出力向上によって動作時間は半分以下に減少しています。

広い敷地で効率的な作業性を求められる高出力園芸機器において、連続使用時間が少なくなるのは大きなデメリットです。現状のバッテリー環境では、電源環境も限られるセミプロ以上の用途において、先月発売されたポータブル電源PDC1200のような背負い式電源と合わせた運用が中心になると考えられます。

Return Top