
電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2025年10月に草刈機用両肩ハーネス A-00180を発売する。刈払機の重量を分散させることで長時間の刈払機作業の疲労を大幅に軽減する。小売価格は26,500円(税抜)
目次
マキタ 草刈機用両肩ハーネス A-00180
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2025年10月に草刈機用両肩ハーネス A-00180を発売します。

画像は関連特許内の意匠図を元に色づけした参考図です。製品カタログ画像入手後に差替え致します。
A-00180は、肩から背中、腰にかけて広い面で保持する構造を持つマキタ初の刈払機用のフルハーネスです。
マキタがこれまで販売していた両肩バンドアッセンブリ A-72229よりも大きなハーネスとなっており、クッション性に優れ、刈払機の重量を分散させることで長時間の刈払機作業の疲労を大幅に軽減を実現します。
販売仕様は、アクセサリ単体としてA-00180の部品番号で販売され、充電式刈払機とのセット販売は行われません。
- A-00180 草刈機用両肩ハーネス 希望小売価格26,500円(税抜)
製品の特徴
「マキタ初の刈払機用大型ハーネスが登場」

A-00180は、両肩、胸、腰で支えるマキタ初の刈払機用フルハーネスです。
刈払機の重量を分散させることでバッテリを2本装着する重量級の大型刈払機を使用した時の負担を分散させ、優れたクッション正否によって長時間の刈払い作業も快適に行えるようになります。
バックプレートは3高さ調整が可能で体にフィットさせることができ、刈払機を装着するヒップパッド部はスムーズに摺動できる構造になっており、刈払機の可動範囲を制限すること無く快適な作業を実現します。
製品レビュー(WASABI CHANNEL)
製品解説(岩手県二戸市のパワーツールの専門店ひぐひぐ チャンネル)
シーズン終わりかけの登場は惜しいが次の刈払機シーズンまでに欲しいアクセサリ
本アクセサリは2025年冬に関連特許が公知となっており、2025年の草刈シーズンの発売が期待されていた製品でした。
惜しむべきは刈払機シーズンも終わりかけの10月末の発売となってしまった点ですが、次の草刈りシーズン前に注文しておいたり、実際に使用すたユーザーの評判が出回るまでの様子見期間としては丁度良いかもしれません。
この手のフルハーネスはSTIHLやハスクバーナ、最近ではミルウォーキーなどが販売をしていますが、これらのブランドは販路が限定されていることもありセミプロユーザーへの認知が高くなかったため、今回マキタの取扱いが始まったことで結構普及するのではないかと思っています。
特に、マキタは80Vmaxなどの重量級の充電式刈払機を販売しているため、大型の充電式刈払機を使用しているユーザーとしては必見のアクセサリとなりそうです。
ちなみに、WASABI CHANNELの製品レビュー動画内では、実際に使用している最中に装着フック部のスプリングピンが半分脱落してしまい、樹脂部品と干渉してフックが戻り難くなってしまう不具合が発生してしまったそうです(28.33~)。

この報告は本アクセサリに対する不安要素ではあるものの、マキタが動画を確認した後、倉庫在庫に対して何らかの追加検査か対策を行うだろうと想定しています。ちょっと抜けただけならロールピンポンチを使って圧入し直せば修理は可能ですが、スプリングピンの脱落は量産レベルだと想定し難い不良なので、ユーザーが一般購入可能な段階で脱落がしたのは何故かな思っています。
ちなみに、パワーツール専門店ひぐひぐチャンネル内では、各部品ごとの補給も行われることを示唆しており、部品単位で壊れた場合でも本ハーネス丸ごとの買い替えにはならないようです。その辺りはマキタのアフターサービスの優れている部分が光るところかもしれません。


 (4.5 / 5)
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