電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2024年1月に充電式ワークライト ML012G/ML818を発売する。折り畳みによる広範囲照射や別売伸縮フックによって車載ライトとしても使用できる。本体標準小売価格は23,500円(税抜)
目次
マキタ 充電式ワークライト ML012G/ML818
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2024年1月に充電式ワークライト ML012G/ML818を発売します。
ML012G/ML818は、折り畳み機構を備えた広範囲照射に対応するバー型のワークライトです。
350mmと280mmの発光部を備え、折り畳みを展開することで全長約1mの広範囲を照らせるライトとして使用できます。また折り畳んでいる時でも本体両面を照射できるライトとして使用できます。
製品仕様は、40Vmaxバッテリー対応のML012Gと14.4V/18V対応のML818の2仕様で展開します。販売仕様は本体のみです。
- ML012G 本体のみ 希望小売価格23,500円(税抜)
- ML818 本体のみ 希望小売価格22,400円(税抜)
製品仕様
製品名 | ML012G | ML818 |
---|---|---|
外観 | – | |
照度 | 強:2,000lx 中:1,000lx 弱:450lx |
強:2,000lx 中:1,000lx 弱:450lx |
光束 | 強:1,700lm 中:800lm 弱:400lm |
強:1,700lm 中:800lm 弱:400lm |
バッテリー | 40Vmax | 14.4V/18V |
重量 | 1.7kg | 1.7kg |
折り畳み寸法 | 679×85×158mm | 677×80×119mm |
伸ばし寸法 | 1,021×85×120mm | 1,019×80×150mm |
本体価格 | 23,500円(税別) | 22,400円(税別) |
販売年月 | 2024年01月 |
製品の特徴
「マキタ初の広範囲照射可能なバー型ワークライト」
ML012G/ML818は、折り畳み機構を備えた充電式のワークライトです。
350mmと280mmの2つの発光部を備えており、折り畳み時は前後に発光して広い範囲を照らし、展開したときには全長約1mとなるので広範囲を照射可能なライトとして使用できます。
最大光束は強モード時に1,700lmの仕様を備えており、最大連続点灯時間はML012GでBL4080Fバッテリー装着時に連続約14時間の点灯に対応します。
40Vmaxモデルと14.4V/18Vモデルを展開
製品仕様は40Vmaxモデルの ML012Gと14.4V/18Vバッテリー両対応のML818の2仕様で展開します。
別売 引っかけ伸縮フック(A-75378)で車に簡単取付
別売アクセサリの引っかけ伸縮フック(A-75378)を装着すれば車のバックドアやボンネットに簡単に取り付け可能。
現場作業だけではなく、夜間の車載荷物出し入れや暗所の車整備など幅広い用途で活用できます。
ミルウォーキー M12アンダーフードライトとの違い
車載対応する長細いライトの類似製品としては、ミルウォーキー M12アンダーフードライトが挙げられます。
今回のマキタ ML012Gの製品コンセプトは、ミルウォーキーのアンダーフードライトに近いもので、実際の用途や設置場所などはほとんど同じと考えられます。
明るさ的には僅かにML012Gの方が優れているものの、実用的にはほとんど変わらないと考えられます。
価格の安さと軽量さではミルウォーキーのアンダーフードライトの方が優れているものの、取り回しの点では折り畳める点が現場用途や持ち出し用途で優れていると考えられ、実際の使用感としてはマキタML012Gの方が優れていると言えそうです。
製品名 | ML012G | M12 UHL-0 APJ |
---|---|---|
外観 | ||
照度 | 強:2,000lx 中:1,000lx 弱:450lx |
– |
光束 | 強:1,700lm 中:800lm 弱:400lm |
強:1,350lm 標準:600lm |
防じん防水 | × | IP54 |
バッテリー | 40Vmax | M12 |
重量 | 1.7kg | 1.1kg |
折り畳み寸法 | 679×85×158mm | – |
伸ばし寸法 | 1,021×85×120mm | – |
本体価格 | 23,500円(税別) | 16,980円(税別) |
販売年月 | 2024年01月 | – |
明るさのコスパも意外と悪くない充電式ライト
今回のマキタライトに関しては、ミルウォーキーのアンダーフードライトのような車載ライトバーをコンセプトとしながらも、折り畳み構造を備えることによって現場用途としても使いやすいライトとなっています。
ライト単体の価格としては実売17,000円程となり、若干割高のライトになるのですが、同じ価格帯の明るさ的にはフラッシュライトのML812よりも高い光束量を搭載しているので、明るさベースで考えると意外とコスパに優れたライトとなっています。
幅広く活用できるライトではあるものの、若干器用貧乏感もあるライトなので、実際の用途としては半固定的な用途になるものと想定しています。実際の使用例にもある車載用とはもちろんのこと、屋外での作業現場や電源の通ってない倉庫などに設置する用途にも丁度良いかもしれません。
少し残念に思うのは、磁石でくっつく仕様になっていない点だと思っています。車載用途や工場用途では別売のフックを使うよりも、磁石の方が手軽に設置できるケースも多いので、本体に磁石の搭載が無くてもより簡素な後付けアクセサリの登場を待ちたいところでしょうか