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2021年10月17日

マキタ CL001G 充電式クリーナ、静音性と操作性が向上【製品レビュー】

マキタ CL001G 充電式クリーナ、静音性と操作性が向上【製品レビュー】

電動工具を製造・販売する株式会社マキタ(本社:愛知県安城市)は2021年2月に40Vmax 充電式クリーナ CL001Gを発売する。吸込仕事率は125Wを達成しながらも36Vクラス最高の静音性を実現、新型ノズルの採用によって滑るような操作性と吸引時の騒音を低減している。

マキタ 充電式クリーナ CL001G

電動工具を製造・販売する株式会社マキタは、2021年2月に40Vmax 充電式クリーナ CL001Gを発売する。

CL001Gは、吸込仕事率125Wの吸引力と静音性を両立した充電式クリーナ。新・流路構造と吸音スポンジ・エラストマによってパワフルモード動作時65dBのクラストップの低騒音を実現。新型ノズルはスムーズな動きを実現し、じゅうたん等の引っ掛かりを低減、ノズルから発生する風切り音も抑えている。

1充電当たりの使用量は、パワフルモード約16分・強モード約25分・標準モード約40分・エコモード80分。

  • CL001GRDCW(ホワイト) サイクロンアタッチメント・ノズル・充電器DC40RA・バッテリーBL4025付属 52,700円(税抜)
  • CL001GRDCO(オリーブ)サイクロンアタッチメント・ノズル・充電器DC40RA・バッテリーBL4025付属 52,700円(税抜)
  • CL001GZCW(ホワイト)サイクロンアタッチメント・ノズル付属 22,800円(税抜)
  • CL001GZCO(オリーブ)サイクロンアタッチメント・ノズル付属 22,800円(税抜)
  • CL001GRDW(ホワイト)充電器DC40RA・ノズル・バッテリーBL4025付属 49,700円(税抜)
  • CL001GRDO(オリーブ)充電器DC40RA・ノズル・バッテリーBL4025付属 49,700円(税抜)
  • CL001GZW(ホワイト)ノズル・本体のみ 52,700円(税抜)
  • CL001GZO(オリーブ)ノズル・本体のみ 52,700円(税抜)

CL001G製品仕様 (HiKOKI R36DA比較)

製品名 CL001G HiKOKI R36DA
外観  
吸込み仕事 パワフル:125W
   強:70W
  標準:45W
  エコ:20W
  強:155W
 標準:65W
 エコ:35W
最大締付トルク 730ml+400ml(サイクロンアダプタ) 560ml
塔載モータ ブラシレスモータ  
騒音値 65dB 72dB
1充電使用時間 パワフル:約16分
   強:約25分
  標準:約40分
  エコ:約80分
 強:約15分
標準:約30分
 弱:約60分
サイクロン対応 サイクロンアタッチメントで対応 (SC)仕様で対応
重量 1.6kg 1.6kg
寸法 116×241mm 127×237
定価 (NN) 23,200円 (NN) 25,800円
カラー展開 ホワイト・オリーブ ホワイト

製品の特徴「パワフルモードで低騒音65dB」

マキタCL001Gは、クラス最高の静音性を実現した充電式クリーナです。

新・流路構造の採用・吸音スポンジの搭載・エラストマによる低騒音構造によってパワフルモード時の騒音は65dBまで低減、エコモードでは54dBの低騒音を実現しています。

