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iPad Proを購入して約半年、やはり本格的なキーボードが欲しいと思い念願だったHHKBを購入しました。今回はキーボードの名機とも名高いPFUのHHKBを購入したレポートです。
目次
静電容量無接点方式の独特なキータッチが魅力のHHKB
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新しくキーボードを買い替えるときに、少しでも良いキーボードはないものかと使いやすいキーボードを探し始めてしまう人は決して少なくないと思います。そして、調べていくうちに必ず目につくキーボードが静電容量無接点方式と呼ばれているキーボードです。
静電容量無接点方式のキーボードは、メカニカルスイッチを採用したキーボードより高性能なデバイスと紹介されており、そのタッチは「一生もののキーボード」として絶賛されています。今回紹介するHHKBも静電容量無接点方式のキーボードです。
モバイルでも使いやすい入力デバイスを
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ここ数年、ラップトップでの作業環境も一般的になり、場所を選ばずどこでも作業できるようになりました。その一方で、ディスプレイとキーボードが小さくなり作業自体の快適性は若干犠牲になっているとも言えます。
その「持ち運べる作業環境」を快適にするツールこそBluetoothキーボードのHHKB Professional BTです。
快適さは本物!HHKBはなぜタイプしやすいのか
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HHKBの使いやすさの根本にはキータッチの快適さがあります。これは実際に使わないとわからないんですが、とにかくキーストロークがひたすらに快適なんです、HHKBに関しては本当にコレしか言えません。「スココココ」という独特のキータイプを一度外でHHKBを使ってしまえば最後、ノートパソコンのパンタグラフキーボードでの長時間キータイプなんてできません。
HHKBはよく「HHKBは人を選ぶ」と言われます。これは使っている私自身としても同意しています。人を選ぶいくつかの理由としては「キー数が最低限」「fnキーの使用比重が高い」などが挙げられます。本当にHHKBにはキータイプ以外の機能が無いんです。
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マクロもなければファンクションキーもない、それどころかエスケープキーすらない徹底ぶりです。本当に文字だけしか打てない。最低限、HHKBを快適に使える人の条件として「キータイプの多い作業を持っている」などはあるかもしれません。
スマホやタブレットのキータイプが一気に変わる
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HHKBはiPadなどタブレットとの相性が結構良くて、外にiPadを持ち歩くときはバックの中にHHKBも入れるのが日常になっています。ノートパソコンならまだしもタブレットでキーボード?SmartCoverの方が良くない?とも思われそうですが、外でもデスクトップ相当のキータッチで作業できるのが良いんです。
HHKBに限らず言える事ですが、一度良い環境に身を投じてしまうと、どんな状況であれ「あの環境であれば」と心の中で思ってしまう事があります。HHKB Pro BTの良いところはまさに「どんなデバイスや環境でも、同じキータイプ」を提供してくれることにあります。
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豊富なHHKBアクセサリ
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HHKBハードケース DX PD-KB01SD
本格的なキーボードとして非常にコンパクトで持ち運びやすいHHKBですが、そのまま持ち運ぶには不安が残ります。無造作にバックの中に入れてしまったがためにキーが取れて紛失したりキー荷重が変わったりしたら嫌ですよね。
長年愛されてきたロングセラー製品なだけあって、そんな需要を満たすための純正、非純正のアクセサリが豊富です。HHKBにぴったりサイズのバックから、キーを保護するためのクラッチバック、サイズぴったりのパームレストからキートップまでさまざまなものがあります。
キーボードとして豊富なアクセサリーが揃うのも、HHKBの特徴と言えそうです。
コードを書く人やライターには是非触ってもらいたい
HHKBの魅力についてレビューですが、「キータッチが良い」しか言える事がありません。HHKBは本当にこれしかないんです、持ち運べるキーボードでタッチが快適なキーボードはHHKBくらいしかないんです。
現在使用しているHHKBはBluetoothモデルのPro BTです。タイプの遅延等は感じていませんが、稀に文字が反応しなかったり一度のタイプで同じ文字が何度も入力されてしまう現象はあります。これはHHKBの原因というより、無線特有の障害だったり端末側のBluetoothの問題がほとんどです。
遅延や接続が気になる方は、有線モデルのPro2を使用して、モバイル機器に使う場合はホストケーブルなどを使って接続する方法があります。BluetoothモデルのUSBコネクタは給電専用なのでご注意を。
当初は、キーボードの中でちょっとマニアックなHHKBで外に持ち出すのはちょっと目立つかな、とも思っていましたが。最近話題の自作キーボードの個性溢れる名機達と比べれば「HHKBなんて可愛いもんじゃん!」と考え普通に外に持ち出して使うようになっています。解決にはなっていませんが
人を選ぶキーボードではありますが、しっくりくる人には手放せなくなるキーボードです。調子に乗って無刻印モデルを選んでしまいましたが、数時間で慣れてしまったので刻印が無くても何とかなっています。