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2021年2月5日

Makita BL4050Fバッテリー、40Vmax-5.0Ahの高出力大容量バッテリーが登場

Makita BL4050Fバッテリー、40Vmax-5.0Ahの高出力大容量バッテリーが登場

電動工具を展開するMakita Corporationは、2021年1月に新型の40Vmaxバッテリー BL4050Fを発表した。40Vmaxシリーズ最大の5.0Ah仕様、最大出力は2kWに達する。販売地域は東南アジア・北米等で展開される。日本販売は未定。

※本記事の内容はMakita Vietnamの情報を元に構成し、国内販売に合わせて加筆修正しております。

マキタ史上最大の大容量バッテリーBL4050F

電動工具を展開するMakita Corporationは、2021年1月配布の40Vmaxグラインダ GA037G/GA038Gの製品カタログ上で40Vmaxの新型バッテリーBL4050Fを発表しました。

BL4050Fは、現在日本で販売されているBL4040よりも一回り大きい36V-5.0Ah(180Wh)仕様のバッテリーとなり、40Vmaxシリーズ最大容量の大型バッテリーです。

日本では2020年2月からマキタ取扱店で販売されます。

BL4050F製品仕様 (BL4040比較)

製品名 BL4050F BL4040
外観
バッテリー容量 5.0Ah(180Wh) 4.0Ah(144Wh)
最大出力 2,300W? 1,510W
セル構成 18650×20本? 21700×10本
重量 1.6~1.8kg? 0.8kg
寸法 125×85×80mm
定価 21,890円

製品の特徴「大型・超重量の5.0Ahバッテリー」

makita BL4050F

BL4050Fバッテリーの詳しい仕様は開示されていませんが、製品カタログに記載された内容から既存のBL4040バッテリーを超える大型サイズ仕様になっています。

製品画像から一回り以上大きいサイズであることがわかり、バッテリー重量もBL4040の約2倍近い重さになっています。

海外マキタが販売している一部の高出力製品は、BL4050Fバッテリーの使用が推奨されている製品もあり、BL4050Fは高出力仕様と推測されます。

サイズや重量、出力仕様からBL4050Fは、18650セルを20本搭載する10S2Pと考えられバッテリー構造的にはマキタ従来の36Vバッテリーと同じ構成と予想されます。

18V×2本シリーズ以前に展開していたマキタ36Vバッテリー BL3622。BL4050Fはセル構成的にこのバッテリーと同じ構成と予想され、当時より高出力・大容量セル搭載の点だけ異なる。

コンセプトは時代に逆行、現在のリチウムイオンバッテリーの限界

5.0Ahバッテリーの実現は2通りの方法があり、1つが21700サイズのセルを10S1P(10直列1並列)で構成する方法、もう1つが、今回のBL4050Fで採用されている18650サイズのセルを10S2P(10直列2並列)で構成する方法です。

Samsung SDI社製のINR21700-50Sが昨年から21700サイズの5.0Ahセルを販売していますが、電動工具市場では工機HD系列メーカーのHiKOKI BSL1850Cとmetabo LiHD 18V-10.0Ahしか採用実績がありません。

この傾向から、電動工具用の次世代セルと目されていた50Sセルは高出力電動工具に求められる出力性能をカバーできていない可能性が高く、今回のBL4050Fに関しても従来の18650セルの2並列構成にせざるを得なかったと予想されます。

18650セルを20本構成するバッテリーは、10年以上前から存在する36Vバッテリーシリーズと同じ構成です。個人的な意見としては、10S1Pバッテリーであることがマキタを40Vmaxシリーズの一つの正統性のように感じていましたが、今回のBL4050Fはある意味時代に逆行する悪い方向に裏切られてしまったと感じています。

ただし、この点にフォローを入れるなら電動工具用リチウムイオンバッテリーは2017年のマルチボルトバッテリーBSL36A18の販売時から大きな変化がなく、18650サイズで単セル2.5Ah、21700サイズで単セル4.0Ahの状態が長らく続いています。

リチウムイオンバッテリーに大きく依存しながらも、バッテリーセルの技術開発そのものに大きく干渉できない電動工具メーカー側の立場としては、高出力用途に舵を切った40Vmaxシリーズの展開に関して仕方がないと納得もできます。

この記事を書いた人

VOLTECHNO編集部
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