パワフルモード 吸込仕事率125Wを達成

40Vmax リチウムイオンバッテリと今回新たに採用したハイパワーブラシレスモータにより、従来機に比べ吸込仕事率が大幅に向上。

最も吸込み力が高いパワフルモード時では吸込仕事率125Wを実現。

滑るような操作性を実現する新ノズル

新型ノズルの採用により滑るような操作性を実現。ノズル可動部の中心を後ろタイヤ軸上に廃止、押さえ付ける力によるじゅうたん等への引っ掛かりを低減。

さらに、どの角度でもスムーズに風が流れ吸音時の騒音を低減。

4モード切替のワンタッチスイッチを搭載

使いやすくなったワンタッチスイッチを搭載。4モード切替ボタンと電源ボタンで直接吸込み力を切り替えられる簡単操作。

電源をOFFにしても前回のモードから再開できるモードメモリ機能も搭載。作業開始時におけるモード切替の手間を省きます。

今回はカタログ入手と共にCL001Gの実物も手配できたので、製品レビューに続きます。

CL001Gの使用感はどんな感じ?実物レビューや所感

CL001Gを実際に使ってみて最も違いを感じたのが、新ノズルの操作性です。

ノズルの引っ掛かりや横滑りの異音などが無くなっているため、快適に清掃できます。

動作音は全体的に音が抑えられ、本体内部に騒音を押し込めたような籠った動作音です。最も耳につく甲高い風切り音が無くなったので、騒音による不快感は大きく低減されています。

エコモード動作時は周囲で清掃していても不快感がなく、店舗や公共施設などの清掃作業にも使えそうなほどです。

バッテリーは高容量の40Vmaxバッテリーを採用しているので、標準モードで約40分間連続稼働できます。

より長い連続稼働時間が必要であれば、大型バッテリーのBL4040を装着すれば標準モードで約1時間、エコモードなら2時間の連続稼働にも対応します。

大きさとしてはサイクロンアタッチメントの大きさも相まった重量級のクリーナーなので、細かな所の清掃には少し不適かもしれません。この点については、取り回しよりも静音性・耐久性が必要な法人用途向きと言えます。

吸込み力についてですが、筆者の認識では、木くずや軽いゴミを吸い込む現場クリーナや家庭の2台目クリーナとしての用途なら50W前後の吸込仕事率もあればほとんどの用途で事足りると考えているため、CL001Gの実仕様上の清掃能力に不満も問題点などはないと評価します。

CL001Gの細かい部分を確認

ロックなしのホース・ノズルも装着可

CL280FDシリーズからロック付きのパイプになりましたが、ロックなしのパイプやノズルもそのまま装着できます。

ちなみに、逆の場合もロックをよけて装着すれば旧モデルのクリーナーにもロック付きのアクセサリを装着できます。

画像左のノズルは従来クリーナアクセサリのフロア・カーペット用ブラシノズル(A-59950)

黒ベースのサイクロンアタッチメントで中身が目立たなくなったのはgood

これまでのサイクロンアタッチメントは、マキタカラーを意識した青色でしたがCL001GのC仕様に付属するサイクロンアタッチメントはグレー調のケースに変わりました。

サイクロンアタッチメントの中に入ったゴミが目立たなくなり、人目に付く場所でも清掃作業もしやすいカラーリングになりました。

動作時の騒音と旧モデルとの音の比較

簡易的に動作音を測定すると従来モデル(CL140FD)比で10dB~16dB動作音が抑えられていることが確認できました。

ちなみに、以前のクリーナ分解でも解説していますが、外側から排気口にエアダスターなどで吹き込むと防音スポンジが剥がれて静音性が下がってしまうので注意です。

CL001Gの動作音は約80~82dB
CL140FDの動作音は88~92db

新型ノズルのスムーズな操作性は確かに良い、快適さが段違い

この新ノズルは従来のノズルと異なり、分離された2つの軸で先端が動くため、操作性が格段に向上しています。小回りが利くようになったので、グリップを持つ手のひねりに応じてスイスイと前に進んでくれます。

これまでは横に動かしたときにタイヤが横滑りしてスムーズに動かない時も多かったんですが、今回の新ノズルのスムーズさがCL001Gで最も注目する部分かもしれません。

ちなみに、当初は製品画像だけを見てスタンド機能やタービンブラシの搭載なども期待しましたが、実物はそこまで大きなノズルではありませんでした。

HEPAフィルターにも対応

別売りのHEPAフィルタを装着すれば0.3~1umの粉じんも99.97%捕集できます。ハウスダスト除去や石膏ボードの切断など細かな粉じんの清掃作業にも使用できます。

