電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2021年3月に新型の40Vmax 30mm充電式ハンマドリル HR008Gを発売する。クラス最高の穴あけスピードを持ち28mmモデルのハンマドリル比で約35%増の穴あけスピードを実現する。本体希望販売価格は65,600円(税抜)
目次
マキタ 30mm充電式ハンマドリル HR008G
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2021年3月に新型の40Vmaxシリーズ 30mm充電式ハンマドリル HR008Gを発売します。
本機は最大30mmのコンクリート穴あけ作業に対応する充電式ハンマです。28~30mmクラス最強の穴あけスピードを謳い、40Vmaxバッテリーと大型ハイパワーブラシレスモータにより安定した穴あけを可能にする定回転制御を搭載しながらも、打撃振動と回転運動それぞれに個別のカウンタウェイトを搭載することで圧倒的な作業性と低振動性を両立しています。
クリーンな作業と取り回し性を両立する集じんシステムや無線連動AWSにも対応、ビットロック時の振り回されを防止するAFTも搭載し、作業性・安全性・快適性を兼ね備えたクラス最高峰の充電式ハンマドリルです。
販売仕様は、バッテリーBL4040×2本と充電器DC40RAが付属するGRMX仕様とケースのみ付属のGZK仕様、これらに集じんシステムDX10を付属したV仕様を加えた4仕様で展開します。
- HR008GRMX バッテリーBL4040×2・充電器DC40RA・ケース付属 希望小売価格121,600円(税抜)
- HR008GZK 本体のみ・ケース付属 希望小売価格65,600円(税抜)
- HR008GRMXV バッテリーBL4040×2・充電器DC40RA・ケース・集じんシステムDX10付属 希望小売価格133,200円(税抜)
- HR008GZKV 本体のみ・ケース・集じんシステムDX10付属 希望小売価格77,200円(税抜)
製品仕様 (28mmクラス 40Vmaxハンマドリル比較)
製品名 | HR008G | HR001G | HR007G |
---|---|---|---|
外観 | |||
ハンドル形状 | Dハンドル | Dハンドル | ガンハンドル |
穴あけ能力(コンクリート) |
30mm | 28mm | |
穴あけ能力(鉄工) | 13mm | ||
穴あけ能力(木工) |
32mm | ||
穴あけ能力(コアビット) |
80mm | 54mm | |
穴あけ能力(ダイヤコア) | 80mm | 65mm | |
無負荷回転数 | 0~840min-1 | 0~980min-1 | |
打撃数 | 0~4,500min-1 | 0~5,000min-1 | |
防じん防水 | IP56 | IP56 | IPX6 |
集じんシステム | DX10 | DX12 | DX15 |
重量 | 5.2kg (BL4040装着時) | 3.7kg (BL4025装着時) | 3.8kg(BL4040装着時) |
寸法 | 422×97×242mm | 358×102×232mm | 473×101×240mm |
本体価格 | 65,600円(税抜) | 55,000円(税抜) | 48,800円(税抜) |
販売年月 | 2022年3月 | 2019年12月 | 2021年10月 |
製品の特徴
「クラス最強の充電式ハンマドリル」
HR008Gは28~30mmのハンマドリルとしてクラス最強の作業スピードを実現している充電式ハンマドリルです。
40Vmaxバッテリーと大型ハイパワーブラシレスモータにより定回転制御を搭載し安定した穴あけ作業を可能にします。作業負荷が大きくなっても回転数低下が起こりにくく、効率的な穴あけ作業を実現します。
2つのカウントウェイトで振動を低減
打撃時に発生する振動を打ち消す打撃振動カウンタとクランクシャフトの振動を打ち消す回転振動カウンタの2種類のカウンタウェイトにより圧倒的な低振動を実現し、合成三軸合成値 9.1m/s2を達成しています。
取り回しの良い集じんシステム DX10に対応
ハンマドリル本体に取り付ける集じんシステム DX10に対応します。
最長265mmまでのビットに対応し、集じんシステム単体で90%以上の高い捕集率を達成。HEPAフィルタにより排気もクリーンで周囲環境に配慮した穴あけ作業を実現します。
振り回されによる事故を防止するAFTを搭載
作業時のビットロックを加速度センサーで感知し自動で停止するAFTを搭載。振り回されによる作業事故を防止します。
防じん防水保護等級IP56に適合
ハンマドリル本体は防じん防水保護等級IP56に適合。水を使用する現場や屋外作業でも安心して使用できます。
HiKOKI 28mm充電式ハンマドリルとの違い
マキタHR008Gと競合する充電式ハンマは、HiKOKI マルチボルトコードレスハンマ DH36DPA/DH36DPEです。
今回のHR008Gは厳密に言えば30mmハンマドリルなので若干仕様が大きいのは当然ではあるものの、集じんシステム装着時の最大穴あけ径やコアビット/ダイヤコア装着時の穴あけ能力に大きな差があるため、より高い作業汎用性を求める場合にはHR008G推奨となります。
重量・価格的な面ではHiKOKiハンマドリルの方が優れていますが、それらの点を重視するのであれば、従来モデルであるマキタ28mm充電式ハンマドリル HR007Gが価格や防水性の点で勝っているため、HiKOKIマルチボルトハンマドリルの優位点はほとんどない状態と言えます。
ハンマドリル製品そのものの評価で言えば、旧日立工機の系譜にあたるHiKOKIブランドの方が信頼性があるものの、ここ最近の充電式ハンマドリル情勢としては防じん防水性能とクラスバリエーションの観点からマキタ40Vmax優位に傾きつつあります。
最近のマキタ40Vmaxシリーズは大型グラインダやパワーカッターなどの拡充も進んでおり、コンクリート作業の現場におけるコードレス化を推進するのであればマキタ製品一択となるでしょう。
製品名 | HR008G | DH36DPA | DH36DPE |
---|---|---|---|
外観 | |||
ハンドル形状 | Dハンドル | Dハンドル | ガンハンドル |
穴あけ能力(コンクリート) |
30mm | 28mm | |
集じん時穴あけ能力 (コンクリート) |
30mm | 20mm | |
穴あけ能力(鉄工) | 13mm | ||
穴あけ能力(木工) |
32mm | ||
穴あけ能力(コアビット) |
80mm | 50mm | |
穴あけ能力(ダイヤコア) | 80mm | 65mm | |
無負荷回転数 | 0~840min-1 | – | 0~950min-1 |
打撃数 | 0~4,500min-1 | 0~4,300min-1 | |
防じん防水 | IP56 | – | – |
集じんシステム | DX10 | 0037-0104 | 0037-6970 |
重量 | 5.2kg (BL4040装着時) | 3.7kg (BSL36A18装着時) | 3.6kg(BSL36A18装着時) |
寸法 | 422×97×242mm | 351×220×85mm | 368×276×83mm |
本体価格 | 65,600円(税抜) | 49,000円(税抜) | 49,000円(税抜) |
販売年月 | 2022年3月 | 2017年11月 | 2021年2月 |
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