電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2023年5月に80Vmaxシリーズの充電式パワーカッタ CE002Gを発売する。40Vmaxバッテリーの2本装着による80Vmax動作により最大切込み深さは127mmを実現する。無線連動AWS機能を搭載し無線連動に対応する。標準小売価格は190,600円(税抜)
目次
マキタ 充電式パワーカッタ CE002G
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2023年5月に80Vmax 充電式パワーカッタ CE002Gを発売します。
CE002Gは、80Vmaxシリーズの充電式パワーカッタです。40Vmaxバッテリーの直列2本装着による72V動作によってエンジン式75.6mLモデルを超える切断スピードを実現しており、355mmダイヤモンドホイールの装着によって最大切込み深さ127mmの作業を実現します。
本機は乾式作業専用モデルとなっており、粉じんを吸い込むダストノズル付きカバーや粉じん漏れを低減する可動式ロアガードの搭載によって、集じん率90%を実現します。さらにマキタの無線連動機能AWSを搭載しているので集じん機との無線連動機能にも対応します。
バッテリーは高出力F仕様バッテリーを推奨しており、BL4080Fバッテリー×2装着時 コンクリート切断8.1mの作業量に対応します。
販売仕様は本体のみ・刃物別売仕様のCE002GZのみ販売が行われます。
- CE002GZ 本体のみ 希望小売価格190,600円(税抜)
製品仕様 (CE001G比較)
製品名 | CE002G | CE001G |
---|---|---|
外観 | ||
刃長 | 355mm | 355mm |
最大切込深さ | 127mm | 127mm |
ストローク径 | 4,200min-1 | 5,300min-1 |
無線連動 | 〇 | × |
バッテリー | 80Vmax | |
重量 | 13.8kg | 12.9kg |
寸法 | 825×272×487mm | 786×272×433mm |
本体価格 | 190,600円(税別) | 189,000円(税別) |
販売年月 | 2023年5月 | 2022年2月 |
製品の特徴
「乾式専用の無線連動AWS対応モデル」
CE002Gは、乾式作業専用モデルのパワーカッタです。粉じんを吸い込むダストノズル付きカバーや粉じん漏れを低減する可動式ロアガードを搭載しており、集じん率90%を実現しています。
さらにマキタの無線連動AWSに対応しており、ワイヤレスユニット A-66151とAWS対応集じん機を接続することで充電式製品ながらも集じん機連動動作が可能になります。
切断時の振動を低減する防振ハウジング
防振スプリングによって保持部と切断部を分離しており、作業時の振動を大幅低減します。
使いやすさを重視した各種機能を搭載
LEDライトや過負荷状態を知らせるお知らせランプ、ロックオフボタンや電気ブレーキ機能を搭載により使いやすさを向上します。
CE001Gと共用モデルにしても良かった気もするが
今回のCE002Gに関しては、前モデルCE001Gを乾式切断専用モデルに仕様変更した製品です。AWS連動機能を搭載している乾式専用モデルなので、水もAC電源も不要で粉じんを舞わせない作業ができるのが大きな魅力となっています。
前モデル CE001Gとはほとんど同じ仕様を備えており、具体的に違う部分はカバー周りの構造やAWS搭載の有無なのですが、正直なところCE001GにAWSを搭載して、カバーにダストノズルを搭載する製品1種でよかったような気もします。
このあたりの仕様を分けた理由としては、無線連動対応の集じん機に乾湿両用モデルが無い点やカバー形状の違いから乾湿切断を両方やってしまうと、集じん率が悪くなってしまうなど実用的な都合があったものと考えられます。
一応、粉じんが舞うのを無視すればCE001Gでも乾式切断は可能だと思いますが、CE001GとCE002Gは無負荷回転数が異なり、CE001Gの方が若干回転数が高いため、ダイヤモンドカッターの焼き付き等には気を付けた方が良いかもしれません。
よく比較される工具
2022年2月発売
2021年3月発売