2018年2月、株式会社マキタから電動の鉄筋結束機 TR180Dが発売した。これまではMAXの鉄筋結束機 リバータイアシリーズが独占し、最近では2本のワイヤを使ったツインタイア機構を搭載した鉄筋結束機も発売し注目を集めていたが、今回マキタがMAXの鉄筋結束機の独占市場に割り込む形となった。
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マキタから電動の鉄筋結束機 TR180Dが発売
株式会社マキタは2018年2月に充電式鉄筋結束機 TR180Dを発売する。
今までの鉄筋結束機はマックスのリバータイアシリーズしかなく、リバータイアを使うためにMAXのバッテリーを一式そろえなければならなかったが、今回マキタからも鉄筋結束機が発売されるようになり、鉄筋カッタ・グラインダなどの鉄工工具も合わせて鉄筋工の方には選択肢が増えた形になる。
ハッカーと同じスピード・品質で結束できる鉄筋結束機
鉄筋と鉄筋が交差する部分を結束するには結束線とハッカーを使うが、素早く結束するには慣れが必要であり、鉄筋工の高齢化と労働者の人手不足が叫ばれている建築業では経験の浅い作業者でも同じペースの作業ができる鉄筋結束機が採用されている。
今まで、電動の鉄筋結束機はMAXのリバータイアシリーズしか展開されておらず、選択肢の幅が少なかったために購入を足踏みした方も多いだろう。
今回のマキタ鉄筋結束機は、18V6.0Aの大容量バッテリーに対応しており、1充電当たりの作業量も多くなるのが特徴だ。
また、マキタとしては初めての鉄筋結束機ではあるが、1結束当たりの作業スピードは約0.85秒以下と作業スピード的にもMAXの製品と引けを取らない性能を有している。
マキタのバッテリーで鉄筋結束作業もより便利に
マキタのウリと言えば、電動工具のラインナップとアフターサポートだ。
TR180Dは14.4Vと18Vの両方のバッテリーに対応しており、手持ちのマキタ電動工具があればバッテリーがそのまま使いまわせるのはマキタユーザーとしてはうれしい所だ。
マキタが展開する電動工具の中には、鉄筋カッタやグラインダなど鉄工工具もあるため、鉄筋工の職人などはマキタを選ぶ機会が多くなりそうだ。