電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2024年6月に充電式パワーカッタ CE003G/CE004Gを発売する。バッテリー1本で動作する40Vmax仕様のパワーカッタで従来18V×2モデル比較で約45%の切断スピードアップを実現する。本体標準小売価格は99,600円(税抜)から
目次
マキタ 充電式パワーカッタ CE003G/CE004G
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2024年6月に充電式パワーカッタ CE003G/CE004Gを発売します。
CE003G/CE004Gは、40Vmaxシリーズの充電式パワーカッタです。バッテリー1本での動作ながらも最大切込み深さ88mm (CE003G) / 121mm (CE004G)を実現しており、コンパクトな取り回しと排ガス0によって屋内や地下でも使用可能です。
装着バッテリーは高出力F仕様のバッテリーを推奨しており、1充電あたりの作業量はBL4050Fバッテリー装着時で約2.9mです。
製品仕様はブレード径230mmのCE003Gとブレード径305mmのCE004Gで展開し、販売仕様は本体のみのCE003GZとCE004GZで販売します。
- CE003GZ 本体のみ 希望小売価格99,600円(税抜)
- CE004GZ 本体のみ 希望小売価格109,600円(税抜)
CE003G/CE004G 製品仕様 (18V×2モデル CE090D比較)
製品名 | CE003G | CE004G | CE090D |
---|---|---|---|
外観 | |||
ブレード径 | Φ230mm | 360mm | Φ230mm |
最大切込深さ | 88mm | 121mm | 88mm |
切断方式 | 湿式・乾式 | 湿式・乾式 | 湿式・乾式 |
無負荷回転数 | 6,600min-1 | 5,000min-1 | 6,600min-1 |
バッテリー | 40Vmax | 40Vmax | 18V×2 |
防水 | IPX4 | IPX4 | APT |
重量 | 6.8kg | 7.0kg | 6.2kg |
寸法 | 603×240×350mm | 663×240×406mm | 554×241×283mm |
本体価格 | 99,600円(税抜) | 109,600円(税抜) | 95,600円(税抜) |
販売年月 | 2024年05月 | 2024年05月 | 2020年07月 |
製品の特徴
「バッテリー1本で動作する充電式パワーカッタ」
CE003G/CE004Gは、バッテリー1本で動作する充電式のパワーカッタです。
これまでのマキタ充電式パワーカッタは、18V×2シリーズのCE090Dや80VmaxシリーズのCE001G/CE002Gなどバッテリを2本装着する製品仕様でしたが、今回のCE003G/CE004Gはバッテリ1本で動作するのが特徴です。
バッテリ1本で動作ながらも最大切込深さ88mm (CE003G)の製品仕様を備えており、ハイパワーブラシレスモータの搭載と合わせて強力な切断作業を実現します。
軽量コンパクトな本体ボディ、持ち手部のスリム化で取り回し性も向上
バッテリ1本構造によって、本体ボディ部がコンパクトサイズになり取り回しが大きく向上しました。
CE003Gの質量は6.7kg、CE004Gは7.0kg と、エンジンカッターに対して軽量コンパクト化を実現しています。
防振ハウジングで切断時の振動を低減
モータ周りに配置した2つの防振ゴムが切断時の振動を低減するため、作業者が感じる負担が軽減します。
防水保護等級IPX4に適合、雨の中でも使用できるWG搭載
製品本体は防水保護等級IPX4に適合します。防滴・防じんのWGと合わせて突然雨に降られても運転可能な防水設計となっており、水や粉じんから本機とバッテリを守ります。
ミルウォーキー M18 FCOS230との違い
ブレード径230mmの充電式パワーカッタとしてはミルウォーキー M18 FCOS230が日本市場での主要な競合製品になります。
製品仕様的は同じブレード径230mmのパワーカッタですが、最大切込み深さはマキタ CE003Gの方が若干深く、バッテリー電源も36Vであることから、負荷時の粘り強さもCE003Gが優位と考えられます。
バッテリー容量の点については、マキタBL4080Fバッテリーが288Wh (36V-8.0Ah)に対し、ミルウォーキー M18 HB12 12.0Ahが216Wh (18V-12.0Ah)なので、マキタの方が1充電作業量に優れている形となります。
ただし、バッテリー周りのアクセサリ展開としては、ミルウォーキーには積層セル採用バッテリーのM18 Forge FB6バッテリーが高出力仕様として40Vmaxバッテリに迫る仕様であり、M18デュアルベイスーパーチャージャーにおいてはマキタ40Vmaxバッテリよりもハイレート充電に対応しているため、作業量が多い場合であればM18 FCOS230に軍配が上がる可能性があります。
このあたりはどちらを選ぶか難しい所ですが、バッテリシリーズの汎用性はミルウォーキー M18シリーズも製品展開が進んでおり、他の作業とバッテリーを使いまわす場合においても困ることは無いと考えられます。
製品名 | CE003G | M18 FCOS230 |
---|---|---|
外観 | ||
ブレード径 | Φ230mm | Φ230mm |
最大切込深さ | 88mm | 85mm |
切断方式 | 湿式・乾式 | 湿式・乾式 |
無負荷回転数 | 6,600min-1 | 6,600min-1 |
バッテリー | 40Vmax | M18 |
防水 | IPX4 | – |
重量 | 6.8kg | 6.2kg |
寸法 | 603×240×350mm | – |
本体価格 | 99,600円(税抜) | 93,800円(税抜) |
販売年月 | 2024年05月 | – |
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