
電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2025年5月に18V×2=36Vシリーズの充電式芝刈機 MLM466Dを発売する。460mm刈幅、快適操作でパワフルに刈り込める充電式芝刈機。本体標準小売価格は104,700円(税別)
目次
マキタ 充電式芝刈機 MLM466D
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2025年5月に18V×2=36Vシリーズ 充電式芝刈機 MLM466Dを発売します。

MLM466Dは、18V×2シリーズの充電式芝刈機です。刈込幅460mm仕様を備え、緑地管理から一般家庭の芝刈りまで幅広い作業に対応します。
刈込高さは10段階の20~75mmの範囲で調整可能でき、刃物前方傾斜構造で効率よく芝刈り切断を行えます。
1充電あたりの最大作業量は、BL1860B×2本装着時に960m2(約290坪)に対応します
製品仕様は、本体のみのMLM466DZで販売します。

- MLM466DZ 本体のみ 希望小売価格104,700円(税抜)
製品仕様(従来モデル MLM460Dとの比較)
製品名 | MLM466D | MLM460D |
---|---|---|
外観 | ![]() |
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刈込幅 | 460mm | 460mm |
刈込高さ | 20~75mm(10段階) | 20~75mm(10段階) |
1充電作業量 | BL1860B×2:約960m2 | BL1860B×2:約800m2 |
バッテリ | 18V×2 | 18V×2 |
防水防じん | IPX4, APT | IPX4, APT |
重量 | 23kg | 25kg |
寸法 | 1,270~1,440× 535×915~1,110mm |
1,518× 532×879~1,138mm |
本体価格 | 104,700円(税抜) | 105,300円(税抜) |
販売年月 | 2025年05月 | 2019年 |
製品の特徴
「従来モデルから操作性を向上させたマイナーチェンジモデル」

MLM466Dは、18Vバッテリを2本搭載する18V×2=36Vシリーズの刈込み幅 460mm仕様の充電式芝刈機です。
2019年発売の刈込み幅460mmモデル MLM460Dのマイナーチェンジモデルで、刃物前方傾斜によるエネルギーロス軽減、回転の加速性アップによる始動時の作業性向上、電気ブレーキ搭載で操作荷重を約80%軽減などの新機能が追加され、従来モデル以上の使い勝手を実現した充電式芝刈り機となっています。
快適な操作性でパワフルに刈込みが可能。各種芝の手入れや緑地管理に最適です。

刃物前方傾斜でブレード後方での2度切りを防止

ブレードを傾斜させることで、後方での2度切りを防止。刈込み感の向上とエネルギーロスの軽減を実現します。
刃物回転の加速性をアップし素早く刈込

刃物回転の加速性をアップすることで始動時(手押し式)に素早く刈込みすることができます。
軽いスイッチレバー操作で操作荷重を軽減

ブレーキを機械式から電気式に変更、操作荷重が約80%軽減しました。(従来機比)
1充電あたりの作業量 約290坪

MLM460Dの作業面積 約243坪(約800m2)に比べ、約1.2倍の作業面積となる約290坪(約800m2)を実現。
※数値は参考値となり、バッテリの充電状態や作業条件により異なります。
刈高調整10段階

20〜75mmの範囲で10段階の高さ調節に対応。
マルチング可能

マルチングは雨粒が跳ねて葉に土壌中の病原菌が付着するのを防いだり、夏季には直射日光により茎部が蒸れるのを防ぎ、冬季には根部を保温し外気から守ることもできます。刈芝廃棄のためのコストやエネルギーも軽減され、環境にも優しい手法です。
バッテリ切れお知らせランプ

点滅:バッテリ容量20%以下
点灯:バッテリ容量0%
静音モード付

静音モード時、回転数2,500min-1(標準モード時3,300min-1)
音が気になる場所での作業に。
高剛性スチールデッキ

障害物・飛石による破損を防止し、デッキ内は洗浄可能。
※高圧洗浄機は使用不可
IPX4防水に適合
防水性能を備えたIPX4に適合。水や水滴の影響を受けにくく、悪条件下でも安心して使用できます。
実は約2年ぶりの18V×2シリーズ新製品
MLM466Dは、2019年に発売したMLM460Dのマイナーチェンジモデルですが、それ以上に18V×2シリーズの新型である点が注目される製品です。
実は、18V×2シリーズに関しては、これまで1年に数機種の新製品が発売していたものの、2023年の充電式運搬車 CU601シリーズから新製品の発売が無く、このまま18V×2シリーズは40Vmaxシリーズに継承されて新製品が出ることは無くなったのかとも囁かれていた状態でした。しかし、今回のMLM466Dの発売によって18V×2シリーズの開発も継続される可能性が高くなり、18Vユーザーとしては安心できるのではないかと思います。
さて、話は戻って今回のMLM466Dに関しては、基本スペックはMLM460Dと大きな違いはありませんが、刃物前方傾斜やブレード回転加速の上昇、電気ブレーキの荷重軽減などの機能追加に加えて、僅かな軽量化も図られており全体的には使いやすくなっているモデルと想定されます。
従来モデルのMLM460Dが処分価格で安くなりそうですが、性能や1充電当たり作業量ではMLM466Dが優れていることから、価格差次第ではあるもののMLM466Dを選んだ方が長い目で見て良さそうに見える仕様となっています。
個人的な願望としては、先日マキタブラジルで発表されたBL1890/BL18120の大型バッテリーの対応も想定した新製品となっていて欲しいのですが、奥行きはスペースがありそうですが横幅の余裕があるようには見えない為、横幅の少しひろいBL18120バッテリ対応となっているかは少し不安に感じています。

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