トルク管理機器の開発・製造・販売するTONE株式会社(本社:大阪市浪速区)は、2023年12月にマルチボルトバッテリー36V動作のコードレスナットランナー CNRSシリーズの販売を開始する。高トルク型で最大10,000N・mの締付け作業に対応する。
目次
TONE コードレスナットランナー CNRSシリーズ
トルク管理機器の開発・製造・販売を行うTONE株式会社は、コードレスナットランナー CNRSシリーズを発売します。
CNRSシリーズは、HiKOKIマルチボルトバッテリーに対応する36V動作の充電式のナットランナーです。延長コードや多作業機器による電圧降下の影響を受けにくく、電源コードを気にすることなく快適な作業を可能にします。
今回発売したCNRSシリーズは、2022年に発売したCNR/CNBシリーズを高トルク型にしたモデルとなり、最大10,000N・mまでの締付け作業に対応します。
製品ラインナップは最大締結トルクに応じた1,800N・mから10,000N・mまでの4種類を展開します。
- CNRS180 常用最大トルク 1,800N・mモデル
- CNRS400 常用最大トルク 4,000N・mモデル
- CNRS600 常用最大トルク 6,000N・mモデル
- CNRS1000 常用最大トルク 10,000N・mモデル
CNRSシリーズ製品仕様
製品名 | CNRS180 | CNRS400 | CNRS600 | CNRS1000 |
---|---|---|---|---|
外観 | – | – | ||
対応ソケット | 25.4sq | 38.1sq | SPS60 | SPS100 |
常用最大トルク | 1,800N・m | 4,000N・m | 6,000N・m | 10,000N・m |
トルク制御範囲 | 700~1,800min-1 | 1,600~4,000min-1 | 2,400~6,000min-1 | 4,000~10,000min-1 |
繰返締付制度 | ±5% | ±5% | ±5% | ±5% |
無負荷回転数 | 6min-1 | 3min-1 | 1.8min-1 | 0.8min-1 |
バッテリー | マルチボルト36V | |||
重量 | 8.3kg | 10.6kg | 14.1kg | 18.0kg |
販売年月 | 2023年12月 |
製品の特徴
「HiKOKIマルチボルト対応の高トルク型ナットランナー」
TONEのコードレスナットランナーCNRSシリーズは、HiKOKIのマルチボルトアライアンスに参画によるマルチボルトバッテリーの装着に対応する充電式工具です。
コードレスモデルながら、最上位モデルのCNRS1000では最大締結トルク10,000N・mを実現しており、太いボルトも締結時にもAC電源環境に左右されない安定した作業を実現します。
CNRS180/CNRS400はインパクトソケットに対応
CNRS180/CNRS400は先端ソケットにインパクトレンチと同じスクエアソケットを採用しています。
CNRS180は8NVソケット(25.4sq)に対応、CNRS400は12ADソケット(38.1sq)に対応します。
締め付け判定・異常検出機能を搭載
目視でわかりやすい安全作業をサポートする本体側面の表示ランプで、締付以上やレンチ故障をお知らせします
まとめ
TONE コードレスナットランナー CNRSシリーズ
VOLTECHNO製品評価 (4.5 / 5)
マルチボルトアライアンスの高トルク型コードレスナットランナー
- 高トルク型のナットランナー
- 最大10,000N・mのボルト締結に対応
- 本体のみ販売はなし
CNRS180 (1,800N・mモデル)
CNRS400 (4,000N・mモデル)
CNRS600 (6,000N・mモデル)
CNRS1000 (10,000N・mモデル)
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2022年5月発売