最近はさまざまなメーカーからロボット掃除機が登場しています。今回はそんな数あるロボット掃除機の中からスマートマッピング機能付き、自動ゴミ排出機能を搭載するロボット掃除機「Neabot NoMo N1」の製品レビューをお伝えします。
目次
Neabot NoMo ロボット掃除機
今回紹介するのは、Neabot社のロボット掃除機 NoMo N1 Plusです。
現在、ロボット掃除機はiRobot ルンバをはじめ各社からさまざまな製品が販売されていますが、今回紹介するNeabot NoMo N1 Plusはスマートセンシング・自動ゴミ吸引・スマホ連携機能、さらには水拭き機能まで備えながら、低価格でコストパフォーマンスに優れている多機能ロボット掃除機です。
ちなみに、Neabot NoMo N1は日本初販売時にMakuakeやKickstarterでクラウドファンディングが実施され、1,000万円を超える応援金額を達成した話題の大型プロジェクト製品にもなりました。
今回、製品レビュー用のサンプル品を提供頂いたので、ロボット掃除機 Neabot NoMo N1 Plusの使用感についてレビューしてみます。
Neabot NoMo N1 Plus製品仕様
製品名 | L8850 |
吸引力 | 静音:700Pa 通常:1,200Pa 強力:2,700Pa |
バッテリー容量 | 5,200mAh(14.4V) |
連続稼働時間 | 約120分 |
Wi-Fi周波数帯 | 2.4GHz |
音声アシスタントサポート | Google アシスタント/ Amazon Alexa |
本体ダストボックス容量 | 400mL |
ゴミ収集ボックス容量 | 2.8L |
本体重量 | 3.6kg |
ゴミ収集ボックス重量 | 3.6kg |
本体寸法 | 350×350×98mm |
ゴミ収ボックス寸法 | 225×225×340mm |
低価格ながらも自動ゴミ収集機能を搭載
Neabot NoMo N1 Plusはロボット掃除機として8万円を切るミドルハイクラスの価格帯でありながら、自動ゴミ収集機能やマッピング機能、無線LANによるスマホ連動機能などを備える多機能性能を備えたロボット掃除機です。
NoMoには回収したごみを吸い上げて収集してくれる機能があり、最大1か月分のゴミを収集できます。
アプリも多機能、スマートマッピング機能も良好
Neabot NoMoはスマホアプリと連携することで、より多彩な動作を行わせることができます。
代表的な機能としては、マッピングによるエリア判別機能やタイマー自動清掃機能などが使用できます。
数回清掃を行うと、自動で部屋のマッピングを行ってくれます。部屋ごとにエリアを分けて清掃する場所を切り替えたり、スケジュールを組んで自動清掃を行う部屋を指定できます。
清掃以外の機能では、ロボット掃除機本体から発せられる音声ガイドの言語切り替えや消耗財の交換時期を表示する機能などもあります。
もちろん、スマホアプリを使用しなくても付属のリモコンを使えば清掃を開始したり、吸引力の強さ調整など基本的な操作を行うことが出来ます。
スマートスピーカーと連携可能、ただしあまり使わないかも
Neabot NoMoは音声アシスタントとの連携機能も搭載しており、GoogleアシスタントやAmazon Alexaによる音声操作も行うことができます。
ただし、Neabotアプリのスケジューラ機能やエリア設定機能が優れているので、音声アシスタントを使う機会は少ないかもしれません。
走破性も高く、毛足の長いカーペットも清掃可能
カーペットの床を認識し、カーペットの繊維からペットの毛やその他の破片を取り除くための吸引力を自動的に高めるスマートカーペット機能と高さ2cmまでの敷居を楽に登れる走破性能を搭載しています。
筆者の自室は長毛のカーペットを敷いていて、先代のロボット掃除機Panasonic 初代RULOなどは良く止まってしまうことも多かったのですが、このNeabot NoMoは強力な走破性能を持ちガンガン進んでくれます。
ただし、これまで20回近く清掃を行っていますが、1度だけサイドブラシがラグに絡まって停止してしまったので、走破性能が高くても完璧に走破できるわけではない、という点に注意が必要です。
Neabot NoMo N1は14.4V – 5200mAhの大容量バッテリーを搭載し、1充電で約200m2の範囲の清掃を行うことが出来ます。
モッピングクロス装着で水ぶきにも対応
現行モデルのNeabot NoMo N1 Plusは標準付属の水タンクとモッピングクロス装着で水拭き清掃にも対応します。
水タンク内に水を入れて、マジックテープ式のモッピングクロス張り付けて本体に装着すれば自動でタンク装着を検知して水拭きモードに移行します。
モッピングクロスを装着している時は自動ゴミ収集は行いませんが、外したときにゴミ収集を行ってくれます。
肝心の水拭き性能ですが、簡易的なものでそこまで完璧なものではありません。
フローリングにこびり付いてしまった汚れなどを落とせるものではないので、日常で定期的に使用して汚れの付着を防止する、というのが主な使い方になるでしょう。
自動ゴミ収集機能があってもメンテナンスは必要
筆者は自動ゴミ吸引機能を搭載しているロボット掃除機を使うので「完全なメンテナンスフリーで使える」と思っていたのですが、意外と本体のメンテナンスなことに気づきました。
例えば、設置してしばらくは細かく清掃の様子を見ていたんですが、しばらく経って慣れてしまい一週間も放置していると、針金や綿棒などゴミ吸引できない大きなゴミが絡まっていたことに気づきました。
メインローラーだけではなく、ダストボックスも定期的な清掃が必要です。
フィルターなどは目詰まりしてしまうと吸引能力が落ちてしまうので、取り外して隙間に挟まったゴミを除去しましょう。
生活のクオリティを手軽にアップできる新定番の掃除機
他社品をロボット掃除機の単純な性能比較では、シェアトップのiRobot ルンバや汚れセンサを搭載するPanasonic RULO(ルーロ)など性能で優位なロボット掃除機もあります。その中のNeabot NoMoの立ち位置は機能面のコストパフォーマンスに優れているロボット掃除機となっているのが特徴です。
筆者がこれまで使っていたロボット掃除機はPanasonic RULOの初代モデルですが、単純な清掃性能で言えば汚れセンサーを搭載しランダム走行していたRULOの方が綺麗に掃除できます。ただし、清掃時間は毎回30~40分ほどかかり、カーペット上の走破性能も高くは無かったので途中で停止することもありました。
今回のNeabot NoMoは、清掃性能はそこそこで不満もない程度ですが、マッピング機能による効率的な清掃動作、長毛カーペットをものともしない走破性能、そして自動ゴミ回収を含め、清掃能力以外全ての面で使い勝手に優れているバランスの良い製品となっています。
自動ゴミ吸引機能を持つロボット掃除機で最大の競合となるのはルンバi3ですが、Neabot NoMoのコストパフォーマンスが圧倒的なので、どちらを選ぶか悩んでしまうところです。
残念な点と言えば、アプリの日本語翻訳が少し難解で理解しにくいところです。アプリ連携を行うためにはNeabotのアカウント登録が必要ですが、その時の日本語表示にも少し誤りがあるため、手間取ってしまうかもしれません。
日本市場でのNeabot NoMoのサポート・消耗品販売はGenhighが行っています。バックスの交換用ゴミパックのほか、サイドブラシやメインブラシの消耗品別売も行われているため、長期的にも問題なく使い続けることができそうです。
Neabot NoMo N1 Plusまとめ
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