ちなみに写真はマキタ純正のA-68965ではなくHiKOKI 372726を装着しています。

ダストボックスの手入れ

CL001Gはカプセル式のダストボックスなので、蓋を開けて直接ゴミ箱に捨てる方式です。

サイクロンアタッチメントを使っていれば、ゴミの大半はサイクロン部分で分離されるので手を汚さずそのまま捨てられます。

カプセル部分のゴミ捨ては、カプセルを開けた時にフィルターに付着したゴミがホコリが飛散してしまうので、少し気を使ってゴミを捨てる必要があります。

サイクロンアタッチメントはカプセル内でゴミと分離されているので手が汚れにくい。
カプセル側はゴミが付着したフィルタが露出するのでゴミが飛散しやすい。

重量バランスは少し悪い

CL001Gで少し残念なのが、バッテリーが従来モデルより少しだけ後方に配置されていて重量バランスが悪くなっていることです。

これは大型バッテリーのBL4040に対応させるための構造で、その分の隙間を確保したためにこのような構造になったと考えられます。ほんのわずかの重量バランスの違いですが、慣れるまでは手が少し疲れてしまうかもしれません。

CL001G 外観ギャラリー

スイッチパネル部の拡大写真
LED消灯状態
LED点灯状態
本体底面の傷付け防止ゴム
バッテリターミナル正面
バッテリターミナル側面から
CL001G正面から
CL001G手持ち側
排気口
新ノズル・上面
新ノズル・裏面
サイクロンアタッチメントロック部
パイプロック部
CL001G付属のアタッチメントを従来モデルCL140FDに装着

清掃業・設備管理向けのプロ向けクリーナ

CL001Gはカタログ上で「静音性&操作性」を大見出しにしているため、業務として清掃を行うユーザーをターゲットにした製品と考えられます。本体のみ実勢価格が15,000~18,000円と高いので家庭用の手軽なクリーナとして使うには高価なクリーナです。

マキタのクリーナは、手軽に使えるハンディクリーナとして大きなシェアを獲得している製品ですが、ここ最近は廉価家電ブランドやプライベートブランドの参入が激化しており、純粋なスペックやコストパフォーマンスではマキタクリーナの優位性にも陰りが見え始めています。

今回発売されたCL001Gは、耐久性や静音性をアピールしており、設備管理や店舗清掃のような業務用途で静音性を求めるユーザーをメインターゲットに据えたプロユーザ向けのハンディクリーナと言えるでしょう。最近はコンビニエンスストアや公共設備のマキタクリーナ採用例も多いので、設備備品として法人向け購入に期待される製品です。

対抗となるクリーナーはHiKOKI R36DAです。こちらは2020年10月販売以降、業界トップの吸込仕事率155Wと2段サイクロン仕様のR36DA(SC)で人気を博している大ヒット商品です。

両社のクリーナーを比較するとCL001Gは大容量タンクと静音性に優れ、R36DAは吸込仕事率が高く2段サイクロンで排気が綺麗な特徴があり、マキタもHiKOKIも甲乙つけがたくどちらも優れたクリーナです。

筆者の主観でバッテリーシリーズのラインナップも含めてそれぞれ評価すると、おすすめできるユーザーの分類は下記のようになります。

製品の仕様的な優劣は小さいので、既にバッテリーを所持している場合であれば手持ちのバッテリーシリーズに適合するクリーナーを選ぶのがおすすめです。ただし、農業・園芸関係に関わるユーザーであれば園芸機器開発を進めているマキタ40VmaxのCL001G一択となるでしょう。

家庭用クリーナとしての評価なら、従来通り18Vモデルや10.8Vのクリーナシリーズに軍配が上がります。こちらは2台目クリーナとして十分な性能を持ち、マキタ18Vバッテリーシリーズは家庭やアウトドア向けの製品ラインナップも豊富なので、コストパフォーマンスや使い勝手を優先するならCL180FDシリーズやCL100シリーズを選択した方が良いでしょう。

CL001G まとめ

マキタ 充電式クリーナ CL001G

VOLTECHNO製品評価 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)

40Vmaxシリーズの充電式クリーナー、静音性と高い吸込み仕事率が特徴

18Vモデルマキタ CF280FDシリーズ
競合製品HiKOKI R36DA
良い点
  • 静音性に優れる
  • サイクロンアタッチメントで大容量
  • 新ノズルで操作性に優れる
悪い点
  • 重量バランスが若干悪い

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