電動工具ブランド「RYOBI」を展開する京セラインダストリアルツールズは、2019年11月に充電式クリーナー『BHC-180L5』を販売する。BHC-180L5は18Vバッテリーの充電式クリーナー。吸込仕事率は90Wと業界トップクラスの吸引力を実現している。吸引力が持続する新設計のサイクロンユニットも標準付属しているため、ダストバックの目詰まりによる吸引力の低下を抑えられるのが特徴。
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吸込仕事率は業界トップ、『90W』の圧倒的パワー
電動工具ブランド「RYOBI」を展開する京セラインダストリアルツールズは、2019年11月に充電式クリーナー『BHC-180L5』を販売します。
BHC-180L5は業界トップクラスの吸込仕事率「90W」を実現し、他社製のハンディークリーナーを含めても高い吸込仕事率を搭載しているクリーナーです。
ブラシレスモーター採用で性能は大きく向上
BHC-180L5は電動工具メーカーの販売するハンディクリーナーとしては非常に高性能な「ブラシレスモーター」を搭載しています。
ブラシレスモーターの搭載により従来機よりも効率のよい動作が可能になり、吸込み仕事率90Wの強モードであっても約20分の連続使用が可能になっています。
従来のクリーナーはブラシが付いた安価なケースモーターを搭載しているため、ブラシの摩耗で使用できなくなる欠点があります。ブラシレスモーターであれば寿命も長く、異物の内部侵入にも強いので、長期的に運用するなら価格差はほとんどなくなるものと考えられます。
サイクロン式ユニットを標準付属
BHC-180L5は標準付属品として「サイクロン式ユニット」が搭載されています。
サイクロン式ユニットの装着で、微細なゴミが多い環境でもダストパックの目詰まりによる吸引力の低下を抑えられるので常に変わらない吸引力が実現されています。また、ごみをユニット内で分離する事で排気もクリーンになります。
清掃業務向けで効率の良いハイパワーモデル
もともと、電動工具メーカーの販売するハンディクリーナーは、大工が作業後の掃除に使用している製品でした。しかし、この製品は吸込仕事率を上げてブラシレスモーターを搭載する事で、清掃業務をメインに行う公共交通機関や商業施設での運用にも耐えうるモデルになっています。
従来のモデルと比べると高い価格帯での販売となっており、大工や現場などで使用するの場合にはコストが悪い製品となっていますが、プロ向けの清掃道具として考えるならこのコストパフォーマンスは優秀な製品と言えるでしょう。
近年は、駅やビルの清掃などでマキタのハンディクリーナーを見る機械も増えましたが、RYOBIのこのBHC-180L5は性能においてマキタのクリーナーとも正面から張り合えるスペックとなっています。今後、新たな販路に攻め込みつつある京セラインダストリアルツールズの動向に注目です。