電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2024年7月に充電式洗浄機 MHW180Dを発売する。一体型のガンタイプで5in1ノズルの洗浄機でさまざまな洗浄作業に対応する。本体標準小売価格は27,700円(税抜)から
目次
マキタ 充電式洗浄機 MHW180D
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2024年7月に充電式洗浄機 MHW180Dを発売します。
MHW180Dは、マキタ18Vバッテリーで動作する充電式の洗浄機です。
バッテリ動作ながらも最大2.4MPaの吐出圧力と5.3L/minの水量を搭載し、車や家周りのさまざまな洗浄作業に対応します。
ノズル先端には噴射角度を可変できる5in1ノズルを搭載しており、ブロック塀のコケ落としから外壁の清掃、植物の水やりまで幅広い作業に対応します。
販売仕様は、本体のみのMHW180DZで販売します。
- MHW180DZ 本体のみ 希望小売価格24,600円(税抜)
MHW180D 製品仕様
製品名 | MHW180D |
---|---|
外観 | |
最大吐出水量 | 5.3 L/min |
常用吐出水量 | High:2.5 L/min Low :1.5 L/min |
常用吐出圧力(水道) | High:2.4 MPa Low :0.8 MPa |
常用吐出圧力(自吸) | High:2.0 MPa Low :0.8 MPa |
ノズル範囲 | 0°, 15°, 25°, 40°,シャワー |
給水方式 | 水道・自吸・ペットボトル |
最高吸水温度 | 40℃ |
自吸高さ | 最大2.0m |
バッテリー | 18V |
重量 | 2.1kg |
寸法 | 888×99×239mm |
本体価格 | 27,700円(税別) |
販売年月 | 2024年07月 |
製品の特徴
「ガンタイプ一体型の充電式洗浄機」
MHW180Dは水道圧よりも高い最大2.4MPaの吐出圧力で汚れを吹き飛ばす清掃機です。18Vバッテリーで動作するのでAC100V電源が取れない場所でも洗浄作業が行えます。
モード切替スイッチで吐出圧力を変更
吐出圧力を切り替える2モード切り替えスイッチを搭載。
- [1]Lowモード:網戸の洗浄や庭の水まき等に
- [2]Highモード:乗用車や農機具等の洗浄に
3種類の給水方式に対応
給水方式は3種類から使用可能。水道直結のほか、バケツ等に水を貯めて吸い上げる自吸方式にも対応します。
バッテリボックスで水の侵入をガード
バッテリや端子などへの水の侵入を防止するバッテリボックスを搭載。屋外での水作業でも安心して使用できます。
別売アダプタ(A-78829)でペットボトルからも給水可能
別売のペットボトルアダプタ(A-78829)を装着すればペットボトルからも給水可能。
回転操作で簡単にモード切替できる5in1ノズル
標準付属の5in1ノズルはダイヤルを回転させることで、別のノズルに交換することなく、簡単に噴射モードを5段階で切替できます。
- 0°:ブロック塀や苔落としに
- 15°:洗車や自転車の洗浄に
- 25°:窓ガラスや外壁の清掃に
- 40°:浴室やサッシの掃除に
- シャワー:花や植物の水やりに
フォームノズルで洗剤を使った洗浄作業にも対応
洗剤を泡状に噴射できるフォームノズルが標準付属。洗剤を泡状に噴射できるので洗車作業も効率的に行えます
別売アタッチメント対応で多彩な作業に対応
標準付属のフォームノズルのほか、ホイールブラシ (A-78835)やアングルノズル (A-78857)で多彩な洗浄作業に対応。
車のアンダーボディや雨どい、ホイールの隙間なども効率的に清掃できます。
エクステンションを外せば狭所でも使いやすい
エクステンションを取り外せば、小回りが必要な場所も快適に洗浄できます。
京セラ 充電式ポータブルウォッシャー BPW-1800L1との違い
主要な国内電動工具メーカーで類似の製品では充電式ポータブルウォッシャー BPW-1800L1が競合します。
製品的な仕様としては、全体的にマキタ MHW180Dが優位であり、販売価格もMHW180Dが安くなっています。そのため、製品選定としてはマキタ MHW180D一択となります。
そのほかにも、販売店の多さやバッテリー汎用性の面からも優位性があり、よほどの理由がない限りはマキタ MHW180Dを選ぶのが無難と言えそうです。
製品名 | MHW180D | BPW-1800L1 |
---|---|---|
外観 | ||
最大吐出水量 | 5.3 L/min | – |
常用吐出水量 | High:2.5 L/min Low :1.5 L/min |
High:1.8 L/min Low :1.4 L/min |
常用吐出圧力(水道) | High:2.4 MPa Low :0.8 MPa |
High:2.4 MPa Low :1.4 MPa |
常用吐出圧力(自吸) | High:2.0 MPa Low :0.8 MPa |
High:2.4 MPa Low :1.4 MPa |
ノズル範囲 | 0°, 15°, 25°, 40°,シャワー | 0°, 15°, 25°, 40°,シャワー |
給水方式 | 水道・自吸・ペットボトル | 水道・自吸 |
最高吸水温度 | 40℃ | 40℃ |
自吸高さ | 最大2.0m | 最大1.5m |
バッテリー | 18V | 18V |
重量 | 2.1kg | 1.8kg |
寸法 | 888×99×239mm | 960×93×237mm |
本体価格 | 27,700円(税別) | 29,200円(税別) |
販売年月 | 2024年07月 | 2020年09月 |
製品カテゴリ的に「高圧」洗浄機ではないらしい
今回のMHW180Dは、製品名称が洗浄機であり、高圧の洗浄機ではありません。
この辺りの解釈は各メーカーによるものと思いますが、一例としてケルヒャー KHB 6は最大吐出圧力2.4MPaでも高圧洗浄機を謳っているので、本製品も一応高圧洗浄機と言っても良いのではないかな?とも思っています。この辺りはマキタの考え方の問題なのかもしれません。
一応、8.0MPaの高圧洗浄機に比べて洗浄能力は落ちはするものの、ノズルを0°にして時間をかけさえすれば大体の汚れは落とせます。
さて、Amazonなどで高圧洗浄機を探したことがある方なら知っているとは思いますが、この形状の高圧洗浄機は中国ブランドの高圧洗浄機が多数並んでおり、基本的にマキタ18Vバッテリ互換の製品だらけとなっています。ちなみに中国ブランドの製品には8MPaを謳う製品もありますが、このあたりは眉唾だと思っています。
ある意味、低価格市場に関しては食い荒らされてしまっている家庭向けカテゴリの製品なのですが、マキタが販売する公式的な製品なので、知名度やブランド力の関係から市場に広く普及するのではないかなと想定しています。あとは、施設清掃でのマキタクリーナー普及率は割と高いので、バッテリー共用を活かした施設向けの屋外清掃需要のような潜在需要も期待できそうです。
よく比較される工具
2020年9月発売