当製品は、海外地域の製品を当編集部が独自に入手したものであり、日本国内で正規販売された製品ではありません。当記事内の製品について株式会社マキタ及びマキタ取扱店へのお問い合わせはお控えください。
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バッテリーを保護する外付けプロテクタ 194649-7
欧州マキタが販売するバッテリー保護プロテクタ “BATTERY PROTECTOR 194649-7″を購入しました。諸経費を含め1個 約2,000円で輸入しました。
この製品は、工具本体が落下したときや固い床面に電動工具を置いた時に、バッテリーが傷が付いたり落下で破損したりするのを防ぐアクセサリです。標準フック部分に装着して使用するので、インパクトやドリルなどの充電式工具に装着できます。
電動工具用のバッテリーは基本的に消耗品であり、現場作業で使うことも多いので傷つくのは仕方のないことなのですが、可能であれば、綺麗に、そして長持ちさせたいと思うのも心情なので、実際にどんなものか使用感を確かめてみるために購入してみました。
ちなみにこのバッテリプロテクタ 194649-7は、欧米地域のみ販売が行われている純正アクセサリなので日本国内での取り扱いはありません。
マキタポーランドの194649-7 デモ動画
40Vmax 充電式インパクト TD001Gに装着してみる
早速、194649-7を充電式インパクトドライバ 40Vmax TD001Gに装着してみましょう。
この194649-7はLXTシリーズ(14.4V/18V)向けのアクセサリなのですが、純正フックを装着できるインパクト・ドリル系の充電式電動工具であれば40Vmaxシリーズの製品にも装着が可能です。
本体の標準フックを取り外します。プラス#2ドライバで取り外せるのでネジを緩めていきましょう。
フックを取り外したら、フックの固定溝にプロテクタを差し込みます。片側を差し込んだら、反対側も同じように差し込みます。
プロテクタでインパクトを挟み込んだら、付属のネジをネジ山に合わせて締め付けます。
ある程度のトルクで締め付けたら、取付完了です。
インパクトに装着するとプロテクタのサイズ感によって威圧感が増します。ちょっと大げさな感じになってしまいますが、バッテリー無しでも安定して立てられるので、工具棚への設置やディスプレイ用途などにも良いかもしれません。
40VmaxでもBL4025バッテリーなら問題なし
大型バッテリーのBL4040やBL4050Fは×
このバッテリプロテクタはLXTシリーズ専用のアクセサリなのですが、40VmaxシリーズでもBL4025バッテリーであれば着脱可能です。
側面のフレームが邪魔になって横面から引き抜くことはできませんが、前から引き抜くようにすれば難なくバッテリー着脱が行えます。
ちなみにBL4050Fの装着では横幅は入るものの、底面のアームに引っかかってしまうため装着できませんでした。
BL4040バッテリーは持っていないので現物での確認はしていませんが、21700セルを使った横幅の大きいバッテリーなので入らないと推測しています。
威圧感は十分なバッテリープロテクタ
フックが使用できなくなるのは残念
実際に装着して使ってみると、プロテクタのサイズ分だけ大きくなってしまうものの、実際の使用感としては意外と悪くない感じでした。
インパクトドライバに対しては、工具本体が比較的小型でフックを付けた方が便利なのでフックに戻す予定ですが、先端の重いドライバドリルや大型インパクトレンチなどに対してはバッテリーの傷や落下破損の防止として有効なアクセサリです。
欠点と言えば、「純正フックが使用できなくなる」くらいでしょうか。
このバッテリプロテクタは純正フックの取り付け部を使って装着しているので、取り外した純正フックは装着できなくなります。一応、プロテクタ側面には取付金具のような穴が開いているので、自前でフックを付けることは出来そうです。
ちなみにTD001Gにバッテリプロテクタを取り付けた場合でも純正ケース収納に収納できました。上蓋の小物入れ収納の部分と干渉してしまうかなとも考えていたのですが、この辺りにもちゃんと対応しているあたり流石マキタと言ったところでしょうか。
個人的にはエアダスタAS001Gへの装着が気に入っています。バッテリプロテクタを付けていれば水が滴る床面に置いた時でも汚れは最小限に抑えられ、上側にカラビナを付けておけばフックを付けていなくても何とかなります。側面の取付穴を活用して、3Dプリンタ造形品の先端アタッチメントホルダーを付けようかなとも考えています。