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ケルヒャー(KARCHER)コードレス分野へ参入、防水バッテリーで園芸工具も視野

ケルヒャー(KARCHER)コードレス分野へ参入、防水バッテリーで園芸工具も視野

一昔前は電動工具メーカーが台頭していた高出力リチウムイオンバッテリー市場でしたが、近年ではエンジン工具メーカーを中心に様々な業種でリチウムイオンバッテリーの採用による工具のコードレス化が進んでいます。

今回は、高圧洗浄機で有名なメーカー「KARCHER」の新しいリチウムイオンコードレスシリーズについて解説します。

業界初?取り外し可能なバッテリー単体としてIPX5に対応

これまでケルヒャーはAC電源の高圧洗浄機を中心にラインナップしていましたが、待望の2019年10月にリチウムイオンバッテリーを採用したコードレスタイプの高圧洗浄機「KHP5」と「K2」が発売される事となりました。

ケルヒャーのコードレス高圧洗浄機は「ケルヒャーバッテリープラットフォーム」と呼ばれるケルヒャー初となるリチウムイオンバッテリーを使用した製品群の1つです。このシリーズはバッテリー単体として恐らく業界初となるIPX5に対応した防水型バッテリーに対応したコードレスシリーズなのが特徴となります。

電動工具メーカーを含め工具側での防水対応はこれまでも実現されていましたが、バッテリーも含めた防水対応は「ケルヒャーバッテリープラットフォーム」だけになり、屋外での使用では強力なツールとなりそうです。

液晶パネルの残量表示機能を搭載、残り動作時間もわかる

「ケルヒャーバッテリープラットフォーム」で使用されるバッテリーには「リアルタイムテクノロジー」と呼ばれるバッテリー残量を表示する機能が搭載されていいます。バッテリーには液晶ディスプレイが搭載され、バッテリー残量や充電完了時間、残り動作時間などが表示されます

待機状態のバッテリーパネル。バッテリー残量がパーセンテージで表されており詳細な残量が把握できる
バッテリーが放電状態になるとパーセンテージの表記から、残り表示時間にかわる。あと何分動かせるかを目で見てわかるため、ユーザーとしてはとても心強い機能となるだろう。

業界最小のACアダプタ型の充電器、充電が速い急速充電器もラインナップ

「ケルヒャーバッテリープラットフォーム」のバッテリー充電に使用する充電器は、ACアダプタ形状の小型充電器になっています。工具メーカーが取り扱う従来型のバッテリー充電器はスタンド型の大きな充電器なのが欠点でしたが、このACアダプタ形状の充電器は非常に小さくコンパクトに収まるサイズになっています。

このACアダプタ型の充電器は充電時間が非常に長いのが欠点ですが、充電時間を改善したスタンド型の急速充電器もラインナップされています。

18Vは2.5Ahと5.0Ahの2種類をラインナップ、36Vは5.0Ah

「ケルヒャーバッテリープラットフォーム」は18Vと36Vの2つの電圧がラインナップされています。さらに、18Vではスリムタイプの2.5Ahと大容量タイプの5.0Ahの2種類のバリエーションがあります。

これらのバッテリーは全てIPX5の防水機能や、耐衝撃性の高い素材とグリップ力に優れたゴム素材などを搭載し、水のかかりやすい洗浄作業でも使いやすいバッテリーになっています。

ハンドヘルドクリーナーKHB5

18Vバッテリーに対応するのは、ハンドヘルド形状の高圧洗浄機「KHB5」です。最大許容圧力は2.2MPaです。

ガン形状の本体にバッテリーを装着して、ホースを接続して使用するのが特徴でタンクなしで使用できるのが特徴です。別売りの自吸用ホースを使用する事で、ポリタンクやため池などからの吸水で使用する事が可能です。

KHB5はノズルとバッテリーを外せば大きなファイルボックスに収まるコンパクトサイズになり、収納にも困らない高圧洗浄機となっています。

高圧洗浄機K2

36Vバッテリーに対応するのは、高圧洗浄機「K2」です。最大許容圧力は11MPaです。

K2はAC駆動の高圧洗浄機と同じ形状となっており、スペックもAC電源並みのパワーを持ってます。バッテリー式の高圧洗浄機ながら、本体重量はバッテリー込みで6.9kgと持ち運びしやすい重量なので、電源を確保しずらいガーデニングや家庭菜園、マンション共用スペースでの洗車など様々な使い方ができます。

ケルヒャーの園芸工具もリリース予定

現在、「ケルヒャーバッテリープラットフォーム」で展開されている製品は18Vシリーズで「高圧洗浄機KHP5」「乾湿両用クリーナWD1」と36Vの「高圧洗浄機K2」の3機種のみですが、園芸工具の販売も検討しているようです。

ケルヒャーの園芸工具は草刈機からチェンソーまで基本的な園芸工具は揃えており、屋外で使用する園芸工具として十分なラインナップを揃えています。

これらの園芸工具シリーズは海外では既に展開されているシリーズですが、日本の市場で販売を行うかはまだ未定との事です。今後、市場の調査などを行い日本販売を行うか決定するとの事でした。屋外に園芸工具と共に放置されやすいバッテリーは、工具と共に雨や砂埃の影響を受けて故障しやすい製品でもあるので、防水のIPX5を搭載したケルヒャーのバッテリーなら故障のリスクを減らせるかもしれません。

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