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アングルインパクトとは、狭い所のビス・ボルト止めに使う工具
アングルインパクトとは、狭い部分のビス・ボルト止めや設備架台の施工に使用するインパクトドライバーです。
ヘッド部が短く、狭いところでもネジ締め作業ができるため、壁際の締付作業や閉所・低い部分のボルト止め作業などに活用できるインパクトドライバです。車のエンジン整備や工場設備の保全など通常のインパクトドライバが入らない作業ではアングルインパクトが必須となる場合もあります。
アングルインパクトは、足元のボルト止めなどにも適している形状なので太陽光パネルを設置する架台の施工作業などにも最適です。手首の曲げを減らし腱鞘炎を防ぐ効果もあります。
通常のインパクトドライバと異なり、締付トルクは50N・m前後と低いのでM8までのボルトの締結に使用するのが一般的です。
アングルインパクトの選び方・カタログスペックの見方
アングルインパクトは先端形状が最も重要な製品です。ヘッド高さが小さいほど狭いところに入り込めて、センタハイトが小さいほど壁際に寄せて作業を行えます。
実際の作業に合わせて「どれだけ狭いところに入れなくてはいけないのか」「どれだけ壁際に寄せなければいけないのか」などを確認しながら選ぶのがおすすめです。
アングルインパクトおすすめ製品
マキタ TL061D
マキタの定番アングルインパクトがTL061DZです。
アングルインパクトとして特筆すべき点はなく、マキタ唯一の18Vアングルです
センタハイト | 18mm | ヘッド高さ | 53mm |
最大締付トルク | 60N・m | バッテリー | 18V |
回転数 | 0~2,000min-1 | ||
全長 | 361mm | 重量 | 1.7kg |
HiKOKI WH18DYA
HiKOKIはアングルインパクトをコーナインパクトと呼んでいます。
HiKOKIのコーナインパクトは長らく14.4VモデルのWH14DCLしか販売していませんでしたが、2020年に入りようやく18Vモデルが発売されました。
センタハイト | 16.5mm | ヘッド高さ | 53mm |
最大締付トルク | 50N・m | バッテリー | 18V |
回転数 | 0~2,000min-1 | ||
全長 | 361mm | 重量 | 1.8kg |
マキタ TL064D
マキタの軽量軽量アングルインパクトがTL064Dです。
10.8Vシリーズバッテリー対応により、本体重量は1.2kgに軽量化され取り回しに優れています。本体重量にこだわりたい方にはおすすめのアングルインパクトです。
センタハイト | 16.5mm | ヘッド高さ | 53mm |
最大締付トルク | 50N・m | バッテリー | スライド10.8V |
回転数 | 0~2,000min-1 | ||
全長 | 361mm | 重量 | 1.2kg |
SK11 SAID108V-15RLS
マキタ・HiKOKIどちらのバッテリーも持っていない方のおすすめアングルインパクトがSK11 SAID108V-15RLSです。
バッテリー付きで15,000円以下とコストパフォーマンスが高く、締付トルク・回転数も他社相当と使い勝手に優れています。
センタハイト | – | ヘッド高さ | – |
最大締付トルク | 60N・m | バッテリー | 10.8V |
回転数 | 0~2,300min-1 | ||
全長 | 265mm | 重量 | 1.0kg |
アネックス L型アダプター スーパーショートタイプ
通常のインパクトに装着してアングルインパクトのように使えるアクセサリです。
「現場でアングルインパクトが必要だけど、わざわざ新しく購入するのも」なんて方にオススメです。耐久力に不安のある方は剛短タイプ AKL-571や強靭タイプ AKL-600もあります。
センタハイト | 12mm | ヘッド高さ | 38mm |
最大締付トルク | 60N・m | バッテリー | – |
回転数 | – | ||
全長 | – | 重量 | – |