USBコネクタって裏表がわからなくなることおおいですよね。一回挿して入らなくて裏返してまた入らなくてもう一回裏返してやっと入るみたいなことも多いかと思います。
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実はUSBの取り付け方向はだいたい決まっています
裏表がわからなくなると評判のUSB端子ですが、実はUSB機器を作る場合では業界の常識と言うか初めからそうなっているというか、USB機器には取り付け方向の暗黙のルールがあるのです。
このルールさえ頭に入れておけば、USBジャックが見えていなくても裏表を間違える可能性がグッと減ります。
USBジャックは接点が下をむくようについている
写真のように、USBジャックはほとんどのUSB機器で接点が下を向くように設計されています。なぜ接点が下を向いているかというと、ホコリや異物での接触不良を起こしにくくするためにこのような位置関係になっています。
例えば、ノートパソコンなんかは間違いなく接点が下を向くようにUSBジャックがついています。
次はAUKEYの5ポートUSB充電器。これは横置きすることも多いので位置関係は微妙ですが、ロゴマークの方向的にはやはり接点が下を向くように設計されています。
あとはマザーボード。これも縦置きすることが多いですが、横置きする場合は基板側が下になるのでUSBジャックも接点側が上になります。
ただし例外もあります
ただし、これはあくまでもUSBジャックを取り付けるときの設計としての暗黙のルールであって、100%確実な方法ではなかったりします。
まとめ
この考え方を知っていれば見えないUSBコネクタを差し込むときでも「あれ?どっちが挿し込む方向かな…」と迷うことが少なくなります。
最近は裏表のないUSBコネクタやUSB TypeCなどが広まりつつありますが、まだまだ通常のUSBは使われ続けるでしょうから覚えておいて損はないと思います。
この記事はUSBコネクタを挿し込むときの考え方ではありますが、回路設計者の方などが初めてUSBジャックの実装する場合などにおいても頭の片隅に覚えておくといいでしょう。