電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は、2021年1月から40Vmaxシリーズ新定番色オリーブカラーを展開する。
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マキタの新しい定番色「オリーブ」が登場
電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2021年1月から40Vmaxシリーズ新定番色オリーブカラーモデルを展開します。また、同時に40Vmax新製品のクリーナー・ラジオ・USBアダプタの3製品の発売も発表しました。
オリーブカラー対象のモデルは下記5品。
- インパクトドライバ TD001G
- クリーナー CL001G
- ラジオ MR005G
- ファン CF001G
- USBアダプタ ADP001G
オリーブカラーモデルは販売仕様の末に”O”が付く名称で販売されます。
40Vmaxのシリーズカラー化を狙うマキタ
今回のオリーブカラーのカタログには、オリーブカラーモデル”続々”登場と表記されています。
通常の新色展開や限定色展開の場合であれば、マキタ主力モデルの18Vバッテリーシリーズも含めてオリーブカラー展開が行われるはずですが、今回のオリーブカラー展開は40Vmaxシリーズのみに限定されています。
マキタは40Vmax戦略的に40Vmaxシリーズの新たなコンセプトカラーとしてオリーブカラーを定着させたいようです。特に、国内最大の競合先であるマルチボルトシリーズを有するHiKOKIのコーポレートカラーも緑色系なので、その辺りの36V電動工具の拡販戦略も強く意識しているように見えます。
オリーブカラー展開モデル
2021年1月の発表では、新製品3種を含む計5モデルのオリーブカラー展開が予定されています。
TD001G インパクトドライバ
マキタ40Vmaxシリーズのフラッグシップインパクトドライバ TD001Gのオリーブカラーモデルです。2021年1月時点で発売済み。インパクトドライバは既存の4色に加え計5色展開になります。
販売仕様は充電器付きのGRDX仕様とGZ仕様の2仕様で展開。
- TD001GRDXO
- TD001GZO
CL001G クリーナ
40Vmaxシリーズ初の充電式クリーナCL001Gです。2021年1月時点で発売未定。
外観は18VシリーズのCL280シリーズに近い製品ですが、40Vmaxバッテリーの高電圧仕様や他社の高い吸込仕事率への追従によって性能が向上しているモデルと推測されます。
ノズルヘッドの大型化が特徴でノズルのブラシ構造変更やヘッド摺動部分の耐久性向上、スタンドなしで直立する機能が加わったものと推測されます。
●2021年2月18日追記
ノズルヘッドはノズル可動部をスムーズに動かすためと吸引時の騒音低減のための大型化
MR005G ラジオ
40Vmaxシリーズ初の充電式ラジオMR005Gです。2021年1月時点で発売未定。
外観は18VシリーズのMR113に近い製品ですが、スピーカー部分の構造が異なり、動作電圧の向上によって大音量が出せる仕様になっているものと推測されます。(18Vモデルでも差し込みバッテリーで最大スピーカー出力が異なる)
ただし、ラジオは普段ACアダプタで使用するのが一般的で、ACアダプタの出力は高いものでも20Vが一般的な点を考慮するとそこまで大きなスピーカー出力の向上は期待できないかもしれません。
CF001G ファン
40VmaxシリーズのオリーブカラーモデルCF001Gです。マキタブルーカラー仕様は発売済み、オリーブカラー仕様は2021年1月時点で発売未定。
ADP001G USBアダプタ
40Vmaxシリーズ初のUSBアダプタADP001Gです。2021年1月時点で発売未定。
USB出力の仕様は不明。USB PD対応Type-Cコネクタの搭載を期待しますが、恐らくApple準拠2.4A×2出力と推測されます。