インダストリアル機器・農業・食品包装機器を製造・販売するマックス株式会社(東京都中央区)は、2021年4月に充電式ハンディクリーナーの新製品 PJ-HC62を発売する。吸込み仕事率最大60W仕様で騒音値は70dB以下の静音性を実現、14.4Vと18Vバッテリーに両対応する。
目次
マックス 充電式ハンディクリーナー PJ-HC62
インダストリアル機器・農業・食品包装機器を製造・販売するマックス株式会社(東京都中央区)は、2021年4月に充電式ハンディクリーナー PJ-HC62を発売します。
PJ-HC62は、2017年に発売したPJ-HC61のマイナーチェンジモデルです。パワーをそのままに動作時の騒音を低減し、70dB以下の低騒音を実現しています。
集じん方式は紙パック式を採用。別売りのサイクロン式集塵ユニット AJ-CY62を搭載すれば微細な粉塵の吸込みにも対応します。
販売仕様は、本体のみのPJ-HC62で展開されます。
- PJ-HC62 本体のみ 希望小売価格15,200円(税抜)
PJ-HC62 製品仕様
製品名 | PJ-HC62 |
吸込仕事率 | 18V時:60W 14.4V時:30W |
集じん容量 | 紙パック:0.33ℓ ダストバッグ:0.50ℓ |
対応電圧 | 14.4V/18V |
重量 | 0.97kg(電池パック除く) |
寸法 | 970×121×139mm |
製品の特徴「70dB以下の低騒音値を達成」
PJ-HC62は、従来モデルのPJ-HC61の吸込み力をそのままに動作音を70dB以下まで低減しています。
ゴミ捨てがクリーンな紙パック方式を採用
ごみ捨て時に細かなゴミが飛散しないな紙パック方式を採用。
別売りアクセサリでサイクロン方式にも対応
PJ-HC62は、専用のサイクロン式集塵ユニット AJ-CY32(PJ-HC62専用品)を展開。
ラッチ機構で脱着がしやすくなり、ダストバッグ交換の手間も減るためランニングコストも低減できます。
マックスユーザー待望の新型クリーナーだが
PJ-HC61の低騒音化は悪くないコンセプトですが、充電式クリーナーに本腰を入れてしまったマキタ・HiKOKIの製品と比較すると若干見劣ってしまう製品です。
マックスバッテリーが使用できる点は魅力的ですが、性能的には2017年発売のPJ-HC61から大きな変化がなく、肝心の低騒音性能もマキタ最新の充電式クリーナー CL001Gと同等クラスと、後出しの製品でありながら目立つ点が無いのは残念な所です。
製品仕様的には京セラ DHC180L5と同等の使用であり、意匠も同一であることからOEM品と推測されます。
マックスの動向としては、国内覇者のマキタの展開力と開発ペースに追いつくことは不可能であり、既存のマックスユーザーを他社の逃がさないためのユーザー確保をコンセプトとした製品と言えるでしょう。
PJ-HC62まとめ
マックス 充電式ハンディクリーナー PJ-HC62
VOLTECHNO製品評価 (3.5 / 5)
マックスバッテリーシリーズ対応の充電式クリーナー。京セラOEM品
OEM元モデル | 京セラ DHC180L5 |
競合製品 | マキタ CL001G / CL280FDシリーズ HiKOKI R36DA |
- マックス充電式シリーズに対応
- 性能面で他社品に見劣り