京セラインダストリアルツールズ株式会社(本社:広島県福山市)は、2024年8月に充電式チェンソー DCS3620Tを発売する。クラストップクラスの軽さ3.1kgとエンジン式に匹敵するチェンスピード27m/sを搭載する。本体希望小売価格は64,300円(税別)
目次
京セラ 充電式チェンソー DCS3620T
京セラインダストリアルツールズ株式会社は、2024年8月に充電式チェンソー DCS3620Tを発売します。
DCS3620Tは、デュアルパワーボルトバッテリーに対応するガイドバー250mmクラス トップハンドル型の充電式チェンソーです。
250mmクラスの充電式チェンソーとしては最速のチェンスピード27m/s仕様を搭載しており、軽量3.1kgのボディによって快適な切断と優れた作業性と素早い枝切断を可能とします。
装着しているチェン刃の80TXL-46Eは、切断抵抗を大幅に抑えた薄刃で、軽くスピーディな切れ味が大きな特長です。
販売仕様は、バッテリー充電器が付属するDCS3620TL2と本体のみのDCS3620Tで販売します。
- DCS3620TL2 本体のみ 希望小売価格89,500円(税抜)
- DCS3620T 本体のみ 希望小売価格64,300円(税抜)
製品仕様
製品名 | DCS3620T |
---|---|
外観 | |
相当排気量 | – |
ガイドバー長さ (チェン形式) |
250mm (80TXL-46E) |
チェーンスピード | 27m/s |
自動給油 | 〇 |
オイルタンク容量 | 170mL |
バッテリー | DPバッテリー |
振動3軸合成値 | 2.5m/s2以下 |
重量 | 3.1kg |
寸法 | 511×200×213mm |
販売価格 | 64,300円(税抜) |
販売年月 | 2024年08月 |
製品の特徴
「ガイドバー250mmのクラス最速チェンスピードモデル」
作業者の負担を軽減する質量は、同クラスの中でもトップクラスの軽さ3.1kgと エンジン式に匹敵するチェンスピード27m/sにより、素早い枝の伐採を可能にしました。
国際規格準拠のチェンブレーキや吐出量3段階調節可能なオイル給油機能を搭載して使い勝手にも優れています。
重心近くを握れる斜め形状を採用
動きが制限される樹上において、本体の取り回し性能は重要です。本モデルのサイドハンドルは、本体の重心近くを握れる斜め形状を採用し、樹上で自由自在に操作でき、作業性の向上に寄与します。
チェン刃80TXL対応で軽快な切断が可能
DCS3620TL2に装着しているチェン刃80TXLは、刃幅を1.1mmと薄くし切断時の抵抗を大幅に減らせ、消費電力を抑えながら軽快な切断が可能です。
マキタ 充電式チェンソー MUC009Gとの違い
電動工具メーカーの販売する36Vバッテリー動作の充電式チェンソーとしては、マキタ MUC009Gが競合します。
製品仕様的には軽量でチェーンスピードの速い京セラ DCS3620Tの方が僅かに優れているものの、個人的な評価としてはマキタ MUC009Gの方が優れているものと考えています。
京セラ DCS3620Tに関しては、マキタの40Vmaxシリーズの充電式チェンソーを強く意識した使用にはなっており、カタログスペック上では確かに優位ではあるものの、価格面や18V/DPシリーズを含む京セラ充電式電動工具のラインナップ面が弱く、その辺りの使いまわしの利便性などが少し評価し難いところです。
マキタ MUC009Gに関しては、防水IPX4に適合しているため雨天作業でも耐性があり、実用的な性能面においてもBL4040などの高出力バッテリーの採用によってモータトルクが向上して作業性が向上すると見ているため、切断作業時の快適性についてはマキタ40Vmaxチェンソーのほうが優位であると見ています。
製品名 | DCS3620T | MUC009G2 |
---|---|---|
外観 | ||
相当排気量 | – | 30mL |
ガイドバー長さ (チェン形式) |
250mm (80TXL-46E) | 250mm (80TXL-46E) |
チェーンスピード | 27m/s | 0~24.8m/s |
自動給油 | 〇 | 〇 |
オイルタンク容量 | 170mL | 200mL |
バッテリー | DPバッテリー | 40Vmax |
振動3軸合成値 | 2.5m/s2以下 | – |
防水防じん | × | IPX4 |
重量 | 3.1kg | 3.6kg |
寸法 | 511×200×213mm | – |
販売価格 | 64,300円(税抜) | 51,500円 (税抜) |
販売年月 | 2024年08月 | 2021年10月 |
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