最近、モバイル環境や外出先でLAN環境が必要になることが多く、その度に無線LANの設定を変更したりスイッチングハブを用意していたのですが、やはり色々と手間なので持ち運びやすいモバイル向けのハブはないかと探していました。
そこで今回、USB電源で動作する手のひらサイズのスイッチングハブを購入したのでレビューします。
- USB電源で動作するスイッチングハブ
- USBポートやUSB電源、モバイルバッテリーなどで動作する
- 電源供給が足りなくなると動作不良になる
目次
USB電源で動作するスイッチングハブ
LANポートが足りない場合やLAN増設に使われるのがスイッチングハブです。
スイッチングハブというのは据え置き型の設備として使われるため、複数個のポートを備えていたり、放熱のためにファンが内蔵されていたり、アルミ筐体だったりとそれなりに大きく重量があります。
普通の用途で考えればスイッチングハブというのは据え置くものであって持ち運ぶものではないのですが、それを敢えて持ち運べるように小型化したのがLAN-SW05PSBEです。
スイッチングハブ本体の大きさは非常に小さくて手のひらサイズなので、持ち運びする時などPCバッグの中にノートパソコンと一緒に入れても邪魔になりません。
パソコンのUSBでも動く
このLAN-SW05PSBEの最大の特徴はmicroUSB端子が付いているという点です。これがどういうことかと言うとコンセントがなくてもUSB電源で動くという事です。
そのため、スイッチングハブのためのコンセントを用意しなくていいため、持ち運んだりコンセントが足りない環境などには最も最適なハブです。
モバイルシーンや一時的なLANの増設など
ハブが持ち運べるとどんなメリットがあるでしょうか。
自分の使い方で考えれば、一番便利なのが外で仕事する際に打ち合わせ相手とのファイル転送がすぐ行える点です。
最近ではオンラインストレージや大容量USBメモリが普及してきているため、ファイル転送はそこまで手間では無くなりました。しかし、大容量のファイルを転送する場合などは通信容量の制限などがあり、公衆無線LANを使用しようにもセキュリティ的には良くないため積極的に使用しようとはなりません。
そういう時に持ち運べるスイッチングハブがあれば、通信容量やセキュリティなどを気にせず通信することが出来ます。無線LANの設定をしなくていいのもメリットです
また、急な外出先対応を行うエンジニアの方なども1個持っていけば便利かもしれません。客先で相手の設備を借りるのは気が引けるものです
まとめ
用途は非常に限られてしまいますが、ネットワークの方がサーバールーム等で緊急対応したり、電源の取れない場所で一時的にネットワークを構築する場合なんかでは非常に有効な製品だと思います。
また、モバイルバッテリーなどを用意すれば電源を用意しなくてもネットワークが構築できるため、一時的な災害対策としても使えるんじゃないかと考えています。