
電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2025年6月にLXTベーシックシリーズ 充電式ジグソー JV186Dを発売する。新構造の18Vバッテリ BLB182とが付属する廉価版の充電式インパクトドライバ。四極ブラシモータ搭載ながらも軽量1.3kgのボディで155N・mの締め付けトルクを搭載する。小売価格は27,700円(税抜)
目次
マキタ 充電式ジグソー JV186D
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2025年6月にLXTベーシックシリーズ 充電式ジグソー JV186Dを発売します。

JV186Dは、マキタ 18V LXTベーシックシリーズの充電式ジグソーです。
低価格バッテリーのBLB182バッテリーの付属によって、マキタブランドの18V充電式ドライバドリルながらも希望小売価格26,300円(税抜)の低価格で販売されるのが特徴です。
ジグソーの製品仕様としては、ブラシモータの搭載によって全体的に性能が抑えられており、木材の最大切断幅は65mmとなっています。切断傾斜角度は45°、オービタル機構も備えており一般的な木材切断作業であれば幅広く対応できます。
販売仕様は、バッテリ充電器が付属するJV186Dで販売します。

- JV186DB バッテリ充電器付属 希望小売価格26,300円(税抜)
JV186D 製品仕様 (18Vモデル JV184D比較)
製品名 | JV186D | JV184D |
---|---|---|
外観 |
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切断能力 | 木材:65mm アルミ:10mm 難鋼板:5mm |
木材:135mm アルミ:20mm 難鋼板:10mm |
モータ | ブラシモータ | ブラシレスモータ |
傾斜角度 | 左右45° | 左右45° |
オービタル | 3段階 | 3段階 |
ストローク量 | – | 26mm |
ストローク数 | 0~2,900min-1 | 0~3,500min-1 |
動作電源 | 18V | 18V |
1充電作業量 | 合板:約107枚 軟鋼板:約15枚 |
合板:約290枚 軟鋼板:約90枚 |
振動3軸合成値 | – | 木工:7.0m/s2 金工:3.5m/s2 |
重量 | 1.9kg | 2.5kg |
寸法 | 241×84×196mm | 266×77×208mm |
本体価格 | JV186DB : 26,300円(税抜) | 42,600円(税抜) |
販売年月 | 2025年6月 | 2014年 |
製品の特徴
「低価格クラス帯の18V充電式ジグソー」

DF490Dは、マキタ18V充電式ジグソーの低価格帯に位置するモデルです。
木材切断能力は65mmとジグソーの中では控えめなものの、ブラシレスモータ搭載の製品仕様によって希望小売価格26,300円(税抜)とお手頃の仕様になっているのが特徴です。
製品重量もバッテリ込みで1.9kgと比較的軽量なので、取り回しに優れた充電式ジグソーとしても活用できます。
マキタの充電式ジグソーに廉価モデルが無いので選択肢には入るが…
今回のDF490Dは、ブラシモータ搭載の低価格な充電式ジグソーです。現在のマキタには18Vの充電式ジグソーが存在していないので、低価格で小さめの18V充電式ジグソーが必要な方には選択肢に入れられる製品になると思います。
切断能力は最大厚65mmとジグソーとしては控えめで仕様的には10.8Vクラスと同等ではあるものの、DIY用途では2×4材 (厚み38mm)と板材が切断できれば十分な実用的なので、18Vシリーズの汎用性とマキタのブランド力、日曜大工として求められる充電式ジグソーとしては悪くない製品であると言えそうです。
一応、バッテリーセットで実売20,000円を切る充電式ジグソーは他社競合がそこまで多くはなく、製品のレビュー評価も辛口な傾向が目立つので、ちょうどいい充電式ジグソーを求めるDIY層にはある程度の需要もありそうな製品です。
とは言え、ベーシックLXTシリーズに関しては2025年5月から展開の始まっているマキタ18Vの廉価版シリーズですが、現時点ではホームセンター等の陳列棚に並んでいるところを確認できておらず、マキタそれ自体がベーシックLXTシリーズにいまいちやる気のない感じもしています。
一応、海外地域ではベーシックLXTの展開が始まっており、主力市場はそちらになると考えている製品シリーズなのですが、倉庫の容量や修理体制、営業のリソースなどは無限ではないので、売る気の薄い製品を国内市場に流すのもどうなのかなと思ったりはしています。
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2022年2月発売