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2022年6月6日

未来工業株式会社 MC-BA3 インパクトドライバ用全ねじカッタアタッチメントを発表

未来工業株式会社 MC-BA3 インパクトドライバ用全ねじカッタアタッチメントを発表

電気設備資材の製造販売を行う未来工業株式会社(本社:岐阜県安八郡輪之内町)は、2022年6月1~3日開催の第70回電設工業展(開催:東京ビッグサイト)上でインパクトドライバに装着して全ねじ切断を行うアクセサリ MC-BA3を展示した。発売は年内予定。

未来工業株式会社 全ねじカッタアタッチメント MC-BA3

電気設備資材の製造販売を行う未来工業株式会社は、インパクトドライバに装着して全ねじ切断を行う全ねじカッタアタッチメント MC-BA3を発売します。発売は年内予定。

MC-BA3は、インパクトドライバに装着して全ねじ切断を行えるようにする後付けのインパクトドライバ用アクセサリです。特定メーカーや機種に依存せず装着できるので、余ったインパクトドライバを有効活用できます。

対応切断ボルトはユニクロW3/8のみ対応し、ステンレス全ねじの切断には非対応です。

販売価格は2022年6月時点で未定、販売時期は2022年内を予定しています。

  • MC-BA3 オープン価格

MC-BA3製品仕様

製品名 MC-BA3
外観
切断可能サイズ W3/8
対応素材 ユニクロ
ソケット 6.35mm六角
対応工具 インパクトドライバ
重量 約2kg
寸法 228×278mm
本体価格 オープン価格
販売年月 2022年8月

製品の特徴
「インパクトドライバ後付けの全ねじカッタ」

MC-BA3は、六角6.35mmビットを備える全ねじボルト切断のアタッチメントアクセサリです。

インパクトドライバに装着すれば全ねじ切断が行えるようになるので、買い替えで余った充電式インパクトドライバを有効活用できます。

六角6.35mmソケットを搭載して、回り止めアームが装着できるグリップ径35mm以下なら全てのインパクトドライバに装着できます。

切断後の後処理が不要

MC-BA3は、切断面が綺麗なのでバリ取り不要でそのままナットを通せます。

アタッチメントは横方向の装着にも対応

MC-BA3は90度回して装着できるので、ボルトを横向きにした状態でも切断できます。

切断対応径はW3/8ボルトのみ、ステンレスは非対応

残念ながらMC-BA3はW3/8ボルトの切断にしか対応していません。

材質に関してもステンレスには非対応です。SS400やS200C等のユニクロに分類される鉄材料しか切断できません。

アイデアは良いが、価格次第の製品

一見すると余ったインパクトドライバを活かせそうなアクセサリですが、実際の作業においては制限も多い製品です。

対応する全ねじがユニクロW3/8ボルトだけであり、最小切断長さも20mmでは収まらない製品なので、コンセプトとしては手動のボルトカッターを置き換える製品であり、他社製の充電式の全ねじカッタと同じように使うことは難しいと言えます。

最大の課題は価格です。充電式全ねじカッタの本体のみ仕様の実売価格が4~5万円で販売されていることを考慮すると、今回のMC-BA3に関してはどんなに高くても実売価格2~3万円でなければ価格的なメリットは無さそうです。

この辺りは販売開始後の実売価格次第ですが、同じ未来工業製のインパクトケーブルカッタ MC-CA100が4~5万円で販売されていることを考えると、価格的な利点を見出すのは少し難しいかもしれません。

ちなみにドライバドリル装着に関しては、切断時の反動が大きくなるために非推奨とのことでした。

MC-BA3まとめ

未来工業株式会社 全ねじカッタアタッチメント MC-BA3

VOLTECHNO製品評価 未評価

インパクトドライバに装着する全ねじカッタアタッチメント

良い点
  • 既存のインパクトドライバを全ねじ切断に使える
悪い点
  • 切断径はW3/8のみ
  • ステンレス切断非対応

よく比較される工具

マキタ SC102D

2018年1月発売

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