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HiKOKI新製品|VB3616DA「世界初」のコードレス鉄筋カットベンダ

HiKOKI新製品|VB3616DA「世界初」のコードレス鉄筋カットベンダ

HiKOKIは2019年11月に、コードレス式の鉄筋カットベンダ「VB3616DA」を発売する。

今回発売するVB3616DAは、同社が発売している鉄筋カットベンダVB16Yをマルチボルトシリーズとしてコードレス化したモデルとなる。切断・曲げ能力はD16まで対応し、D13以下の鉄筋では複数本に束ねた作業にも対応する。

切断・曲げ自由自在、D16までの鉄筋に対応するカットベンダ


HiKOKI/ハイコーキ(日立電動工具) 【36V/マルチボルト】 コードレス鉄筋カットベンダ VB3616DA(XP)

HiKOKI(旧日立工機)が2019年11月に販売するのは、D10, D13, D16鉄筋の切断・曲げに対応する鉄筋カットベンダ『VB3616DA』だ。バッテリーはマルチボルトの36Vで動作し、世界初となるバッテリー式の鉄筋カットベンダとなっている。

搭載しているモーターは直流ブラシレスモーターで、本体重量はバッテリー装着時で18.6kg、BSL36A18使用時の1充電当たりの作業量は、D16鉄筋で曲げ130本、切断で140本となっている。

「世界初」のコードレス鉄筋カットベンダVB3616DA

鉄筋カットベンダは「世界初」のコードレス鉄筋カットベンダだ。鉄筋カットベンダとは鉄筋コンクリートの建設に使う鉄筋の切断や曲げに使う工具で、電動鉄筋カットベンダではモーターの力で切断と曲げを行うので、手動のカットベンダと比べて大きさも小さく作業が行いやすい特徴がある。

これまでの電動鉄筋カットベンダは、AC電源で動作する製品しかなく、屋外での作業時にはAC電源を手配しなくてはならなかった。鉄筋を加工する現場では電源が無い現場も多く、鉄筋の加工時には電源確保や手動のカットベンダを使用しなければならなかった。

今回のコードレス化によって電気の無い現場でも電動鉄筋カットベンダを使用できるようになり、現場の作業性は大きく向上する事が考えられる。

バッテリーでも同時作業対応、1充電で100本超を作業可能

バッテリー式の鉄筋カットベンダVB3616DAは鉄筋を束ねた同時作業にも対応する。10mm鉄筋であれば2本同時切断も可能だ。

切断と同じく、同時曲げにも対応する。鉄筋13mmであれば2本曲げ、10mmであれば同時3本曲げが可能だ。

気になる作業量は上記の表のようになる。D16の鉄筋の加工時には作業量が少なくなってしまうため、電源が確保できない場所では予備バッテリーが必要となる。

機能としては、曲げ角度のダイヤル設定機能や無段変速スイッチ、逆回転モードなどを搭載している。

現場のカットベンダは手動から電動に移れるか

製品コンセプトとしては比較的好意的に見える製品ではあるが、「現場」で使用するとなると実際の需要は見えない製品だ。

鉄筋を組む段階の現場は電源確保が難しく、鉄筋自体が加工工場で事前加工できる資材でもある点から、正直な所現場で電動カットベンダが必要となるシーンを思いつかない。更に、現場でカットベンダが必要になったとしても手動カットベンダで済ませられるケースも多い

また、バッテリーの充電容量の観点からも、1つのバッテリーで作業全てをカバーできるほどの作業量になるかは難しいところだ。特にバッテリーであってもAC電源の確保は必須となるため、電動カットベンダの使いどころは難しい。

実際の需要としては、合わせで鉄筋加工を行うような小規模な現場などに限られるかもしれない。しかし、コードレスになった事で思いもしなかった新しい需要を開拓できる製品になるとも考えられるかもしれない。

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