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切断・切削工具の開発および製造・販売する株式会社モトユキ(本社:大阪府堺市)は、2021年10月7~9日開催のJAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2021のグローバルソーブース内でX-LOCK対応多羽根ディスク ガチフラXシリーズを展示した。
目次
X-LOCK多羽根ディスク ガチフラX
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切断・切削工具の開発および製造・販売する株式会社モトユキ(本社:大阪府堺市)は、2021年10月7~9日開催のJAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2021(会場:千葉県幕張メッセ)のグローバルソーブース内でX-LOCK対応多羽根ディスク ガチフラXシリーズ含む新製品を展示しました。
ガチフラXシリーズは、BOSCH・マキタ等のX-LOCKグラインダを販売する工具メーカー以外が取り扱うサードパーティーによる研削作業用の多羽根ディスクです。
外径寸法はΦ125mm、ジルコニアアルミナ砥材を採用し粒度#36, #60, #80, #120の4仕様で販売します。
製品の特徴「X-LOCK対応の多羽根ディスク」
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ガチフラXはX-LOCKグラインダに対応するフラップ(平面形状)多羽根ディスクです。
鋭いアルミナと強固なジルコニア砥粒を配合した研磨布紙を採用し高い研削力を長寿命を実現しているのが特徴です。ちなみにX-LOCK対応ディスクは標準のロックナット止めのグラインダにも装着可能です。
BOSCHも多羽根タイプのディスクを販売しており、ガチフラXとの大きな違いはありませんが、1枚当たりの販売価格だとガチフラXの方が少し安いので、研磨作業を多用する場合にはこちらがおすすめです。
「マキタは105mmのX-LOCKグラインダを出しているが105mm多羽根は展開しないのか?」と聞いたところ「100mmX-LOCKが普及していないのと、取り付け構造の都合上、研磨布紙の面積が少なくなってしまうため難しい」とのこと。
プロ用木工チップソー GTS-PW白虎
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こちらは木工用チップソー GTS-PWシリーズ白虎。マキタの鮫肌チップソーを発端とする漢字2文字のコーティングチップソーブームの流れに乗った製品です。2021年3月発売
台金のコーティングには竜巻加工と呼ばれる切粉の排出に有利な独自コーティングを搭載しています。
Φ165mmチップソーでは、刃数50P・刃厚1.5mm・すくい23°・傾き30°・ピッチを変えた刃を搭載しており、チップ仕様としてはマキタ鮫肌・HiKOKI黒鯱にも劣らない製品です。
価格としてはマキタ鮫肌以下・HiKOKI黒鯱以上の価格で販売しているようなので、チップソー買い替え時に一度試してみるのも良さそうです。
リノベーション用チップソー RVリノベソー
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モトユキブースの説明員イチオシのチップソーがリノベーション用チップソー RVリノベソーです。 2021年4月発売
このチップソーは、超微粒子超硬チップの採用によって石こうボード切断と木工切断を兼用できるのが特徴です。
石こうボードは脆くて割れやすいので切断しやすい材料に思ってしまいますが、材料としては石材なので木材と石こうボードでチップソーを使い分けるのが一般的です。金属・木材・FRP・石膏ボード等幅広い材料に対応する万能チップソーはあるものの、切断スピードの面では劣る欠点がありました。
リノベソーは一枚のチップソーで、木材、石膏ボード、キッチンパネル、床材、樹脂モールのような内装系材料を1枚のチップソーで対応できるので、リフォーム工事やそれに伴う解体等に活躍できるとのことです。
12枚入り切断砥石 ガチギレ
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こちらは1パック12枚入りの切断砥石 ガチギレ。Φ105mmとΦ125mmの2サイズと厚み0.8mmと1.0mmで計4仕様で展開しています。 2020年6月にバリエーション追加
パッケージからイロモノ臭がするものの、1パックで12枚入ってるのがなかなか好評とのこと。2枚多くてお得感があるのと、2/3/4/6等分で割り切れるので色々と使い勝手が良いそうです。
ダイヤモンドセーバーソーブレード バリギレ
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石材・鋳鉄管が切れるダイヤモンドブレード バリギレ GSS-D。こちらは2016年から販売されているものの、どの程度まで使えるのか聞いてみました。
ダグタイル鋳鉄管やモルタルライニング管の切断にも対応はできるものの、あくまでも切断環境に制限のある場所に使うもので、効率的に素早く切断するのは難しいようです。
火花を出してはいけない現場や切断場所が狭くてセーバーソーくらいしか使えない場合の切断に使用するもので、ダイヤモンド砥粒は熱に弱いので低速振幅で一気に切らないようにするのがポイントだそうです。
ちなみに「コレ、水掛けながら使ったらもっと早く切れますよね?」と聞いてみたら「確かに早くなりますけど工具側が防水じゃないので難しいですね(笑)」とのこと。