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2020年12月31日

マキタ40Vmax バッテリーの種類を徹底解説

マキタ40Vmax バッテリーの種類を徹底解説

2019年10月から展開されたマキタの新たな高出力電動工具シリーズ「40Vmax」は36Vで動作する防水防じん機能を強化したシリーズです。40V MAXバッテリーの種類とそれぞれの違いについて詳しく解説します。

マキタの次世代電動工具シリーズ「40Vmax」

現在のマキタの電動工具の主力製品は18Vスライドシリーズですが、その後継・高出力化を実現した新たな電動工具シリーズ「40Vmax」が2019年10月に新たに展開されました。

マキタは40Vmaxシリーズの発表に際し「12か月間および今後数年間にわたって製品をロールアウトする」「18Vシリーズと共存させる」と明言しており1、普及帯の製品を18Vシリーズ・高出力向けの製品を40Vmaxシリーズと出力に応じて使い分けた製品展開を進めると考えられます。

2020年6月現在、40Vmaxシリーズに対応するバッテリーは2種類展開されています。

40Vmaxバッテリーの命名は「電圧」+「容量」

40Vmaxシリーズのバッテリーは、従来のマキタバッテリーと同じく「電圧」+「容量」が製品名になります。

実際のバッテリー電圧は36Vですが、この電圧表記だけは40Vmaxのシリーズ名から数字を取っているので電圧部分の表記は40になります。

40Vmaxバッテリーの2.5AhはBL4025、4.0AhはBL4040と命名されています。

バッテリー単体でIP56に対応

40Vmaxのバッテリーはバッテリー単体として、初めて防じん防水保護等級IP56に適合したバッテリー保護機能を搭載しています。

従来の防じん防水保護は工具側だけに搭載されていた機能で、バッテリーに対する保護はありませんでしたが、40Vmaxではバッテリー単体での防水・防じん機能に対応しました。

工具本体に装着した場合は防水保護等級が変わり、グラインダなどのIPX6対応機器の場合はIPX6に、ファンのようなIP保護等級非適合の製品に装着すると防じん防水に対する保護が無くなってしまうので注意が必要です。

従来36V電動工具シリーズに非対応

40Vmaxシリーズは36Vで動作する電動工具シリーズですが、それ以前のマキタ36Vシリーズや18V×2シリーズとの互換性はありません。

変換アダプタや対応充電器なども展開されていないので、電圧が同じでも完全に独立した製品シリーズになっています。

従来の18Vシリーズ充電器に非対応

40VmaxバッテリーはHiKOKIのマルチボルトと異なり、18Vシリーズとの互換性がありません。

18V電動工具で使用できないのはもちろん、充電器も40Vmax専用の充電器を使用します。

ちなみに40Vmaxの充電器DC40RAは、18V互換アダプタ「ADP10」を装着すれば18Vバッテリーへの充電に対応できます。

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BL4025:40Vmaxの主力バッテリー

40Vmaxシリーズ主力のバッテリーとして展開しているのが「BL4025」です。

現在展開されているほとんどの40Vmax電動工具に標準付属仕様として展開され、40Vmaxで最も普及が進んでいるバッテリーです。

バッテリーの性能的にはHiKOKIのBSL36A18と大きな違いはありません。

電圧36V
容量2.5Ah
重量0.7kg
寸法
定価23,200円
販売年2019年
特徴普及バッテリー

BL4040:40Vmax大容量バッテリー

40Vmaxシリーズの大容量バッテリーとして展開しているのが「BL4040」です。

従来の18650リチウムイオンセルに変わる21700セルの採用によって大出力が実現できるようになり、AC電動工具に迫る1,510Wに対応する高い出力性能を持つバッテリーです。

GA017G以降のグラインダは標準付属の仕様として展開されているので、今後の40Vmaxシリーズでも普及が進みつつあるバッテリーです

電圧36V
容量4.0Ah
重量
寸法
定価27,200円
販売年2019年
特徴大容量・高出力

40Vmaxシリーズバッテリー 機能比較一覧表

製品名BL4025BL4040
外観
バッテリー容量36V-2.5Ah36V-4.0Ah
出力1,150W1,510W
特徴普及バッテリー大容量バッテリー
防水防じんIP56IP56
セルサイズ1865021700
重量0.7kg
寸法
定価23,200円27,200円
ネット実売価格14,000円20,000円
販売年2019年2019年
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脚注

  1. Introducing Makita XGT 40V Max Lithium-ion
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