Makita USA(北米マキタ)は、2024年1月に18V LXT Cordless 21-Degree Nailer Framing Nailerを発表した。ガスバネ方式の充電式フレーミングネイラでマキタ18Vバッテリーで動作する。日本地域での販売は未定。
記事内で紹介する製品は海外地域の情報を元に構成しており一部不正確な内容を含んでおります。また本製品の日本での正規販売は行われていません。マキタ日本法人及びマキタ取扱店へのお問い合わせはお控え下さい。
目次
Makita 18V LXT 21-Degree Nailer
Makita USA(北米マキタ)は、米国ロサンゼルスで開催されたWorld of Concrete 2024(日程:2024年1月22~25日)で18V LXT Cordless 21-Degree Nailer Framing Nailerを発表しました。
今回発表した18V LXT Cordless 21-Degree Nailer Framing Nailerは、マキタ初となる充電式フレーミング釘打ち機です。
打ち込み方式にはガスバネ式を採用しており、コンプレッサーやホース、ガスカートリッジなどが不要のコードレス釘打ち機としてフレーミングネイルを打ち込むことができます。
本機はWorld of Concrete 2024で展示された製品であり、今後の詳細な製品仕様や販売地域、価格等の情報は北米マキタ公式アナウンス待ちとなります。
日本発売は無し、輸入しても釘の問題があるので注意
マキタは過去の特許傾向から、フライホイール方式の電動釘打ち機を開発しているものと想定していましたが、近年はガスバネ式の特許出願を進めていたようで、今回の充電式フレーミングネイラはガスバネ式の電動釘打ち機となっています。
充電式フレーミングネイラに関しては、DeWALT、Milwaukee、SENCO(京セラ)、HiKOKIなど多くの電動工具ブランドが製品開発を行っており、マキタはその中での後発での参入ブランドとなります。
現状での充電式フレーミングネイラの市場観としては、コンプレッサを不要とする手軽さは認められるものの、バッテリ、モータ、ピストン等の部品による重さの取り回しの悪さで難があるもの、と評価されており、市場での普及度もそこそこ、と言った感じになっているようです。
このような市場の評価から、他社品を購入したイノベーターやアーリーアダプターを除いて、電動フレーミングネイラに対する保守的なユーザー層は相当残っていると考えられ「他社の充電式フレーミングネイラに飛びつかなかったマキタユーザー」を中心に普及すると予想される製品です。
現状、最後発の製品であるため、他社にはない技術的な利点に期待したいところではあるものの、他社の特許傾向やバッテリー技術の限界などもあることから、最も大きな利点は「マキタ18Vバッテリーが使える点」のみになってしまうかもしれません。
ちなみに、フレーミングネイラとは、北米などで躯体工事に使われるカテゴリの釘打ち機に分類されますが、日本には存在しないカテゴリの製品であり、本機も日本発売が行われない製品となります。仮に輸入したとしても、釘が日本国内で入手できず規格にも合わず、銃刀法的にも微妙な製品なので、日本での使用はできません。
参考記事
まとめ
Makita XNB04 18V LXT 21-Degree Nailer
VOLTECHNO製品評価 (4.5 / 5)
マキタ18Vフレーミングネイラ、日本非対応
- マキタ初の充電式フレーミングネイラ
- 日本非対応