
株式会社キトー(本社:山梨県中巨摩郡)はCEM001IS/CEM002IL バッテリー駆動式電気チェーンブロックを2025年12月に発売する。HiKOKI マルチボルトバッテリーに対応によって電源確保が不要で100kg(CEM001IS) /200kg(CEM002IL)のつり荷作業を実現する。参考基準価格は566,000円(税抜)から
目次
キトー バッテリー駆動式電気チェーンブロック CEM001IS/CEM002IL
ホイスト機器をを製造販売する株式会社キトーは、バッテリー駆動式電気チェーンブロック CEM001IS/CEM002ILを発売します。

CEM001IS/CEM002ILは、HiKOKI マルチボルトバッテリーで動作するバッテリー駆動式のチェーンブロックです。
バッテリーで動作するチェーンブロックなので電源環境を気にせず気軽に電気チェーンブロックを使用でき、バッテリー駆動式ながらも100kg/200kgの定格荷重仕様を備えています。
本体質量は13.6㎏と小型軽量で持ち運びが簡単で、操作も無線リモコン式の完全コードレス仕様になっています。
通常つり・逆さつりのどちらでも使用可能で、巻下げ時の回生エネルギーを再充電する機構により、約60分間使用できます。
製品仕様は、定格荷重仕様が異なる100kgモデル CEM001ISと200kgモデル CEM002ILで展開し、標準揚程が異なる複数種類の仕様で販売します。
- CEM001IS バッテリー・充電器・専用ケース付属
- CEM002IL バッテリー・充電器・専用ケース付属
CEM001IS/CEM002IL 製品仕様
| 製品名 | CEM001IS | CEM002IL |
|---|---|---|
| 外観 | ![]() |
![]() |
| 定格荷重 | 100kg | 200kg |
| 標準揚程 | 6/10/20/30m | 6/10/20/30m |
| 巻上速度 | 高速:13.5 m/min 低速:2.2 m/min |
高速:6.5 m/min 低速:1.1 m/min |
| 反復定格 | 40%ED | 40%ED |
| 等級 | M5 | M5 |
| ロードチェーン | Φ4.0mm×1 | Φ4.0mm×1 |
| 1充電最大使用時間 | 最大60分 | 最大60分 |
| 1充電最大使用距離 | 最大800m | 最大400m |
| リモコン通信距離 | 見通し50m | 見通し50m |
| バッテリー | マルチボルトバッテリー | マルチボルトバッテリー |
| 重量 | 13.6kg | 13.6kg |
| 寸法 | 475×342×222mm | 475×342×222mm |
| 本体価格 | 566,000円(税別)~ | 586,000円(税別)~ |
| 販売年月 | 2025年12月 | 2025年12月 |
製品の特徴
「HiKOKIマルチボルト蓄電池で動作するチェーンブロック」

現場で広く普及しているHiKOKI マルチボルトシリーズのバッテリーで動くため、気軽に電気チェーンブロックを使用できます。
巻下げ時の回生エネルギーを再充電する機構により、約60分間使用できます。
便利な取っ手付きで持ち運びが簡単

電源不要で場所を選ばず設置でき、本体質量は13.6㎏(揚程6mの場合)と小型軽量。製品に取手がついているので、持ち運びが簡単です。さらに、搬入に便利な専用収納ケースが付属します。
リモコン操作で完全コードレス

バッテリー駆動のため電源線が不要なうえ、操作も無線リモコン式なので、本体から伸びているケーブルは一切ありません。
上下どちらからでもリバーシブルに使用可能

通常つり、逆さつりのどちらでも使用可能。逆さつりの場合、本体を持ち上げずに楽に設置が可能です。
通常のフックより間口が大きく開く「セルフロッキングフック」

通常のフックより間口が大きく開く「セルフロッキングフック」を標準搭載。
つり荷をフックにかけやすく、かけ外れを防止します。
荷の滞留を防ぐ安全性能

バッテリー残量が少なくなると自動的に昇降速度を制限し、巻上は停止、巻下げのみ可能になります。
また、100万回までメンテナンスフリーのブレーキを搭載しており、長期間安心して使用できます。
高価だが、建築現場から農業、エンターテインメント用途まで対応できるチェーンブロック
CEM001IS/CEM002ILは、HiKOKI マルチボルトバッテリーで動作するコードレスのチェーンブロックです。
国内市場にはバッテリーで動作するチェーンブロックが少なく、競合製品としてはミルウォーキーの1tチェーンブロックか、鉛蓄電池で動作する12Vチェーンブロックとなるため、電動工具用バッテリーで動作するCEM001IS/CEM002ILは有力な選択肢になると考えられます。
実売価格は40万円前後からと高価ではあるものの、100kg/200kgクラスのバッテリー駆動チェーンブロックであることに加え、無線リモコン対応、さらにバッテリーと充電器が付属する点を踏まえると、バッテリー式としては「やや高め」程度に収まっている印象です。
注意点として、HiKOKIマルチボルト蓄電池対応をうたっているものの、対応バッテリーの情報が明記されていません。標準サイズのBSL36A18Xは装着できるとして、大型のBSL36B18Xに対応するかは不明なため確認が必要です。また、本体のみ仕様がないため、HiKOKIマルチボルトユーザーであってもバッテリーと充電器が増える点には留意してください。
販売仕様は、定格荷重が異なる100kgのCEM001ISと200kgのCEM002ILに加え、標準揚程違いを含む複数のバリエーションで販売が行われています。特に標準揚程は品名や型式から判別しにくく、製品説明文で確認する必要があるため注意が必要です。
充電式チェーンブロック自体が国内では選択肢の少ない分野であるため、HiKOKIユーザー以外にとっても注目に値する製品と言えそうです。
ちなみに、HiKOKIマルチボルト蓄電池で動作するものの、HiKOKIが掲げるマルチボルトアライアンスの参画企業としては紹介されていません(2026年2月時点)。そのため、製品としての有用性に対して認知度はまだ高くない印象です。この辺り「アライアンス」を掲げるのであれば、せめてマルチボルトアライアンスのページくらいはこまめにメンテナンスをした方が良いのではないかなと思ってしまうところでしょうか。
よく比較される工具

2021年10月発売


(4.5 / 5)













