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2020年8月29日

Makita 64V MAXシリーズ、新型の大型バッテリーBL6450Bを投入か

Makita 64V MAXシリーズ、新型の大型バッテリーBL6450Bを投入か

海外のフォーラムでMakitaの新型バッテリー「64V MAX」の情報がリークさた。直近では「40V MAXシリーズ」の展開で大きな注目を集めた同社の充電式電動工具シリーズだが、新たな高電圧バッテリーシリーズの展開により、マキタ充電式シリーズの再編が進むかもしれない。

※本記事の内容については未確認の情報も多いため、株式会社マキタ及びマキタ販売店への問い合わせはお控え下さい。

マキタ64V MAXシリーズ、40V MAXを超える大型バッテリー

Makita 64V MAX

中国のフォーラムサイト「MyDigit」で投稿されたのは、マキタの試作品バッテリーと推測される製品BL6450Bです。

この情報は2019年6月26日に投稿され、現時点までこの投稿以外の情報は公表されておらず、製品展開についての情報は公式非公式問わず1年以上続報がありません。

海外マキタの公式サイトではいくつか関連する製品の情報が存在していました。台湾マキタには64V MAXバッテリーの充電器と予想される「DC64SA」の製品名も存在し、RoHS1証明書が公開されています。

DC64SA RoHS
台湾マキタのRoHS証明書のページに記載されたDC64SAの項目。2020年3月時点で削除済み
外部リンク:台灣RoHS專區 | Makita 台灣牧田股份有限公司
Makita 64V MAX
バッテリーセルホルダーは密閉されており、40V MAXと同じレベルの防水性能を有していると推測される[クリックで拡大]
Makita 64V MAX 特許展開図
マキタの特許には写真と類似構造の特許出願が確認されている。セルを接続するタブは40V MAXのものと構造が類似している。[クリックで拡大]
Makita 64V MAX ターミナル
バッテリーターミナル[クリックで拡大]
Makita 64V MAX ラベル
製品ラベル [クリックで拡大]

DeWALT FLEX VOLTやMilwaukee MX Fuelの高電圧製品展開

現在のマキタは、36Vより高い電動工具シリーズのラインナップを持っておらず、高い電圧の電動工具市場では他社に大きな差を付けられているのが実情です。

今回の64V MAXバッテリーが展開されれば、DeWALT FLEXVOLTの56VやMilwaukee MX Fuelの72Vと並ぶ高電圧バッテリーとなり、高電圧帯の製品ラインナップが新たに加わります。マキタは高電圧の大型工具で先行する2社への追随が可能となります。

特に、マキタがシェアを広げている園芸工具市場でも、海外市場ではGreenworks社やEGO社などの高電圧園芸工具シリーズが存在しており、この分野においてもマキタの製品ラインナップ戦略は苦境に立たされていたものと推測されます。

海外工具メーカー・園芸機器メーカーが展開する50V以上のリチウムイオンバッテリー。いずれも大型バッテリーであり、AC工具や規制の進むエンジン工具の受け皿として期待される。

マキタの製品ラインナップ再編の布石?

以前、リチウムイオンバッテリーを製造するSAMSUNG SDIは高出力セルの製品展開について、今後は大型セルの21700サイズのセルの生産を優先すると話していました。そのため、18650セルを採用するマキタ18Vバッテリーはこれ以上の発展が難しく、新たなバッテリープラットフォームが必要になります。

マキタ40V MAXは防水などで優位性はあるものの、性能面では他社に対して大きくリードする部分が無く、大型ハンマやコアドリルなどの大型高出力製品をラインナップするには、より大型のバッテリーが必要になります。

64V MAXシリーズが展開されるなら、40V MAXがプロ向け・高出力の軽量バッテリー、64V MAXが大型工具・園芸工具向けのバッテリーとして新たな製品ラインナップの展開が進むと予想されます。

マキタ18Vバッテリーシリーズの展開は今後も続くと予想されますが、40V MAXや64V MAXシリーズのバッテリーで性能向上が進めば、相対的に18Vバッテリーとの性能差は開き、将来的に18Vシリーズは低価格帯・エントリークラスのバッテリーとして落ち着く流れになると考えられます。

脚注

  1. 欧州で規定される、電子機器における鉛・水銀等の有害物質を制限する指令
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