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2021年3月27日

ピンセットの選び方、電子工作に使う精密ピンセットおすすめ4選

ピンセットの選び方、電子工作に使う精密ピンセットおすすめ4選

電子工作のはんだ付け作業を行うとき様々な道具がありますが、その中でもピンセットの重要さは見逃されがちです。今回は電子工作に使うピンセットの種類と選び方を紹介します。

電子工作にはピンセットがあると便利

様々なピンセット

ピンセットと言えばプラモデルやメイクなど様々な用途に使われるものですが、電子工作においてピンセットはあると便利な道具一つです。

ピンセットはユニバーサル基板の配線に使用したり、はんだ付けの時に電子部品を素手で抑える代わりにしたりと、はんだ作業の安全性と作業性を大きく向上させてくれます。

表面実装部品(SMD)にはピンセットが必須

電子工作ピンセット

通常のはんだ作業の場合は「あれば便利」程度のピンセットですが、表面実装の電子部品をはんだ付けする作業ではピンセットがほぼ必須となります。

表面実装の場合は部品が非常に小さいため、ピンセットによる部品の位置決めを行わなければ、はんだ付けを行うことができません。そのため、表面実装に使うピンセットは精度が高く、非磁性、薄型のピンセットが必要になります。

どんなピンセットを選べばいいか

電子工作で使うピンセットは用途に応じて適切なものを選ぶといいでしょう。

ユニバーサル基板やアキシャル部品のはんだ付けを行う作業だけであれば、普通の一般的な形状のピンセットが使いやすいと考えられます。しかし、表面実装部品を取り扱う場合には先端薄型の精密ピンセット、部品の固定には逆作用ピンセットと、必要に応じて適切なピンセットを選ぶことが大事です。

電子工作に使うピンセットの代表的なメーカーには『HOZAN』や『大洋電器産業』『ENGINEER』などがあります。

また、100円ショップや中国製の安いピンセットなどもありますが、先端の精度が悪かったりピンセット左右のばねの力がズレて精度が悪かったりするピンセットも多いので、安価なピンセットは電子工作にあまり向きません。

表面実装部品を扱うなら非磁性ピンセットを選ぼう

磁石

電子工作で使うピンセットを使う場合『非磁性』のピンセットがおすすめです。なぜ非磁性のピンセットをおすすめするかと言うと、はんだ作業時のトラブルをできるだけ減らすためです。

電子部品は小さくて軽く、磁石に影響される部品も多いためため、ピンセットに帯びた少しの磁力でも部品がくっ付いて位置ずれを起こす可能性があります。また、ICなどは磁力を嫌うので極力磁化されたものを近づけないほうがいいでしょう。

安価なピンセットの場合、SUS400番台のステンレスが使われています。このステンレスは硬度と強度が高く低価格なのが特徴ですが、一方で磁化しやすいという特徴を持ちます。

非磁性と呼ばれるピンセットは主にSUS300番台のステンレスで作られています。ただし、SUS300も完全な非磁性ではなく、僅かに磁気を帯びるため注意しましょう。

チタンピンセットは何に使う?

非磁性ピンセットの中には完全非磁性と呼ばれるチタンでできたピンセットもあります。

チタン及びチタン合金は磁性を帯びないので、1016サイズなど僅かな磁化でも動いてしまうような小さい電子部品の実装や磁界下でのピンセット作業などでも安定した状態で使用できます。

ただし、電子工作の用途では完全非磁性までは必要ないことが多いので、ピンセットの磁性が不安な場合には、ステンレスSUS316Lなどの非磁性ピンセットを選ぶといいでしょう。

ピンセットの種類

ピンセットは形状や材質などさまざまなものがあり、それぞれの作業に適したピンセットがあります。

形状の違いだと通常の直線型のピンセットや先の細い精密ピンセット、先曲がりピンセットなどの種類があり、材質ではステンレスが一般的ですが他にも完全非磁性のチタンや、熱伝導率が低いセラミックなどの種類があります。

スタンダード形状ピンセット

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一般的なピンセットと言えば直線型のピンセットです。この形状のピンセットは幅広い作業に使うことができ、安価な価格のものも多いので消耗品と割り切れば一番手軽に使えるピンセットです。

おすすめなのはHOZANの板厚2.0mmの強力型ピンセットです。このピンセットは強くつまんでもしなりにくく耐久性にも優れているため、多少荒く使っても長い間使用することができます。着磁するので小さな表面実装部品には向きませんが、配線の抑えや重い部品の持ち上げなど汎用的に使えるので1本な必須のピンセットです。

逆作用ピンセット

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少し特殊な形状をしているのが逆作用ピンセットです。

逆作用ピンセットとは握ると開く構造になっている構造のピンセットを指します。通常のピンセットが握ると閉じる構造をしているので逆に作用していることになります。

逆作用ピンセットは握らなくても部品をつまむことができるので一時的な部品の保持や、放熱クリップの代わりなどに使用することができます。

構造が複雑なピンセットなので、価格は通常のピンセットよりも高くなります。

先曲がりピンセット

先端が湾曲形状になっているのが先曲がりピンセットです。

入り組んだところや真上からからピンセットを差し込めない狭いところなどで活躍します。おすすめはしませんが接着剤やシリコンで固着したコネクタの取り外しも、てこの原理で外すこともできます。

プラスチックピンセット

ボタン電池を挟んだり、ESD対策が必要な環境で使うのがプラスチックピンセットです。コンデンサに電荷が残留しているかわからないときや、磁気を嫌うICなどを取り扱うときにもプラスチックピンセットを使います。

プラスチックピンセットと言ってもピンセット全体がプラスチックでできているわけではなく、チップと呼ばれる樹脂でできた先端を交換する方式のピンセットを指します。

この記事を書いた人

VOLTECHNO編集部
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