工機ホールディングス株式会社(本社:東京都港区)は、電動工具ブランド HiKOKI(ハイコーキ)からスタンドライト UB18DGを全国の電動工具取扱販売店などを通じて発売する。最長高さ2,150mmのスタンドライトで最大4,000lmの光束を備える。可動式のライトヘッドとAC電源動作にも対応する。本体希望小売価格は49,000円(税別)
目次
HiKOKI UB18DG コードレススタンドライト
HiKOKIは、2022年12月からコードレススタンドライト UB18DGを発売します。
UB18DGは、HiKOKIブランド初となるスタンド方式のコードレスライトです。
最大光束 4,000lmの明るさを備え、可動式のライトヘッドによってスポット照射やエリア照射などの多彩な点灯シーンに対応します。最大高さは2,150mmまで伸ばすことができ無段階調整できる構造を搭載しています。
1充電当たりの連続点灯時間はBSL36A18Xバッテリー装着時 エコモードで約10.5時間に対応します。
販売仕様は、本体のみのUB18DG(NN)仕様のみ販売します。
- UB18DG(NN) 本体のみ 希望小売価格49,000円(税抜)
製品仕様
製品名 | UB18DG |
---|---|
外観 | |
LED構成 | 22×3灯 |
光束 | 強:4,000lm 中:3,000lm 弱:2,000lm エコ:1,000lm |
照度 | 強:1,650lx 中:1,300lx 弱:850lx エコ:430lx |
対応バッテリー | 14.4V/18V/マルチボルト |
AC電源対応 | 〇(付属ACアダプタ) |
点灯時間 (BSL36A18X使用時) |
強:約2.5時間 中:約3.5時間 弱:約5.5時間 エコ:約10.5時間 |
防水防じん | IP55 |
重量 | 8.1kg |
寸法 | 展開時:630×720×2,150mm 収納時:222×210×1,035mm |
本体価格 | 49,000円(税別) |
販売年月 | 2023年1月 |
製品の特徴
「4,000lmのコードレススタンドライト」
バッテリー | BSL36A18 | BSL36B18 |
---|---|---|
強 | 約2.5時間 | 約4時間 |
中 | 約3.5時間 | 約5.6時間 |
弱 | 約5.5時間 | 約8.8時間 |
エコ | 約10.5時間 | 約16.8時間 |
エリア照射・スポット照射で色々な点灯シーンに対応
高さ無段階調整、最大2,150mmまで伸ばせる
持ち運びに便利な折り畳み&収納バッグが付属
ACアダプタ付属でバッテリー無しでも動作可能
マキタ 充電式スタンドライトML814との違い
コードレススタンドライトで競合するのはマキタML814です。
今回のHiKOKI UB18DGは、価格や性能的にマキタの充電式スタンドライトに近い仕様を備えており「とりあえずマキタに近い価格帯で性能は上回ろう」をコンセプトに置いた製品だと予想されます。より高価格帯のモデルにはミルウォーキー M18 HOSALCもありますが、そちらはあまり意識していないのかもしれません。
マキタ充電式スタンドライトとの最も大きな違いは、ACアダプタによる電源コード動作です。
UB18DGはHiKOKIバッテリー無しでも動作できるので、定置型の照明としても使用できる利点があります。
とは言え、充電式製品の利点は可搬性の良さと電源の無い所でも使える点であり、AC電源主体の使い方をするのであればAC電源だけで動作する他社製のスタンドライトを使用した方が安くて性能も良いので、この辺りはそこまで重視する必要もないかなと考えています。
製品名 | UB18DG | ML814 | M18 HOSALC |
---|---|---|---|
外観 | |||
LED構成 | 22×3灯 | 4×3灯 | – |
光束 | 強:4,000 lm 中:3,000 lm 弱:2,000 lm エコ:1,000 lm |
強:3,000 lm 中:1,700 lm 弱:900 lm |
強:6,000 lm 中:4,000 lm 弱:1,700 lm |
照度 | 強:1,650 lx 中:1,300 lx 弱:850 lx エコ:430 lx |
強:1,250 lx 中:750 lx 弱:400 lx |
– |
対応バッテリー | 14.4V/18V/マルチボルト | 14.4V/18V | M18バッテリー |
最大高さ | 2.15m | 2.24m | 2.1m |
AC電源対応 | 〇(付属ACアダプタ) | × | 〇 |
充電機能 | × | × | 〇 |
防水防じん | IP55 | IP55 | × |
重量 | 8.1kg | 7.4kg | 9.6kg |
寸法 | 展開時:630×720×2,150mm 収納時:222×210×1,035mm |
展開時:573×658×2,240mm 折畳時:260×216×1,000mm |
収納時:1050×250×265mm |
本体価格 | 49,000円(税別) | 45,700円(税別) | 65,000円(税別) |
販売年月 | 2023年1月 | 2021年8月 | 2022年1月 |
後追い製品だが、その分改良も進んでいるスタンドライト
スタンドライトは、2021年発売のマキタ ML814・2016年発売のミルウォーキー M18 SALなど他社が先駆けて発売したカテゴリの製品であり、HiKOKIもようやくコードレス製品のラインナップにようやく加えられた製品です。
製品仕様としては、比較的良い仕様に固まっていると見ており、HiKOKIユーザーで充電式のスタンドライトを必要としているユーザーの方であれば購入一択の製品だと思います。とは言え、マキタ・ミルウォーキーでは何年も前に発売していますし、例え若干高性能だったとしても実用的にはそこまでの差もないため、スタンドライトを求めているHiKOKI一本ユーザーに向けた製品と考えられます。
少し惜しいと思ってしまうのは付属ACアダプタの仕様でしょうか。AC電源で動くようになったのは良ポイントなのですが、ACアダプタはプラグと一体化しているタイプのようなので、この辺りはドラムやタップで電源を取る時に若干邪魔になってしまうのではないかな?とも思ってしまいます。